このゆびと~まれ!

「日々の暮らしの中から感動や発見を伝えたい」

間違っている日本の教育

2021年05月31日 | 政治・経済
そもそも、今の日本における大学教育は、アングロ・サクソンの理屈を直輸入して成り立っており、それを学んだ者が優秀だとされています。中には、学生に純粋なアングロ・サクソンの流儀を植え付けることを目標にし、自慢している大学があるほどです。しかし、アングロ・サクソンの経済書をいくら読んだところで世界のほんとうの姿は見えてきません。世界経済がアングロ・サクソンの理屈だけで成り立っているのなら、せいぜいありが . . . 本文を読む
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五郎丸に見る日本人の強さ

2021年05月30日 | 政治・経済
2015年にイングランドで開催された「ラクビ―ワールドカップ2015」で、日本チームは予選プールで3勝を挙げ、世界中から称賛されました。特に人気となったのはフルバックの五郎丸歩選手でしたが、私は彼の表情に日本人の心を感じましたね。いよいよキックしようというとき、間を通さなければならない二本のポールを睨(にら)んでいる彼の顔は怖い。緊張を高めている顔です。そしてお祈りをするかのように指を組み、だんだ . . . 本文を読む
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千代は情報を絶えず提供した

2021年05月29日 | 歴史
「今の時代に生きる武士には、やはり情報を集めることが大切だ。それをどう分析し判断するかも大事だ」という思いがあった。その意味で一豊は、「おれほど情報をゆたかに持っている者はいない」という自信がある。それは、今、大坂にいる千代が例によってせっせと手紙をよこすからだ。決して、「あなたを愛しています」とか、「ダレダレの奥様がどうなさいました」というようなきまり文句は書いてこない。必ず、「近ごろの大坂の状 . . . 本文を読む
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関ケ原の合戦を勝利に導いた千代の手紙

2021年05月28日 | 歴史
関ケ原の合戦は、「徳川家康軍対石田三成軍の戦い」ではない。正確にいえばあくまでも、「豊臣軍対豊臣軍の合戦」である。豊臣秀頼が、もしどちらかの味方をすれば、そっちに軍配が上がる。つまり、秀頼を擁したほうが官軍であり、これに背く者は賊軍になるからだ。徳川家康とその同盟軍は上杉景勝討伐のため遠征し、下野(栃木県)小山まで進んだ。このとき家康の足を止め、上方へUターンさせるような事件が起こった。その事件と . . . 本文を読む
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合戦の悲惨さを秀長によって鎮められた

2021年05月27日 | 歴史
「人間とは哀しいものだ」といった。そして、「人の心にはオニとホトケとが同居している。時にオニとなり、ホトケとなる。しかし、オニの所業を行わなければホトケは救ってはくれぬ。辛いところだなあ、一豊よ」 そういってチラリと一豊を見た。秀長はおそらく近くから煩悩(ぼんのう)している一豊の気持を付度していたのだろう。そういわれて、一豊は思わずハッとした。秀長を見返した。秀長は温かい情を眼の底にたた . . . 本文を読む
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