(アメリカが「強腰」になれない事情とは)元オバマ大統領も、最初は「チェインジ!」と言って登場したのですが、結局のところ、「チェインジ!」と同じようなこと(政権交代)を唱えていた鳩山元首相に似ていました。やはり、基本的に似たような思想を持っていれば、遅い早いの違いはあっても、似たようなところに引っ張っていかれるのではないでしょうか。当時、アメリカでは80万人の公務員が自宅待機の状態にあったわけです。 . . . 本文を読む
仕事というものは面白いものだ。苦難困難と立ち向かっているときは、何でこんな苦しい目に遭(あ)うのかと、ぼやきたくなることもある。しかし、知恵と勇気と努力で、見事やり遂げると、その満足感は格別だ。山登りで見晴らしの良い峠に出て、心地よい涼風に頬(ほお)を吹かれているような気持になる。仕事で脳漿(のうしょう)を絞り、汗を流したことのない人間には、この幸福感が与えられることはないのだ。努力の対価は、確か . . . 本文を読む
人生に失敗はつきものだ。失敗の功徳(くどく)を肯定(こうてい)し過ぎてはいけないが、人間の成長にとって、失敗も貴重な機会ではあるだろう。失敗を節目としてさらに伸びていけるかどうか、そこに人間の真価が現れてくる。あまり早々と自分を見限り、ふてくされて、世をすねて生きるものは、それだけの人間だ。結局は、失敗を自分のせいにはしたくない気持ちで、漂流(ひょうりゅう)しているのだ。人が慰(なぐさ)めてくれて . . . 本文を読む
人の素質を見極めるのは、とても難しい仕事だ。一生かかっても、黒帯を手にすることは稀(まれ)だ。ある種の昆虫や魚が周りの環境に合わせて、色彩や姿かたちを変えるように、人間も上司や同僚、部下に対しては、姿を変える。異性に対しては化(ば)けても見せる。夫婦、親子でさえ、真実の姿を見抜くのは、難しい。しかし、それでも、人材の適否(てきひ)は見極めていかねばならない。出発点には大差はなくとも、人間、数年数十 . . . 本文を読む
努力主義はなかなか見上げたものである。汗水たらして、コツコツ働くのは立派だ。だが、成果を求める、という心がなければ、その人は人の上に立てないし、また、立つべきでもない。一方、人間関係だけをよくしようと、潤滑油になるべく、気配りにこれ勤めている人もいる。組織においては大切な人ではあるが、こういう人が早く出世し過ぎる会社は危ない。もはや、成長期を過ぎたと判断されるからである。成果を求めなければ、やはり . . . 本文を読む