(私はセルフ・ヘルプの精神を片時も忘れたことはない)自分としては、自助努力の精神、セルフ・ヘルプの精神を、学問を志した十歳の時から、本格的な学問に打ち込んだ二十歳のころ、そして現在に至るまでの四十年以上、片時も忘れたことはありません。「天は自ら助くる者を助く」という気持ちを忘れたことはないのです。みなさんも、陰日向なく努力している人を見たら、協力したり応援したりしたくなるでしょう。ところが、怠けた . . . 本文を読む
(学問によって「別の人間」になれる)ただ、それは十八歳や十九歳のころの選別にすぎないので、人生のやり直しはまだいくらでもききます。人生の途中から発奮して、違う道に入ることは、もちろん可能です。例えば、高校時代は英語が苦手だったため、英語関係以外の仕事に就いた人が、その後、「やはり外国に行って仕事をしてみたい」と思うようになり、一念発起して、三十歳、四十歳から英語の勉強を始めたとしても、成功のチャン . . . 本文を読む
(勉強が得意かどうかで、向いている職業が違う)学校についても、技術を身につけるための専門学校に行く人もいれば、短期大学に行く人もいますし、四年制大学に行く人もいます。また、それぞれの大学で入学試験の難易度が違います。そういうものによって、人間にどのような違いが出てくるかというと、結論を言えば、基本的に、「四年制大学の難しいところに行けば行くほど、抽象的な、ものの考え方ができるようになる」ということ . . . 本文を読む
(得意科目を見れば職業適性が分かる)特に、若い人の場合、いちばんの悩みは、やはり将来の職業に関することでしょう。学校の勉強をしているさなかにおいても、「自分は、どんな職業で成功するか。どのように将来を設計していくか」という、将来の職業設計で悩んでいる人は多いだろうと思います。さらに、「今、学校でしている勉強は、直接、職業にはつながらない。英語、数学、理科、社会、現代国語、古文など、いろいろと勉強さ . . . 本文を読む
(「意志の力」と「習慣の力」で勉強と運動の両立を)年を取りたくなければ、定期的に体を鍛えることが大事ですが、勉強と運動を両立させながら続けていくことは、大変な意志力を必要とします。その意味で、これは、三番目に挙げた「精神力を鍛える」ということにもつながっていきます。たいていの場合、勉強をしている人は運動ができなくなり、運動をしている人は勉強ができなくなる傾向があります。そして、両方をやろうとすると . . . 本文を読む