奇跡の武将、戦の申し子、神仏の加護を一身に受けた男・・・・・こんな称賛の言葉が次々に浮かんでくる強運の持ち主。生涯に五十七度戦場に臨むも、かすり傷一つも負ったことがなかった。その強運の武将とは徳川家康の重臣、本多平八郎忠勝(ただかつ)である。忠勝は酒井忠次、榊原康政、井伊直政と並ぶ徳川四天王の一人。四人はいずれも千軍万馬往来の勇士として聞こえていた。なかでも忠勝は、戦場では常に抜群の働きをする勇猛 . . . 本文を読む
(ハリウッドのセクハラ問題に見る「責任の範囲」と「自分の分限」)最近では、ハリウッドでもセクハラ問題等がたくさん出てきていますが、なかなか厳しい問題はあると思います。要するに、女優が複数いて、どの女優を登用すればよいかが分からない場合、監督(かんとく)やプロデューサーあたりが誘(さそ)って、「ちゃんとついてくるかどうか」という“踏み絵”を踏ませるのでしょう。ただ、「ついてき . . . 本文を読む
(貴乃花親方の行動は「大人」だったのか)少し前にモンゴル出身の横綱(よこづな)による暴行事件があり、日本相撲(すもう)協会の臨時評議会で貴乃花(たかのはな)親方が理事を解任されました。貴乃花部屋の力士が暴行を受けたため、彼は警察に届け出をしたわけですが、「相撲協会への報告を怠(おこた)った」ということで紛糾(ふんきゅう)し、結局、貴乃花親方は理事を解任されたのです。これはどういうことでしょうか。要 . . . 本文を読む
(大人としての「信用」は、どうしたら出てくるか)結局、実績相応に「判断権」や「責任能力」は出てくるので、そのあたりは客観的に自己認識をしておいたほうがいいし、他人に対してもそういう目で見たほうがいいでしょう。つまり、「この人に、この仕事を任せていいかどうか」というようなところです。会社の中枢(ちゅうすう)部のほうから、「彼がいるところで何か会社に危険が及ぶようなことがあったら、必ず言ってくるだろう . . . 本文を読む
(責任感のある人を育てるには)・「中間報告」や「相談」があったかどうかがポイントただし、無制限にポンッと置いたらいいというわけではなくて、失敗しそうなところについては、釘を刺しておくなり、限度を教えておくなりしてください。「あなたが判断できる限度はこのくらいまでですよ」ということを言っておかなければいけません。たとえ人事局であっても、「いくらでも採用してよい」などということはないでしょう。当然なが . . . 本文を読む