このゆびと~まれ!

「日々の暮らしの中から感動や発見を伝えたい」

民主主義の源流(後編)

2018年11月29日 | 政治・経済
歴史を振り返ってみるならば、たとえば二千年前のイスラエルでイエスの説いた教えにも、民主主義の萌芽(ほうが)がきちんと入っています。イエスの説いた教えのなかに、「人間は神の子である」という思想が入っています。   「この世的な貴賤(きせん)、この世的に評価されているかどうかにかかわりなく、人びとはすべて、神の子として素晴らしい魂を持っており、その魂において平等なのである。人が義とせらる . . . 本文を読む
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民主主義の源流(前編)

2018年11月28日 | 政治・経済
では、これから来る時代、この日本を中心とする新しい時代に必要とされる考え方は、いったい何でしょうか。その時代原理を知りたいと思うならば、今までの数十年において、みなさんが是(よ)しとし、価値あるものとしてきた原理を、もう一度、疑うべきなのです。みなさんが無前提によきものとして受け入れた原理、教育を受けてきた原理こそを、もう一度、疑うところに、新時代の芽は生まれてくるのです。   たと . . . 本文を読む
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新時代への胎動(黎明の時代)

2018年11月27日 | 政治・経済
みなさんは「時代」が見えるでしょうか。二十世紀末にはいろいろなことが言われました。これから「平和と安定の時代」が来るのか、それとも「戦乱の時代」が来るのか、未来社会を見る目は大きく二つに分かれました。そして、そのどちらにも確たる証拠はなく、さまざまな議論が横行しました。   しかし、「湾岸戦争以来、世界の情勢は、決して平和と安定の時代には向かっていない」と私には思えるのです。 &n . . . 本文を読む
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日本とイギリスの艦隊に撃滅されたドイツ海洋艦隊

2018年11月26日 | 政治・経済
1911年7月1日、ドイツは帝国の権益を守るためとして、砲艦パンター号をフランス領モロッコのアガディールに派遣した。ヨーロッパ諸国に緊張が走り、チャーチルは、イギリスは万が一に臨む覚悟と準備が必要だと感じた。   彼は海軍大臣に就くと、ただちに行動した。実地に知識を得るために海軍省のヨットに乗り込んで約8ヶ月にわたって海上で過ごし、海軍の施設や造船所を視察して、重要な軍艦には全部乗り . . . 本文を読む
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ドイツとの早期直接対決を主張したチャーチルの「遠隔封鎖」

2018年11月25日 | 政治・経済
第一次世界大戦後も第二次世界大戦後も、ドイツ皇帝はドイツをヨーロッパ第一の強大国に、しかも海軍大国にする夢を捨てなかった。   イギリスはそれに対抗するか、あるいは当分は相互抑制でゆくか(ネイビーホリデーの提案)と国論が分かれたが、チャーチルはあくまでも早期直接対決が有利と主張した。   その方法は遠隔封鎖で、①英国の地中海艦隊は廃止した、②戦艦も長距離封鎖に向いている . . . 本文を読む
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