(愛の力)愛とは私が知るかぎり、この地上で知るかぎり、最大の力を持っております。なぜならば、愛の力とは、結びつける力だからです。―――人間は一人になってみてはじめて、自分が身勝手であったこと、我がままであったことに、気づくものだ。人を愛しているつもりで、その人を縛(しば)りつけたり、自分の劣等感をぶつけたりしている。なかでも、いちばん悲しいのは、顔を好きなことを愛していると思い込んでいる人だ。顔の . . . 本文を読む
さて、「自己中」の探究だ。しかし、サンプルはあなたのまわりにわんさかいることだろう。いや、あなた自身が自己中人間かも知れない。宗教にとって、自己中人間との戦いは、魂の主戦場でもある。簡単に言えば、自己中人間の魂は、地獄界に集結している。一方、現状界には自分自身の自己中と戦い、人への愛、利他に目覚めた人が、数多くいる。努力して自己中心的である考えを改め、人のことを思いやり、多くの人のために尽くす人生 . . . 本文を読む
人は、他者への愛は、教わらなければ分からない。けれども、自己愛だけは、教わらなくても自然に芽生えてくる。誰にとっても、自分ほど大切なものはない。誰にとっても、自分ほどかわいいものはない。それが出発点であることは、赤ちゃんをみればすぐに分かる。いつもいつも、母親の愛や、父親の愛、家族の愛を求めている。まだ小さくてかわいいので、大人たちは、優しく受けとめようとする。だから、ほんの数秒捨て置かれるだけで . . . 本文を読む
(中国の「一帯一路」に対抗する構想)長い周期で見ると、災いはいろいろな時代にたくさん来ています。「その災いのときに、どう考えるか」という考え方が、とても大事だと思うのです。すべてにおいて弱気にならないでください。何十年かおきぐらいには、いろいろな震災が定期的に来ますけれども、一つには、やはり、人間が傲慢(ごうまん)になるのを防いでいる面はあると思います。驕(おご)り高ぶり、自惚(うぬぼ)れていると . . . 本文を読む
(原発の危険性を軽減する日本の技術者の勘)北海道では、原子力発電(北海道電力泊(とまり)原子力発電所)のところが止まっていて、そこが問題のある部分だろうと思います。東日本大震災があったので、感情的に言えば、「原発などなしで、クリーンなエネルギーでやりたい」と言いたくなるのは分かります。ドイツでは脱原発政策で原発を22年末までに停止するため、国を挙げて「省エネ、省エネ」でやっています。風力発電はあり . . . 本文を読む