橘湾岸スーパーマラニック

（紅葉の奥に平成新山・・・この坂を登ってすぐ近くに映画「幻の邪馬台国」のロケ地があった・・・）

　ここ２週間、公私ともに忙しく、毎日４時間程度の睡眠時間しか確保できていない。だからこそ、休日は睡眠時間を十二分にとりたい！って思っても、人間とは不思議なもので、４時間睡眠が板に付いてしまったカラダは休日も４時間で覚醒してしまう・・・逆にコレがウルトラには向いているのだ、とわかった。規則正し過ぎる生活をしている人（毎日同じ時間に眠る人）は、定時に眠くなる・・・これが夜通しのウルトラには大敵なのだ。

　結論：不規則な生活形態がもたらした勝利！とは過言だが・・・（ちなみに前日は午前１時就寝。当日の大会は同じく午前１時スタート。）ウルトラは、長い距離だけに、あまり神経質にならない方が良いようだ。時間にカンケーなく、眠りたい時に眠る。

　結局、昨年同様、午前１時のレイトスタート。ちなみに、この最終組は１００ｋｍサブ１０（１０時間切り）クラス、フルマラソンで言うとサブ３（２時間代の完走）なのでエリート市民ランナーの集団なのであります！そんなところに何で私がいるのか？というと、一番後ろからマイペースで行って先にスタートしたランナーをどんどん抜いていく快感を味わう・・・といういやらしい作戦・・・なのでした。というか、主催者から「あんたは後半速い（私に言わせれば、前半とばしすぎた人々が後半落ちてきただけ。私は私のペースで最初っから最後まで同じペース。これが一番疲れない走り方・・・）のだから、最後にスタートしてくれ。」と言われ、去年からレイトスタートしている。当然、スタート直後からずーっとビリっけつなのだが・・・途中、３０ｋｍ過ぎてから１時間前にスタートした組に追いついていくのは、なかなかの快感である！

　結局、ゴールまでに２０数人を追い抜いた。時間にして１４時間２０分。今にして思えば１４時間切りたかったが・・・理由の一つは「手厚いエイド」にある。その一端を紹介すると・・・中華がゆに杏仁豆腐、具雑煮、ざる豆腐、寒いので「そうめん」を即席みそ汁に投入したもの・・・など、一つのエイドに全て出てくるわけではないが、それぞれに趣向を凝らしていて有りがたい。そして隠れ武器：ビール！「今回は、あなたの為に３種類用意いたしました。」ナンテ言われて、ざる豆腐をつまみに３５０ｍｌ缶を開ける・・・

　そんなこんなで通常の大会より余計に時間がかかるのだろう・・・コースの難易度は・・・橘湾岸＝玄海１００キロ＞阿蘇カルデラ・・・と私は思っている。この２つの起伏あるコースから見れば、阿蘇はフツーの大会に見えてくる・・・