オリンピック人気にはかないません。(先日の視聴率ならぬアクセス件数は一昨日より持ち直した?)
せっかくですから、話題をオリンピックの話題にしたいと思います。柔道女子、快挙・・・!!
さて、問題です。今や、あらゆる競技がオリンピック種目になりましたが、いまだにオリンピック種目になっていないメジャーな競技があります。なんだと思いますか??日本古来からある競技です。相撲??残念、ブー。
答えは空手でした。なぜか??理由は流派が多すぎてルールが統一できないからです。私も10年ちょっと空手をやっていましたが、ある試合では、相手に当てないとポイントとしてとってくれません。また、ある試合に出ると、相手に当てて反則負けしてしまいます。これではルールが統一できません。
じゃあ、対人戦ではない、型で勝負・・・と思いますが、こちらも、流派によって型が違うので、それこそ、体操やシンクロのように技術点、芸術点などに分けるのが大変、審判の皆さんも何を基準に点数つけてよいのかわからない状態になってしまうと思います。流派によっては、極真のようにほとんど型のない流派もありますから・・・
なぜ、このようになったのか?それは、空手のルーツにあります。空手は沖縄が発祥の地と思われがちですが、確かに日本で発展していったのは沖縄ですし、現在も沖縄では空手が盛んです。
「空手」と書きますが、「唐手」とも書くように、従来は唐の国、要するに古代の中国が発祥の地です。広い中国大陸で馬にまたがる北方騎馬民族は、馬に乗りながら戦うので、どっしりと重心が下にある型が多くなり、南方漁労民族は、狭い船の上で戦うため、自然と立ち方も足幅が狭くなる・・・
これらの中国古来の型を日本では船越先生が総集され、型によって流派がわかれていった・・・と半分うろ覚えではありますが、言われております。
オリンピックに匹敵する世界大会に出場したことのある選手と一緒に練習しつつ、地味でキツイその練習を見ながら、「こんなにキツイ思いをしているのに、オリンピックにならないなんて・・・」と不甲斐ない気持ちを抱いたものでした。その選手が、こそっと私に教えてくれました。「全日本の合宿よりも、ここの合宿の方が、ずっとキツイ。」その一言に大いなる自信を抱いた20代後半の私でした・・・