へんないきもの日記

今日も等身大で…生きてます😁

天孫降臨の地へ!

2020-05-30 05:38:56 | 旅とランニング

【ひらりへ...母より】
 ひらりへ
 出かけてくるから(2日ほど)、心配しないで。
 ご飯とお水は、多めに置いて行きます。
 食べ過ぎ&飲み過ぎに注意して、イイコでお留守番していてね♥
                         母より



【2県またいでの移動...】
 昨日のブログでお伝えしたように、私は50日間の巣ごもり生活に終止符を打ち、天孫降臨の地・高千穂峰へ。

 って書くと...
 「緊急事態宣言が解除されたからって、軽はずみな行動取ってんじゃねぇーよ」
 と自粛警察の皆さんにお叱りを受けそうだが... 😁

 単なる遊びではありません。
 仕事です。
 依頼された案件...
 というよりは、近い将来に向けたプロジェクトの中で、私はその基軸となる?ストーリーを創作する、というポジション...

 その為には、実際に物語の舞台となる現地を見に行きましょう〜!
 というコトで、この日は午前6時過ぎには家の前にお迎えが...

 そして、自宅を出て6時間後には天孫降臨の地・高千穂峰の頂上に♪


 自粛生活から、いきなりの2県またいでの移動に、カラダが現代社会のスピードに付いていかない?😅
 自粛生活は、私からあらゆるモノへの抗体力を奪って行った...そんな気がした。


【ミヤマキリシマに出迎えられて♥】 
 高速道路の移動と、降りてからのクネクネ道で正直、現地に到着した時は、グッタリした私が居た←この私でもグッタリするコトはあるのよ〜ん😁


 麓の神社にお参りし...
 いざ、登山道へ


 左手に、その昔、熊本てれっとの元気なオジサン達と登った韓国岳が見える。
 その手前は近年の噴火で現在は立入禁止となっている。
 その証拠に...
 いま登っているこの峰も...
 かつての爆発噴火の跡が見られる。

 熊本から宮崎、鹿児島一体の山々は、古来から爆発噴火を繰り返し、その噴火の跡がカルデラ湖になり、火山灰が平地に降り注いでシラス台地を造り上げた。



 そんな厳しい自然の中で、この時期にしか咲かないミヤマキリシマが咲いていた♥

 荒れ地に咲く、キレイなピンク色の花々...
 ツツジと違って花は小ぶりだけど、山桜のように荒々しい周囲の光景に包まれて、健気にかりんに咲くその姿が、見る者の心を魅了するのだろう。





 斜面にポコポコと咲いているのを見ると、スキー場の上級コースのコブを思い出した(笑)


【ノーマライゼーションという考え方】
 今回の同行者はこのお二人...

 プロジェクトを提案されたMさんと、その息子さん。
 

 夜は3人で地元の食材を囲みながら、今回のプロジェクトの根幹となる、ノーマライゼーションについて話し合った。

 Mさん自身、知的障害の息子さんを抱えながら、ノーマライゼーションを目指して行きたい、つまりは障害のある者も、障害の無い者と同じ社会で、同じステージに立ってそれぞれの役割を果たして行ける、そんな世界を目指している。

 そのスタートアップとなるのが、今回のプロジェクトだ。←少なくとも私は、そう認識している。


 その前に、私自身に、知的障害者に対する偏見は無かっただろうか?
 専門学校の帰りに乗る夕方の電車に、施設帰りと思われる父子が乗ってきた。
 息子さんは知的障害者で、「○○ちゃん、スゴーイ」「次は○○、○○でーす」というコトバを吊り革につかまる人が居るくらい込み入った電車の中で発する。
 
 突然の奇声に最初はビックリした。
 その甲高い声は、仕事帰りで疲れた人の耳には、かなり耳障りなモノに響くコトだろう...

 途中で降りる父は、息子の手を引きながら、何度も周囲の人に「スミマセン、スミマセン」
 と謝っていた...


 でも、今思うと、このお父さんが謝るのもおかしな話だ。
 というか、謝る理由なんて無い。
 謝る理由があるとすれば...ソレは世間一般の「働いて仕事で疲れてグッタリして帰宅ナウ」の立場の人から見た目線の場合...である。

 事実、当の本人は、本人にとっては当たり前、のコトをしているだけで...ナニも周りの乗客に不機嫌な思いをさせてやろう、なんてコレっぽっちも思っていない。
 その証拠に、降りる時は、周りに「ありがとうございました」と言って、にこやかに降りていく。
 「スミマセン、スミマセン」とひたすら謝る父親とは対象的だ。

 別に謝らなくたってイイんだヨ、「ありがとうございました」の声を聞いてにこやかに送り出してあげられる...そんな成熟した?社会であって欲しいですね。


 昨夜は、知的障害者の特性を聞いて...
 実は自分と共通点がある、というコトを思い知らされた。

 彼らの考え方では「ゼロか100か」で、途中は無い。
 白か黒か、でグレーゾーンは存在しない。

 実にストレートだ。
 実は、この私も...
 グレーゾーンは存在する、そう認めつつも、心の奥底では認めたくない😁
 特に日本社会の特性として...
 歯に衣着せたような?物言いというか、あえて含みをもたせる、グレーゾーンを作る文化に苦痛を感じてもいる。

 今回のコロナのように、先が見えない状態、というのは最も私をイライラさせる。

 ゼロか100か?
 白か黒か?
 どっちなんだー!

 グレーです。
 って、そんなモン、私には存在しないんだよ!

 でも、この私は...
 一社会人として、グレーゾーンの存在を認め、グレーゾーンと共に生きていかないとイケナイコトを知っている。

 目下の私の課題は...
 この、グレーゾーンとの闘いである(笑)


 さて、今日は...
 現地のコーディネーターとして、新たに女性が加わり、都城市を中心に色々と見て回る予定です。


 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする