【いまだ原因がハッキリしない中...】
首里城火災から一週間、いまだ原因がハッキリしない?⬅電気系統と言われていますが
そんな中、各地で募金活動だけは進んでいる。
さすが、世界遺産🎵
だけど、この現象に対してSNS上で危惧する声も...
本来なら、「原因を究明」して、復興に向けたプロセスを確立し、そこからかかる予算を割り出し、募金をするのが筋ではないのか?
焼失からすぐに、募金をするのは、本当に再建に使われルのか?
ましてや個人が募るのは、それこそ詐欺の可能性があるのでは?
などと囁かれている。
確かに、私もそうだけど、「なんとかしなきゃ❗」と、はやる心を抑えられない。
沖縄に住む者、県出身者、沖縄ファンなら皆、そうだろう。
しっかりした公的機関等が窓口となって募金活動が行われるのは結構なコトだが、肝心の原因究明のほうは、思うように進んでいない?ようである。
さすがに今回の件に関しては、関係者から「想定外」というコトバは聞かれなかったけど...
【「想定外」、の"想定"とは?】
最近、大きな事故や災害が起きる度に、よく耳にするコトバ、「想定外」(^_^)
そもそも、想定外とはどういうコトなのだろうか?
自衛隊の場合で言うと...
ちなみに皆さん、誤解をされているようなので(^_^)
自衛隊の本来任務は、他国からの侵略に対して我が国を守るコト🎵
決して災害派遣が主たる任務ではありません(^_^)⬅最近、あまりに全国各地で災害が多く、自衛隊の活躍ぶりが目立っておりますが...
どなたか偉い方が申しておりましたね。過去に...
我々自衛隊が表に出るようなコトがあってはならない。我々は日の目を見ない、縁の下の力持ちに徹しているコトが、我が国の幸せである...みたいなコトを。
そんな一触即発、危機一髪的な事態での行動を余儀なくされる自衛隊では、平素から起こりうる全ての事態を「想定」し、それら一つ一つに処置対策を施し、実際にそれが可能か?検証する。
実際に...とは言えど、再現が難しい場合は、机上でシミュレーションする。
そうやって毎年毎年、何度も何度も検証を繰り返す。
たまに公道で薄汚れた自衛隊のトラックを見かけるのは、演習場で検証を終えた帰り、と思っていただくとよい。
演習から戻ったら、整備は下っぱに任せて、幹部は延々と検証を繰り返す。
計画策定者が"血祭り"にあげられる時だ。
計画通りに進めて、その結果が悪ければ訓練担当者は血祭りにあげられる。
まあ、人の命が、さらには国家の存続がかかっているから仕方がない、と言えば仕方がないのだが...
私が最後に勤務した部署はエグかった。
血祭りにあげられた訓練担当者は、半年近く、統合失調症で休職した。
それくらい、「想定」に対する思い入れ?いや、接し方は"真剣勝負"なのだ。
だからこそ、最近、災害がある度によく耳にする「想定の範囲外」でした...
というコトバは聞きたくない。
そんな、軽々しく言うな、言い訳するな❗と(^_^)
【コレからは"想定外"が当たり前の時代に...】
なぜ、想定外を言い訳にしてはいけないのか?というと...
わかりやすい例として、港の防波堤を考えてみよう。
例えば、14メートルの高さの津波に耐えうる防波堤があったとしよう。
そこへ16メートルの津波がやって来た。
当然、津波は防波堤を容易に乗り越え、港町を飲み込んでしまう...
コレに対して、港湾関係者は、防波堤を築いた者は、「想定の範囲外」の津波が来た❗
と言う。
完全に言い訳である。責任は、築いたこの私にあるのではなく、自然にあります。全ての責任は、自然のなせるワザです。と言っているようなモノである(^_^)
では、25メートルの防波堤を築けばいいのか?(^_^)
なんだか人と自然とのイタチごっこではないか?(^_^)
大事なのは...【原因を究明するコト】
コレ無くしては始まらない。
道に迷ったら、そのままドンドン先へと進むのではなく、何処で迷ったのか?
迷った場所まで戻らないといけない。そのまま進んでは、最悪、遭難する。
最近、なぜ、こうも大規模災害が起きるのか?
一つは地球温暖化の影響が大いにあるだろう。
しかし、それだけではない。
我が国のライフラインを支える構造物は、ほとんどが高度経済成長時代に創られた。
つまり、私とほとんど変わらない年齢なのである。
そう、大きな橋や道路、建築物は半世紀以上が経過している...
いつ崩壊してもおかしくはない状況にあるのである。
【想定外に強くなるには?】
個人の生活においても、しかり。
人の人生そのものが「想定外」と認識した方がイイ(^_^)
では、想定外に強くなるにはどうすればイイのだろう?
日頃から、あらゆる事態を想定し、それらに対して処置対策をこうじておくコト🎵
それでも、想定外は起きる。
起きた時は、一瞬にして今までの計画をクリアにし、アタマの中を完全にクリアにする必要がある。
そうしてクリアにしたアタマで、目の前の事象を素直に受け入れる。
そして、ナニが最善か?必死で考える。
実は、想定外について鍛えられたのは自衛隊ではない。
今、まさに私は「想定外」と戦っている(^_^)
行くまで誰が来るのか、何人来るのかわからないクラスやサークル(^_^)、来ていきなり、ハイ、澤田先生、○○を○年生に教えて🎵
と言われるフリースクール(^_^)
え?ムリムリ...
と言っている間もなく5分後に迫った授業に向けて、"全力で最善を尽くす"
う~む、自衛隊に居た時より、鍛えられるなあ~(笑)