【特攻最前線...】
昨日は太刀洗平和記念館へ...
本当は終戦記念日の15日にいきたかったんだけど、台風10号による雨がひどくて昨日になった。
実はこの記念館、筑前町立...
町立にしては大層立派🎵
館内は零戦以外は撮影禁止...
実はこの零戦、サイパンで錆び錆びになった状態で元米海軍兵が所有していたものを日本が交渉して譲り受けた。
当時、サイパンから持ち出しは法的に厳しく、かなりの年月を費やして、最終的に日本に、福岡に戻ってきた。
こうしてキレイに着色され、当時のままに修復&保存されているのは全国的にも珍しい。
コックピットも覗ける。
とても狭い。
というか、零戦じたい、とても小さい。
対するB-29は、コレの数倍だ。
というコトが、天井から吊り下げられたB-29を型どった実物大のオブジェでわかる。
ココの目玉は、零戦と約15分の太刀洗飛行場の映画だ。
当時を生きたひい祖母さんが幼いひ孫と共に、昔、飛行場があった跡地を、そして飛行場があったが為に、米軍の標的にされ、空爆で逃げ惑う小学生が犠牲になった現場を訪れる...という物語構成になっている。
もちろん、空爆で罪もない小学生が亡くなったのは実話で、終業式の最中、空襲警報が鳴り、外に出て走って逃げたところ、足の速い高学年の生徒は先に森へたどり着いた。
が、足の遅い低学年の生徒や体力の無い生徒は、逃げる途中だった。
そこへB-29の編隊が鉛筆の芯のような爆弾を森へバラバラと投下した。
皮肉にも、足が速くて先に森へ逃げおおせた高学年の生徒たちが爆死し、低学年の生徒が生き残った...
というコトを当時、低学年だった男性が証言していた。
【いまの日本は本当にシアワセなのか?】
あれから74年がたった。
当時、亡くなった方々が、今の日本を見たら、きっとビックリするに違いない。
焼け野原からの復興ぶりに...
だけど、ココへ来るまでの電車の中の人々の虚ろな眼差しを見ると...
シアワセって、ナニ?
という素朴なギモンが浮かんでくる。
昨日はお盆、というより金曜日で、人によっては平日の出勤日で、私が太刀洗へ向かう途中に乗った電車は、まばらではあるが、通勤客の姿も見られた。
朝からエナジードリンク片手に乗り込む人...
ガサゴソと音をさせてお菓子のような包みを開いて食べる女性...
ひょっとしてソレが朝ごはん?
経済的には74年前と比べて、比較にならないくらいに豊かになったハズなのに...
時間的なゆとりと一緒にナニかを忘れてきた...そんな感じがした。
なんて言うのかな?
日本全体が"燃え付き症候群"になっているような...
来年2020年はオリンピックがある。
でも、コレが終わると、さらにこの燃え付き症候群的な状態が、日本全体にジワジワと広がって行く...そんな気がした(^_^)
いつまでも人の流れに沿って、安心&安定に依存せず、しっかりと自分の脚で立とう🎵
という気持ちを新たにした(^ー^)💖