【ただ今、地獄の一丁目?】
ナンダカ日本円の価値が…
ドンドン下がってる?🙄
コロナで経済的ダメージ食らった小規模個人事業主?のワタシは…
現在、地獄の一丁目?
この先、まだまだ底があるワケ??😅
いやあ〜、たまりませんな😅
現在、暑いコトもあって…
昼メシ抜きで、なんとか一日2食で"節約"に努めています😅
一日2食、というのは…
来たるべき?食糧危機?に備えて…
という意味でもあるのですが🙄
【ベイビーブローカーを観に】
昨日は1日で映画が安くなるので観て来ました👍
幕あいのプシュー😁
おっと…
幕あいは飲食禁止?
待てねーよ😅
とフライング😁
実質、この日のランチはビールで終わる😅
で、この映画なんですけど…
是枝監督の書いたシナリオでキャストは韓国人、撮影も韓国で…
「万引家族」「パラサイト〜半地下の住人」の伏線を辿る作品←だとワタシは捉えている🙄
韓国の国民的歌手イ・ジウが主人公の女性を演じているのも、注目すべき点👍
冒頭、大雨の中、坂を登って一人の女性がズブ濡れのまま教会に向かう。
この教会に設置された赤ちゃんポストの前に、服の下からタオルにくるんだ赤ん坊を差し出す…
と、そのまま地面に置いて立ち去っていく…
「相棒」のように、車内で張り込みしていた女性警官二人のうちのリーダーが…
「捨てるなら産むな」ボソリと言って…
地面に置き去りにされた赤ん坊を拾い上げて、ポストの蓋を開け、中へ入れる。
中では、当直の職員が受け取る。
彼はブローカーだ。
証拠の映像を消し、赤ん坊を連れて、仲間の元へ…
翌朝、捨てたハズの赤ん坊を探しに、女性が教会を訪れる。
このまま警察に行かれてはマズイ🙄
というコトで、自分たちがブローカーであるコトを明かし…
そこから、赤ん坊の買い手を探す、道中5人の奇妙な旅が始まる…
【伏線の回収】
当初はカネ目当てだったブローカーたち。
一方で、ブローカーを追い、殺人事件の犯人と見られる女を追う警察…
自首して協力すれば、刑期は軽くなる…
という理由で女に盗聴器を仕掛け、ブローカーたちの会話を盗み聞きする女性警官二人…
そこから聞こえてくる会話は…
実に平和な家庭のような、人の情けに満ちた会話だった…
「現行犯逮捕のために、早く子供を売れ、と思っている私たちの方が…ブローカーみたいですね😅」
善は善、悪は悪…
と割り切ってしまわずに…
悪の中にも善の欠片がある👍
悪は最初から悪であったワケではない。
悪に至る迄の、何らかの原因があったハズだ🙄
という、是枝監督の性善説が…
「万引家族」に続く伏線となっていました🤩
観ているウチに…
そもそも、善悪って何なんだ?🙄
正義って…ナニ?
悪って…ナニ?
悪はあくまで悪なのか?🙄
そういう自問自答がワタシの中に湧き上がった。
この映画だけを観た人は…
消化不良的な印象を受けるかもしれない。
個人的には…
3年の刑期を終えて、今から娘に会いに行く…
というシーンで終わらずに…
そのままイ・ジウを追いかけて…
娘と再会するシーンで見せる、母親としての顔を…
カメラに執拗に捉えて欲しかった🙄
単品で観ると消化不良的な印象を受ける映画だけど🙄
「万引家族」「半地下の住人」に続く作品、として観ると…
その、伏線の回収に成功している🤩
そう思わざるを得ない。
「万引家族」「半地下の住人」では、貧富の差、格差社会…
という社会問題をあらわにしただけ…だったけど🙄
今回は、その上を行く👍
犯罪者を犯罪者として裁いて終わり、ではなく…
どうしたら、犯罪者の子がシアワセに生きていけるのか?
みんなで話し合って考えましょう♥
という提案を…
女性警官のリーダーがしたコト👍
冒頭で、「捨てるなら産むな」とつぶやいた彼女が…
なぜ、捨てなければならなかったのか?なぜ人を殺さなければならなかったのか?
その根本的な原因を考えるようになり…
最後は女から託された赤ん坊を、わが子のように育て…
刑期を終えた女と再会させる…
コレだよ、コレ👍
なぜか日本社会では…
韓国もそう?🙄
望まない妊娠をすると、女の方が悪く言われる。
そうしてナニかあると、女の方が罪に問われる🙄
タネを蒔いた男の追求は一切、しないのだ🙄
作品の中盤で…
女が言う。
「アナタたちともっと早く出会ってたら…」
赤ん坊も捨てず、人を殺さずに済んだかもしれない…
そう、相談する相手が居れば…
一人で悩まず、相談する相手が居れば…
↑↑↑
この点、今の日本社会は非常に冷たい🙄
「自己責任」で片付けてしまう🙄
そうして善悪で裁いて終わり🙄
大切なのは…
そこに至った経緯と根本的な原因を探るコト🙄
そうして、この映画の最後のように…
みんなで、社会全体で考えていくコト👍
あらためて、そういう社会であって欲しい🤩
と強く願って映画館をあとにした…