間口と奥行き...
結論から言うと、どちらも拡げていかないといけない(^_^)
【マニュアル無き教育】
人生は仮説と検証である🎵
と誰かが言った。
本当にその通りだ、と心から思う。
小学校に上がった時から、私たちには教科書があって、先生たちは教育要項に基づいて生徒を導き、社会に出ると、業務上のマニュアルがあり、もちろん、会社には企業理念があって、それらに基づいて人々は動いている。
それはそれで、正しいんだけど、律儀な日本人的性格を発揮しすぎると、マニュアル通りのつまらない対応になってしまう...
このように、私たちの周りには常にマニュアルがあり、ある意味、マニュアルに飼い慣らされてきた。
コレはコレでイイ面もあれば、悪い面もある。
そう、マニュアルがないと動けない(^_^)
自分のアタマで考えられない人、続出...という結果を産み出してしまう。
なぜ、こんなコトを書いたか?
というと...
ちょうど一年前、博多駅近くの専門学校で体育の授業を依頼された🎵
もちろん、私は体育大学の出身ではなく、体育教師の資格はおろか、健康運動指導士の資格も無い(^_^)
観光専門学校、というだけあって、将来は航空業界や鉄道、ホテルといった、一見、華やかな世界に繰り出していく人材を養成する学校である。
依頼主は、ジムの私のZUMBA®を受けて、この運動こそ、自身が勤務する学校の学生に必要な運動ダ🎵
と認識された。
華やかなCAも、最初は航空会社の地上勤務員として、全国各地の空港に配置される。
私も大分空港で、やらかしたが(^_^)、出発時刻のギリギリになって現れる困った乗客を搭乗口まで誘導する、という任務がある。
「次回から、もう少し余裕を持ってお越しください」
そう言いつつ、パンプスで絨毯の上を走る地上勤務員は、見た目以上の体力を必要とする。
ましてや、端から端まで15分はかかる羽田空港ならなおさらだ。
第1ターミナルと第2ターミナルを間違えた、なんて客を誘導するのは日常茶飯事であろう。
ところが、専門学校ともなると2年間のカリキュラムの中で、専門的な知識とスキルを習得させないといけない。だから、授業は座学と実習で終わってしまう。
体育系の専門学校でない限り、体育の時間は無い。
昨今の学生たちは、体育会系の出身者でもない限り、自ら運動する機会を求めようとはしない。ましてや、キツイこと、面倒くさいコトは大嫌い(^_^)
そんな彼女たちの近い将来のために、なんとか運動させて少しでも体力をつけさせたい、そう思っていた矢先に...どうやらZUMBA®と出会って、コレだ🎵
と思われたそうで。
最初は航空業界の人材を育てるエアライン科の学生だけだったのが、(私の過去の経歴を見て?)弱々しい男子も鍛えてやってください、と鉄道科の男子も担当するコトになった(^_^)
意外とオタク的な男子の方が、一生懸命やる(^ー^)💖
一見、運動はニガテそうな学生が、「オーチコチコサー🎵」と原語のスペイン語で歌いながら踊るのを目の当たりにした時は、あらためて音楽の力🎵を感じずにはいられなかった。
総勢26名の男子が「オーチコチコサー🎵」と言って床を踏み鳴らすのは圧巻である🎵
のちに、階下で授業をやっていたビューティー科の女子学生から、メイクがズレる❗
とクレームが来て(^_^)、少しは控えめになったけど...
マニュアルの無い中で、私なりに知恵を絞って進めてきた一年の成果は...
来期の10月から、ホテル学科も含めた学生の「選択課目」として、月曜と金曜の午後に設定されている(^ー^)💖
【間口と奥行きを拡げていく...】
専門学校の授業は、大学と同じひとコマ90分🎵
いくらZUMBA®は楽しいプログラムです🎵
と言っても、今まで運動して来なかった学生も居る中、いきなり90分はキツすぎる(^_^)
なので、最初はゲームから始める🎵
とにかく、面倒くさいコトが大嫌いな学生たちである。
ポイントは、始めに学生たちの興味と関心を引き付けておくコトにある🎵
いったん引き付けた興味と関心をZUMBA®が始まるまで持ちこたえ、そして授業が終わるまで引っ張らないといけない(^_^)
午後イチは、心理的に動きたくないから(^_^)、まずは椅子を持って向い合わせで座ってもらう🎵
いきなり授業を始めない。
まずは、この一週間の出来事のシェアから(^ー^)💖
このやり方は、ネイティブのスペイン語の先生から教わった🎵
彼ら、彼女らのクラスは必ず、みんなの前で一週間の出来事をスペイン語でシェアするコトから始まる🎵
あまりに内容が興味深くて、それこそ90分近い授業が、それだけで終わってしまうコトもある。
だけど、人の話に耳を傾けるコトで、知らず知らずのうちに言語を習得していった...
話を元に戻すと...(^_^)
学生たちの話が終わると、誰かが「先生は?」と聞いてくる。
待ってました🎵
とばかりに、先週の出来事、基調講演を聴いて倒れた話(^_^)や、ZUMBA®のB-1再受講で、あらためてZUMBA®はコア(体幹)を使うプログラムである、と認識したコトをシェアした🎵
そして、向い合わせの椅子の間に机と椅子を置いて、ゲームの始まり(^ー^)💖
じゃんけんして、勝ったら目の前の剣を持って相手のアタマを叩く⬅剣は、子供のオモチャのエアー剣を少し緩めに空気を入れて、わざとフニャフニャにしておく(^ー^)💖
負けたほうは、叩かれないよう、目の前のシートを持って防ぐ。
水平にしても垂直にしても、どちらでもイイ🎵
ただし、防いだつもりでも、手にエアー剣が当たったら負け(^_^)
こうして勝ち抜き戦、敗者復活戦...とやっていくと、既に授業の半分はつぶれた(^_^)
けれど、大変盛り上がった🎵
先生もやって下さい(^_^)
そう言われて、やってみた🎵
自分で考えておいて言うのもなんだが...⬅昔、テレビでやっていたけど、番組ではヘルメットだった。
面白い🎵笑える🎵(^ー^)💖
ナニが面白いかって...
じゃんけんして勝敗が決まっているのに、二人して剣を持ってみたり、シートを引っ張り合いしたり、シートを掴む前に、自分の両手でアタマを抱え込んでみたり...
人は、咄嗟に思わぬ行動に出るのがよくわかる。
久々に腹の底から声を出して笑った(^ー^)💖
もちろん、学生たちも(^ー^)💖
フリーインストラクターの立場から言うと、奥行きを拡げる、というのは現にやっているレッスンや教室の参加者を増やすコト🎵
間口を拡げる、とは、現在やっている以外に、レッスンや教室を新規に開拓していくコト🎵
私的には、教育現場が非常に楽しくてやり甲斐があるので、出来れば専門学校を中心に開拓していく方向で考えている🎵
実は来月、フリースクールの体育祭があって、その中で私の担当するコマもあるんだけど...不登校で人との関係性を上手く結べない生徒にとって、いきなりグループレッスンはキツイかな?精神的に(^_^)
でも、将来的には、精神に何らかの疾患を負った人たちにZUMBA®を提供したい🎵
それは、ZUMBA®が音楽の力によるところが大きいプログラムだから。
音楽が心を塞いだ人たちの心を再び開かせるコトを信じて、いつかそちらの方面でも展開していきたい、そう思っている(^ー^)💖