へんないきもの日記

今日も等身大で…生きてます😁

人吉ボラを通じて、まちづくりの原点が見えてきた?

2020-11-21 05:24:56 | 日々雑感


【片道3時間かけて人吉へ】
 昨日は朝5時過ぎに家を出て、高速道を行き…
 途中、全長6キロの長いトンネルを含む、いくつものトンネルを抜け…

 出発からちょうど3時間で人吉市に着いた👍


 人吉市ボランティアセンターは、川上哲治記念球場のすぐ南…
 川上哲治は、人吉市出身の、殿堂入りした元プロ野球選手…



【人吉市の現在の様子】
 災害、球磨川の氾濫から約5ヶ月…
 人吉市は今、どうなっているのだろう?🤔


 人吉市では、最近になって、一般市民のボランティア募集を近隣から九州全域に拡大した。
 …というコトは、まだまだ復旧には時間がかかる、というコト?🤔


 いったい、どうなっているのだろう?
 この目で確かめてみよう👍

 そんな気持ちで、今回のボランティアに参加した。


 人吉市では、毎週金土日にボランティア活動を行っているが、金曜日の昨日は、平日とあってか、参加者は少なかった。

 この日は2件の案件があり、最初の案件は2階から大型家具等をロープを使って下ろす…
 という大掛かりなモノだったので😅

 ココは若い男衆に譲って😅
 地元人吉市のオジサンと二人で別な地区のお宅の2階の本棚の処分…
 という案件に携わるコトに😁


 ナント、依頼主は…
 地元の不動産屋さん?🤔

 行ってみると…
 既に過去4回のボランティアによる作業で、1階部分は、全て家具等取除かれ、浸水でボコボコになった床だけがこびりついた泥と共に残っていた←コレから床はぎ、泥出し、乾燥…と、この案件は年内では終わらず、来年に持越しになるであろう。


 この日は、2階に残された本棚の撤収…
 本は、文庫本から全集…
 そしてカセットテープやビデオテープに混じって、まだまだ使えそうなオーディオ類…
 CDコンポにスピーカー…


 もったいないけど…
 依頼主の依頼で、全て土のう袋に分別して入れて1階を経て、外に出す。
 あとは、軽トラに積んで、市内の集積上へ運び出す…


 この家の住人は、不動産屋さんにタダ同然で?家を売って…
 逃げるようにしてこの街を、この場所を去って行ったのだろうか?


 換気の為に開けた窓から風が入り込み…
 窓辺に残された風鈴が、哀しげに"チリン'♪と鳴った。





【その土地、その場所で…】
 思わず、今年の夏の豪雨で被害にあった久留米のお宅にボランティアで行った時のコトを思い出した。

 行くと、家主の方が笑顔で出迎えてくれて…
 われわれボランティアは一瞬、面食らった。

 被災したから悲しい顔をしなければならない…
 というワケではないが、満面の笑み…
 に近い笑顔を見せられて、思わずコチラがドギマギしてしまった😅


 その家主の男性いわく…

 もう、毎年浸水被害に遭って…
 コレで5回目ですわ(笑)

 今回は床上、今回は床下で良かったね…
 みたいな…😅


 その度に、床を張り替えて…
 それでも、先祖代々続く、この家を守っていこう、という心意気👍


 それは…
 代々続く家を、家長として守らなければいけない使命感…
 それ以上に…

 その土地、その場所から離れられない、「愛着」があるから…
 なのかもしれない。


 久留米と人吉…
 同じ、川の側で暮らす人なのに、何度も被害に遭って、それでもそこを離れられない人…
 一度の浸水で、全てを投げ出すようにして立ち去っていく人…


 人によって事情は違うし、どちらがどうこう…
 言うつもりはないのだけれど…


 私は、そこにまちづくりのヒントを得たような気がした👍






【川の街で暮らす覚悟】
 私は今月から、飯塚市のリノベーションスクールなるもので、まちづくりについて学ばせて頂いている。(実は今日と明日が大詰め😁)

 そこでは、古い物件、空き家をリフォームするのではなく、リノベーション♥
 つまり、重機で解体せずに、自分たちの手で、極力、フレームはそのままに…
 家主の思い出を壊すコトなく、その思い出に新たな命を注ぎ込む…

 そうして次世代へと繋いでいく…

 そんな物件が…
 今、全国各地で注目されつつある。


 今回、私たちが担当するのは、飯塚市内のアーケード内にある物件だけど…
 ココ飯塚市も、実は過去の水害で市内が水浸しになっている…

 その浸水をキッカケに…
 店を辞めてしまった人も居る。

 川の街で暮らすには、それなりの「覚悟」が居る👍


 そして、大きな捉え方をすれば…
 日本各地が、日本そのものが…

 川の街である。









 川は豊かな自然と文化をもたらし、われわれの暮らしを豊かにすると共に…
 時に牙を向いてわれわれに襲いかかるコトもある…


 それでも、そこに暮らす理由はあるのか?
 あるとしたら、それは何なのか?


 その答えにこそ…
 まちづくりの原点があるような気がする👍



【新たな命を注ぎ込む】
 物語では、沈みゆく船の船長は…
 乗客と乗員を避難させて…

 最後に自身は船と共に海の底へと沈んでゆく…




 船を守る責任があるから?

 乗員の居なくなった船に、そもそも沈んでいこうとしている船に…
 いったい、何の価値があるというのだろう?

 価値が無くなっても…
 それでもそこに居よう、そこを離れられない…

 その気持ちは、そのモノ(船や家、土地や空間)そのものに対する愛♥であり…
 そのモノそれ自体が、自身の一部となっているからかもしれない。



 さて…
 今日は…

 熊本県阿蘇市に住む?
 空き物件となった家主さんのお話を聞き…
 
 その物件をどう活用していくか?
 数名のチームで考え、明日の夕方には、事業計画書まで持ち込んでプレゼンする?
 
 …という、かなりハードなスケジュール😅

 チームメンバーそれぞれの得意分野?を活かしての作業となるワケだけど…
 (実はオンライン開催だったので、メンバーと会うのは今日が初めて😅)

 はてさて… 
 この2日間、どういう展開になるのか?

 楽しみでもあり、ちょっとした恐怖感もあったりして?😅🤪


 まあ、何はともあれ…
 家主さんの…
 思い出のいっぱい詰まっているであろう物件、空間を…

 ぶち壊すコトなく😅

 その物件、空間に…
 新たな命を注ぎ込むつもりで…

 全力で臨みたいと思います👍
 押忍💪

 

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