おぎようかんマラニック

（写真はスタート・ゴール地点の「佐賀健康ランド」付近の河に渡された鯉のぼり）

　今朝は朝６時半のＪＲに乗って佐賀に行った。午前９時半、佐賀健康ランドをスタート、三ツ瀬村めがけてひたすら坂を上り、富士町、古湯温泉を経て佐賀健康ランド着の４３ｋｍコース。「おぎようかん」とは名ばかりで（ただし、参加賞は小城羊羹２切れ）実際にはコース変更になり小城市内は全く通らない。市内を通れば平坦でコンビニも豊富にあるのだが・・・

　実は、このコース、一部、元旦～２日の佐賀城本丸マラニックのコースとかぶっており、また、毎年１０月に開催される三ツ瀬林道マラソンはじめ、かなりの回数で三ツ瀬村に通いつめてきただけに勝手知ったるコースであり、それゆえに大変さが走る前からわかってしまう・・・

　まず、スタートしてしばらくすると我々の前に観音峠が立ちはだかる。通常、「駄マラー」を自称する我々のこと、喋りながらダラダラ行くのが常識なのだが、今日は地元ランナー４名に先導をお願いしたところ、彼らがペースメーカーならぬペースブレイカーになってしまった。クルマでさえ登坂車線を２箇所設けている峠の登りを彼らは全く休むことなく走り続けるのであった・・・

　私は先日からの疲れも加わり、次第に眉間に皺が寄り、閉口した。「駄マラー」が「黙まらあー」になって、しまいには「誰も話しかけてはならぬ」と言いたくなるほど最初の登りでエネルギーを使い果たした。

　超ウルトラランナーにとってエネルギーの過大な消費は命取りである。もはやペースブレイカーと化した彼らには勝手に先に行ってもらって、残り７人でペースを維持した。

　私はどんなコースでもペースが変わらない、と言われるが、今日の私の頭の中にはモーツアルトが流れていた・・・案外、クラシックのメロディーを反芻（すう）しているとペースは乱れないのかもしれない。

　最後は、ペースブレイカーの一人、Ｅ氏が提案したコース、これがとんでもない登り坂・・・

　この大会の正式名称は「小城羊羹２食まとめてマラニック」である。昨日、今日と２日まとめて８５ｋｍのランは確かに山口県で５月に開催される「おぎようかん」ならぬ「はぎおうかん」２５０ｋｍの良い練習になった。

田原坂～熊本城往復ＲＵＮ

　約１０年ぶりに田原坂へ。午前１１時、田原坂を８名でスタート。当初、Ｙ氏の伴走を私が担任。国道３１号はクルマも少なく歩道もしっかりしていて、しかも約６ｋｍおきにコンビニがあるのは助かる。
最初は曇っていた天候も次第に晴れ、やがて雲一つない快晴に変わった。それはそれで気持ちいいのだが、復路はこたえる。

　それでも約４２ｋｍを途中休憩しつつ６時間で全員完走した。（多分、所要時間からして４０ｋｍも無かったと思う・・・）

　帰りは玉名温泉に入って、宿泊場所で宴会・・・というコースにいたく惹かれたが、明日の佐賀での練習会を考慮し、ゴール地点で皆と別れた。そしてスポーツクラブに直行し、マーシャル（空手ビクス）のプログラムに参加。筋肉疲労は運動で取る・・・自分自身にあくまでストイックに接した４３歳の誕生日であった・・・

Feliz cumpleanos！

　ずっと心の奥にトゲのようなものがつかえていた。「電話しよう！」そう思って実家にＴＥＬ・・・父が出た。「いくつになったの？」「７７。あんたは？」「４３」「・・・・・・」二人して沈黙が続いたあと、どちらからともなく笑った。（父と私は同じ誕生日である。）母に替わった。「おめでとう！」

　私は毎年、自分が生まれたその時間に母に電話するようにしてきた。つい最近、電話口で喧嘩したばかりだったので、今年は電話すまい、と思っていたが電話して心のトゲが抜けた。

　これで心おきなく走りに出かけられる。今から佐賀の連中と田原坂～熊本城往復。天気がいい。今日も日に焼けそうだ。

季節の効用 仕事の効用

　最近、日が長くなったせいか、目覚める時間帯も３０分ほど早くなった。空が白んでくるとカラダのセンサーが感知して、そろそろ起きる時間だよ、と起こしてくれる。目覚ましで起きることなく自分の力で起きられるのはウレシイ。ついでに、頸椎ヘルニアによる左手のしびれも、季節のうつろいとともに無くなってきた。暖かくなるというのはそれだけでウレシイ。もう冬なんてバイバイ！

　あれだけ親に憤慨していた私だが、昨日一日、仕事に没頭していたらすっかり忘れ、いつもの平静さを取り戻していた。時には仕事に没頭するのもいいもんだ。

　良いことも悪いことも忘れられる私の「単純さ」が一番のクスリだったのかもしれない。思わず、「ぼくらはみんな生きている～　生きているから○○なんだ～」なんて歌が頭に浮かんだ。

親と喧嘩ＰＡＲＴⅡ

　今日、職場で提出する書類に実家の住所を書き込む欄があった。（そういえば、我が家は３月末に追い出されて小樽運河の並びのマンションに引っ越したはず・・と思い、実家に電話した。

　すぐさま母が出た。が・・・父がマンション暮らしはイヤだ、などと言って、でも、これまでの借家は契約期限が切れて云々、一応、他人に貸している山の家は、即、出てくれとは言えず、結局、今までの家に居座り続けている、云々・・・


　思わず、ぶち切れた！！「あんたらは本当に計画性が無い！なさ過ぎる・・・！！」
普段、電話対応など見かけによらずソフトな私に職場の上司・同僚は目を丸くしたと思う。（残念ながら、これが私の本性だ。）

　それだけで済めば良いのだが・・・私は執念深い。（ということを小学生の頃から友人に指摘されていた。）

　忘れようとするたびに、この会話が思い出されて、運転が荒くなる。交差点の右折で強制的に右折し、直進のバイクにクラクション鳴らされ、鳴らし返した。バカヤロー、お前が止まれー！！

　とりあえず、人を殺さずに済んで良かった・・・多分、明日になれば忘れているだろう・・・忘れていることを祈りたい・・・！