前時津風親方と兄弟子3人が逮捕された。
当時愛知県警が暴行の疑いがあるにもかかわらず
司法解剖することなく、急性心不全による病死として
処理していたが、遺族からの訴えで解剖の結果
外傷性ショックによる暴行死であることが分かった。
愛知県警の初動捜査の重大なミスであり、その責任は
免れない。
今回の事件は日本古来の文化である相撲道に、大きな
汚点を残してしまった。
将来の夢をみて、相撲の世界に入った、まだ17歳の青年
の命を、奪ったその責任は計り知れない。
遺族の悲痛な悲しみを思うと、慙愧に耐えない。
前時津風親方と、現役力士が逮捕されたにもかかわらず、
日本相撲協会の対応には、納得できない。
前親方の解雇は当然であるが、親方の指示があったとは
言え、手をかして暴行を加えた、3人の兄弟子の責任は
重大であり、解雇処分が当然である。
リインチ殺人といっても過言ではない
相撲界の暴力的体質、閉鎖的体質がこのような
事件を起こしたことは明白である。
公益法人である日本相撲協会の役員に、外部の有識者が
参加し、改革すべきである。
公益法人のトップとしての、北の海理事長は、今回の
事件につて、その説明責任をはたしていない。
逮捕時の記者会見では遺族に謝罪することなく
まるでひとごとのようである。
これだけの不祥事をおこした日本相撲協会の
トップの責任は、最も重大である。
先ずは理事長の辞任が求められるのではなかろうか。