後期高齢者の旅とひとりごと

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相撲界の不祥事

2008-02-09 11:29:11 | 日記・エッセイ・コラム

前時津風親方と兄弟子3人が逮捕された。

当時愛知県警が暴行の疑いがあるにもかかわらず

司法解剖することなく、急性心不全による病死として

処理していたが、遺族からの訴えで解剖の結果

外傷性ショックによる暴行死であることが分かった。

愛知県警の初動捜査の重大なミスであり、その責任は

免れない。

今回の事件は日本古来の文化である相撲道に、大きな

汚点を残してしまった。

将来の夢をみて、相撲の世界に入った、まだ17歳の青年

の命を、奪ったその責任は計り知れない。

遺族の悲痛な悲しみを思うと、慙愧に耐えない。

前時津風親方と、現役力士が逮捕されたにもかかわらず、

日本相撲協会の対応には、納得できない。

前親方の解雇は当然であるが、親方の指示があったとは

言え、手をかして暴行を加えた、3人の兄弟子の責任は

重大であり、解雇処分が当然である。

リインチ殺人といっても過言ではない

相撲界の暴力的体質、閉鎖的体質がこのような

事件を起こしたことは明白である。

公益法人である日本相撲協会の役員に、外部の有識者が

参加し、改革すべきである。

公益法人のトップとしての、北の海理事長は、今回の

事件につて、その説明責任をはたしていない。

逮捕時の記者会見では遺族に謝罪することなく

まるでひとごとのようである。

これだけの不祥事をおこした日本相撲協会の

トップの責任は、最も重大である。

先ずは理事長の辞任が求められるのではなかろうか。


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