つまがリズム

きままな、ひとりごと

いじめの「空気」は変えられる! を読んでメモ (2)

2023年07月05日 | 読書感想
2023年7月5日(水)

いじめの「空気」は変えられる! ~教室の小さな変化の起こし方~ 
を読んでメモ(2)
諸富祥彦 著
図書文化
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いじめの原因が「空気」ならば、その「空気」を変えよう!!

カナダ発のいじめ反対運動「ピンクシャツ運動」

2007年、カナダの2人の高校生から始まった「ピンクシャツ運動」。
ある日、中学生の男子生徒が、ピンク色のシャツを着て登校したことを発端に
性的なからかいや暴行などのいじめにあった。
それを知った上級生の2人が、ピンク色のシャツを買い集め、ネット掲示板やメールを通じて
「明日はピンクのシャツを着よう」と呼びかけた。
すると翌日、その2人がシャツを配ろうと学校に行くと、自らピンク色のシャツやピンク色の小物を
身に着けて多くの生徒が登校してきた。

「ピンクのシャツを着よう!」
この瞬間、ピンクのシャツを着ることは、「いじめのターゲット」から「カッコイイ」に変わった。

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いじめの「空気」は変えられる! を読んでメモ  (1)

2023年07月05日 | 読書感想
2023年7月5日(水)

いじめの「空気」は変えられる! ~教室の小さな変化の起こし方~ 
を読んでメモ(1)
諸富祥彦 著
図書文化
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①いじめの本質は「空気」
 空気に体が「無力化」される
 立ち向かうカギは「身体的違和感」+「小さなできること探し」

②いじめの空気が止まらなくなる3つのパターン
 (1)教育的動機によるいじめの「空気」
    ・「あの子が悪いことをしたから」「あの子にわからせるためにやった」など
     自分なりの正義に基づいてなされるいじめ。
 (2)快楽的動機によるいじめの「空気」
    ・いじめられて苦しんでいる姿を見るのが楽しいからやる、といういじめ。 
    ・誰かがターゲットをみつけていじめを始め、グループの子供も追随して「ノリ」という
     特殊な空気が生まれると、いじめは一気にエスカレートする。
         *******************************************************
      2006年10月11日、福岡県筑前町立三和中学校2年男子生徒A君が「いじめられてもう生きていけない」
     などと遺書を書いて自宅倉庫で首つり自殺をした。
     学校では、1年時の担任X先生を含め、多くの生徒が辱めや加害行為に加わっていた。長年にわたる言葉に
     よるいじめが続いていた。死の直前には、パンツを脱がすいじめがあった。
      加害者たちは、A君の自殺を知らされた後も「死んでせいせいした」「別にあいつがおらんでも、
     何も変わらんもんね」などとふざけて話をしていた。ある生徒は、A君の通夜の席で、棺桶の中を
     覗き込んで笑った。
     「Aがおらんけん、暇や」「誰か楽しませてくれるやつ、おらんと?」という者もいた。
     実際に、A君が自殺したあと、彼らは別の生徒をいじめた。 
 (3)同調によるいじめの「空気」
      あるとき、クラスのリーダー格のA子がC子をターゲットに選び、「C子ムカつくじゃん、ハブにしようよ」と言う。
     すると、側近のB子が「そうだね、最近ちょっと生意気だよね」と追従する。そうしなければ、A子と
     仲が良いことでクラス内のポジションを確保しているB子地震、自分のポジションが危うくなるから。
     この時、クラスのほかの子たちは、見て見ぬふりをする。その場の「空気」「ノリ」を邪魔しないこと最重要だから。
     学級内のいじめは、このように始まるケースが多い。

      同調によるいじめの怖いところは、「曖昧にする心」が働き、一人一人の正常な判断力が失われて
     残虐な行動がますますエスカレートすること。小集団の「ノリ」に従うことが一種の規範になる。
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      東京の中学校1年生、C子さんのケースは、女子に多い「依頼いじめ」だった。
     放課後の教室でC子さんは、3人の男子生徒に体を押さえつけられた。体の自由がきかなくなったC子さんの髪に
     ハサミが向けられた。クラスの中でもかなりの美人だったC子さんの黒髪は無残な姿になった。しかも、3人のうちの一人は
     C子さんの彼氏だった。
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     「俺たち友達だろう」というノリ、同調圧力にいったんからめとられたらそれに逆らうことは出来なくなってしまう。
     結果、自分の彼女でさえターゲットにしてしまう。
 

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