つまがリズム

きままな、ひとりごと

子供を壊す食の闇、を読んでメモ

2024年03月29日 | 読書感想
2024年3月29日㈮

子供を壊す食の闇
 山田正彦 著
 2023年10月30日 初版発行
を読んでメモ
 

①農薬規制
  世界は厳しく規制方向/ 日本は緩める方向
②オーガニック
  ・世界は推進 / 日本は(ほんの少し推進)・遺伝子食品の開発・販売は世界一
  ・オーガニック給食は世界の潮流となってきている。 日本は?
③食品表示
  (日本)
  ・食品添加物の表示が緩められた    
  ・遺伝子食品かどうか、わからないようにする表示方法に変わってきている
④農薬と発達障害の関係
 (1)ネオニコ系農薬やグリホサートなどは、世界各国で使用中止・制限されているが
   日本にどんどん輸入され、とくに規制もされずに使用されている。
   日本は”ゴミ箱の国”になっている。
 (2)これまでのモンサントの安全性主張 と それに対する反論
    A)植物はシキミ酸経路という植物特異的な代謝経路を経てトリプトファンなどのアミノ酸を作る。
    B)グルホサートはこのシキミ酸経路を阻害して食物を枯らす。
    C)人間にはこのシキミ酸経路がないので、グルホサートを摂取しても大丈夫。
             ↑  ↑  ↑
    ・腸内細菌の中には、シキミ酸経路を持っているものがあり、しかも、それは善玉菌に多い。
     腸内菌のバランスがこわれることで、腸内免疫が正常に機能しなくなり、それが脳や精神にも影響して
     アレルギーを誘発する。
    ・ラットの実験でもグルホサートを摂取することにより腸内細菌のバランスに異常が発生した。
    ・2~3歳を過ぎてから急に自閉症の症状が出る子供は消化器障害を伴うことが多く、
     腸内環境を整えることにより自閉症状が改善するという報告が増えている。

⑤遺伝子を操作した食物を食べた人への影響が、子や孫に伝わる仕組み (石原泰彦さん)
   A)遺伝子組換えやゲノム編集食品を食べることで、今までになかった目新しいたんぱく質が体内に入る
   B)体は”異物”が入ってきたと思い、これを排出するために象徴の壁面を構成する細胞間の隙間を開けて
     小腸内に水分をいれて便を柔らかくして排泄しようとする。
   C)この状態が長く続くと腸の粘膜が薄くなって穴が開いてしまい、本来なら取込まない細菌や
     有害な物質まで血中に取込んでしまう。
   D)すると、体内に抗体ができ、血中の有害物質を攻撃し始める。
   E)その結果、様々な炎症反応が生じる。
     下痢や便秘、腹痛、アトピー性皮膚炎、集中力の低下、神経過敏など。
     これを”リーキーガット症候群”という。
⑥カリフォルニアのゼン・ハニーカットさんの次男の例
    8歳の頃、急に泣き出したり怒り出したり、また異常な行動をとるようになった。
   医師の診断は、リーキーガット症候群。
   腸内にはクロストリジウム真菌が大量に繁殖し、それが腸壁にあいた穴から体内に
   流れ出し、脳神経の炎症をひき起こした結果、自閉症の症状がでているとわかった。
    日々の食事をオーガニック中心のものにして、ラウンドアップ残留の可能性の
   ある小麦の摂取を辞めたところ、短期間で改善がみられた。


     



         

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