きまぐれ雑記

日常の出来事と私の好きなものを思いつくままにゆっくり記していきます

パーラーインペリアルとSHOCKの千秋楽

2015-04-06 20:48:32 | 観劇・ミュージカル
帝国劇場の2Fにある喫茶室。

もう○十年も帝劇さんにお邪魔していますが、これまで利用経験なし。

パーラーインベリアルという名前も数年前に知りました。

こちらの喫茶室、暖かい飲み物には持ち帰り可のスプーンが付いて来ます。

この事を知った時に一度、利用してスプーンを記念に持ち帰りたいと思いました。


でも、記念になるような日じゃないと意味がないような気がして、これまで機会が持てませんでした。

ここで思いついたのが今回のSHOCKの千秋楽です。

もともとチケットそのものが簡単に手に入らない公演なので、千秋楽なんてこの先、手に入ることなんてまず無いだろうし、15年目にして初のSHOCK楽。

これは記念になるよね・・・。という事で開場後、すぐに喫茶室へ。

ほぼ満席状態でしたが、2席ほど席が空いていて何とか待たずにオーダーできました。

お願いしたのはケーキセット。飲み物はフルーツティー。

オーダーした物をテーブルに運んでいただいた時に清算をする形でした。

お味の方ですが、私が選んだのはシブーストでしたが、想像してた通り、これはシブーストじゃないなというケーキが出て来ました。

シーブーストって美味しいものが少ないのはよくわかってたので大丈夫です。

でも、フルーツティーの方は思っていたより美味しかったです。



お目当てのスプーンは下の写真です。写真がまずいですが、帝国劇場の刻印があります。






さて、舞台の方です。

19日にあった事故後、演出を変更しての上演でしたが、あの事故を乗り越えての素晴らしい舞台でカンパニーの一体感が凄くて、そのパワーに大感動でした。

カーテンコールの挨拶で「何かを語るよりも、舞台のパフォーマンスで思いを伝えようと思った」と光一さんは言われましたが、その思いがキャストだけでなく、スタッフさんも含めて結実してていて、その結束力の強さは物語のカンパニーを遥かに超えていると感じました。

毎年、色々な舞台を観ていますが、こんなにも一体感のあるカンパニーは他にはなかなか無いと思います。

今回の事故対応の様子を見ていて思ったのは、堂本光一さんという方はどうしてこんなにも強くて優しいんだろうという事。

今回の事故で、誰よりも大変だったはずなのに、自分の大変だった事は全く表に出さずに、起きた事に言い訳はしないし、誰のせいにもしない。

すべてを受け止めて、自分が表に立って、批判も受ける覚悟で舞台を再開された。

千秋楽の挨拶でも事故後、安心して舞台に立てる環境を整えて下さったスタッフさんへの感謝の気持ちや演出変更に際して大変だったアンサンブルの方達をねぎらう言葉を忘れない。

以前から舞台に向かう真摯な姿勢は尊敬に値する方だと思っていたのですあが、舞台人、仕事人としてだけでなく人間として本当に素晴らしい方なんだなと改めて思いました。

理想の上司とかいうアンケートみたいなのが毎年発表されますが、彼こそ理想の上司だと感じました。

そんな方が創る作品だから感動できるし、カンパニーのみんなも彼に付いて行くんでしょうね。

あってはならない事故。その反省と原因究明はもちろん必要だと思いますが、これからも素敵な舞台を是非、創っていただきたいと思っています。

楽の挨拶の中で、オーナー役の前田美波里さんが「この作品は光一さんが15年かけて大切に丁寧に育てきた作品ですが、そこには皆さんも参加してると思うのです。だからこれからも作品が大きくなるように愛して下さい」とコメントして下さったのですが、私は本当にこの作品が大好きです。

だからこれからも作品を愛して行きたいと思います。

15年前にこの作品を観る機会を与えて下さった神様に改めて感謝したそんな千秋楽でした。


最後におケガをされた方々が早く日常生活に戻られる事をお祈りしています。
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