久しぶりの狂言会。
名古屋能楽堂で野村萬斎さん主催のござる乃座。
暑かった。真夏のようでした。
今年で18回目。
今回のプログラムは狂言3曲。
「二人大名」 「川上」 「仁王」
メインは萬斎さんがシテを務める「川上」
この曲は狂言には珍しく笑いの部分がほとんどない物語で、あまり頻繁に上演される曲ではないので、私が拝見するのは今回が2回目か3回目だと思います。
内容は吉野に住む盲目の男が霊験あらたかな川上地蔵に開眼をお願いするために参詣に出かけ、参籠の夢にお告げがあって目が見えるようになる。
ただし、開眼の条件は妻との離縁。
これを聞いた妻は腹を立てて承知せず、男も折れて離縁を思いとどまると再び目が見えなくなるというお話。
何だかとても考えさせられる内容で、幸せとは何なんだろうかと思います。
そして前回観た時にも思ったのですが、妻は男を大切に思っているので離れたくないと言いますが、大切な人だから身を引くという展開も考えられるのにあえてその結末にしていないのはやはり意味があるんだろうなという事です。
ただ、全く答えは見つかってないんですけど・・・。
この曲、前半の部分はほとんど一人芝居の形なので、萬斎さんが語り続けます。
かなり長い一人語りですが、演技力となめらな語り口で流石でした。
他の2曲はいずれも狂言らしい、笑いのある楽しい曲でした。
次回の名古屋でのござるは来年4月との事。
でも、その前に京都で今年もござるがあります。
しかも、狸が出るみたいで、すごく行きたいです。
何故10月なの・・・。
これ以上、10月は予定入れられないかもと思っているのになあ。
名古屋でも狸、やって下さい。
余談ですが、今回の狂言会には万作さんが参加されていませんでした。
これまで野村家の狂言会で万作さんがいらっしゃらない事は無かったので、ちょっと驚きました。
名古屋能楽堂で野村萬斎さん主催のござる乃座。
暑かった。真夏のようでした。
今年で18回目。
今回のプログラムは狂言3曲。
「二人大名」 「川上」 「仁王」
メインは萬斎さんがシテを務める「川上」
この曲は狂言には珍しく笑いの部分がほとんどない物語で、あまり頻繁に上演される曲ではないので、私が拝見するのは今回が2回目か3回目だと思います。
内容は吉野に住む盲目の男が霊験あらたかな川上地蔵に開眼をお願いするために参詣に出かけ、参籠の夢にお告げがあって目が見えるようになる。
ただし、開眼の条件は妻との離縁。
これを聞いた妻は腹を立てて承知せず、男も折れて離縁を思いとどまると再び目が見えなくなるというお話。
何だかとても考えさせられる内容で、幸せとは何なんだろうかと思います。
そして前回観た時にも思ったのですが、妻は男を大切に思っているので離れたくないと言いますが、大切な人だから身を引くという展開も考えられるのにあえてその結末にしていないのはやはり意味があるんだろうなという事です。
ただ、全く答えは見つかってないんですけど・・・。
この曲、前半の部分はほとんど一人芝居の形なので、萬斎さんが語り続けます。
かなり長い一人語りですが、演技力となめらな語り口で流石でした。
他の2曲はいずれも狂言らしい、笑いのある楽しい曲でした。
次回の名古屋でのござるは来年4月との事。
でも、その前に京都で今年もござるがあります。
しかも、狸が出るみたいで、すごく行きたいです。
何故10月なの・・・。
これ以上、10月は予定入れられないかもと思っているのになあ。
名古屋でも狸、やって下さい。
余談ですが、今回の狂言会には万作さんが参加されていませんでした。
これまで野村家の狂言会で万作さんがいらっしゃらない事は無かったので、ちょっと驚きました。