きまぐれ雑記

日常の出来事と私の好きなものを思いつくままにゆっくり記していきます

博多座でエリザベート

2016-09-07 20:31:12 | 観劇・ミュージカル
台風接近中3、4日、博多まで「エリザベート」を追いかけて来ました。



再演が発表された当初は博多が最終公演地だったら行く事があるかもと思っていた私でしたが、名古屋や大阪のキャストが発表されてからは、博多まで行くとは正直思っていませんでした。


しかし、東京公演のチケット難が凄くて、これは取れるなら博多も取った方が良いのでは。

大阪も名古屋やも取れる保証は無いからと思い、結局、今年も博多座へ行く事に。


何度も博多座さんにはお邪魔していますが、エリザベートを観るのは初めてでもあったので、どのように観えるのかも興味深いところでした。

そこで、千秋楽の日帰りでもと思ったのですが、宿泊付けてもお値段に大差の無いパックで前日からの観劇になりました。




東京での観劇が開幕してすぐのころだったので約2ケ月ぶりぐらいの「エリザベート」。

やっと本命の花總シシィと城田トートの組み合わせの公演です。




今期初の花總シシィ。

心を閉ざしてからの孤独感が凄く表現されていて、ラスト、その孤独から解放される表情の輝きが美しかったです。

歌が特別に上手いわけではないと思うのですが、物語に引き込む力は凄くある、役を生きてる歌という感じでした。


そのシシィの孤独に潜むのがトート。

城田さんのトートを本物のトートみたいというツイートを見て、本物っていないからと思ったりしていたのですが、あながち嘘ではないような、そんな思いになるくらいに表情から動きからすべてが人じゃない感が凄かった。

博多座はどの位置から観ても舞台が結構近くに観えて、オペラで観なくても表情が観えるせいもあるのかもしれないですが、死を表現するとこうなるかもと思ってしまった。


この日の、今期初は花總さん以外に香寿さんのゾフィー、古川くんのルドルフ、少年ルドルフの池田くん。

香寿さんと古川くんは昨年も観ていて、安定感もあって安心して拝見していましたし、少年ルドルフの池田くんは全く初めてでしたが、良く通る綺麗な声と演技も的確で本当に上手いなと思いました。

それにしても博多座の音響は本当に良いですね。

いろんな人の歌が重なり合う場面で、それぞれの歌詞がかなり聞き分けやすくて、ちょっと新鮮でした。

博多第一日目の感想はこんなところ。

とにかく大満足のエリザベートでした。
コメント
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