きまぐれ雑記

日常の出来事と私の好きなものを思いつくままにゆっくり記していきます

狂言ござる乃座inNAGOYA 22nd

2019-11-06 20:33:51 | 観劇・伝芸
名古屋能楽堂で野村萬斎さんの狂言会を観て来ました。

年に1度名古屋で、萬斎さん主催の狂言会が開かれていますが、11月開催は珍しいかな。




今回の曲は鍋八撥、文荷、髭櫓の3曲。


「鍋八撥」は万作さんと裕基くんという初めて観る組み合わせ。

裕基くんが登場した時、これまで思った事が無かったのですが、萬斎さんに似てると思いました。

セリフの声や謡の声も似てきた気がして、当然なのかもしれないけど、どこか不思議な感じでした。

万作さんの鍋売りは動きが機敏で美しく素晴らしかったです。


「文荷」は萬斎さんと深田さんの太郎冠者、次郎冠者のやり取りが楽しく、萬斎さんの謡の響きが素敵でした。


「髭櫓」は夫の萬斎さん対妻の高野さんの攻防が面白くて、強い妻の高野さんはめりはりのあるセリフが役にぴったりでした。


いずれも狂言らしい曲で、何度か拝見している曲ばかりですが、謡や舞があって楽しめる舞台でした。

萬斎さんは今年、芸歴が50年目に当たるのだそうです。

これからも、この素敵な舞台姿を見続けてゆけたらと思いました。


別件ですが、今回、休憩の後に素囃子の「高砂」があったのですが、太鼓の撥さばきが凄くて、思わず見入ってしまいました。
コメント
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