99%の人間にとって、人生で一番足が速いのは、実は高校生のとき。大学生とか社会人ではなく。
これは石原慎太郎も書いていた。湘南高校サッカー部のときが最も早かった。一橋の大学生になってからではなく。
大学生になると、ビール飲んだり、異性と戯れたり、麻雀して不規則な生活をしたり、、、
腹に脂肪が付いてくる。だから、高校生までは運動せずに、大学生になって初めてしっかり運動するようになったという例外的な方を除けば、人はみな、高校生時代が最も俊足。
私もそう。
高校3年生で、一番打者として、一試合平均で1.5個くらいの盗塁をしていたと思うのですが、そのころが一番俊足だった。50メートル6.1秒くらい。
走っていても、「俺は風か」なんて感覚だった。
高3の、最後の夏の時期だったと思うけど、桐蔭学園の第三グランドの、サッカー部のグランドの周り(300メートルくらいか)を、数人ずつ、走っていた。
その際に、一学年下に、志村功太郎って俊足がいて、私と同じくらい(か、直線距離では彼の方が早かったかも)の俊足。彼は長じて東大野球部でも俊足で鳴らした。
「志村に負けるか」って思って走っていた。18の夏。私が最も青春をしていた時代。
コンマ1秒でも早く。
だから、今でも、毎日、ジムでマシンでダッシュをするときに、志村君の背中を追いかけている。
「志村に負けるか」って思って。
32年経っても、人生最速の時期の、人生最大のライバルの背中をイメージしながら、ランニングしています。
こういう50歳はあまりいないのかもしれないので、記録しておきます。