私が最近ハマっている五十沢(いざわ)二郎さんの名訳を紹介。
本稿は荘子。
(原文)
人に使(せし)めらるるは、以て偽り易し。
天に使めらるるは、以て偽り難し。
これを五十沢二郎さんは:
社会への奉仕よりほか考えない者は、
虚偽に陥りやすい。
真理への奉仕よりほか考えない者は、
けっして虚偽に陥らない。
って訳している。
うぉぉ。
宗教案件を扱っていると、容易に思い浮かびますね、「社会奉仕」的なポジションを取るけど、虚偽に落ちっている弁護士が。
紀藤正樹氏。
「消費者保護の名弁護士」とされていますが、クライアント小出浩久医師が監禁されているのを知りつつ利用した、天下の悪徳弁護士。
紀藤正樹氏の悪徳っぷりは、小出浩久医師の上の本の165頁に載ってます。もうページ数まで覚えてしまいました、私は。
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「社会奉仕」を謳う者は虚偽に陥りやすい。
紀藤弁護士が虚偽に陥っているように。
ふむ。
いろんな「社会」がありますからねぇ。
リベラルが描く理想「社会」。
保守が守ろうとする伝統「社会」。
だから、「社会奉仕」は、実は、立場に寄って変わる、攻撃的な武器になっちゃう。加害的なツールになっちゃう。
だから五十沢二郎は
社会への奉仕よりほか考えない者は、
虚偽に陥りやすい。
と言った。
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そうじゃない。
「社会」じゃない。
我々が目指すのは、
真理
じゃなかったのか。
じゃあ真理とはなにか。
そんなことを考えさせられる。
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私は、「社会正義」と「法正義」は違うよ、と2年前に問題提起しました。
「社会正義」なんかくそくらえだよ、的に。
過去記事 -「社会正義」という言葉は嫌い こちら
その私からは、この五十沢二郎さんの訳は、とても腑に落ちる。