川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

羞恥心と廉恥心は違う

2025年01月10日 | 人間心理・心理学
『インテグリティ』第二弾を執筆していて、すっごい良いことに気がついてしまった、、、

これも執筆の効。執筆って、「脳みそを雑巾絞りする」みたいな、ストレスというか負荷がかかる。

特に私の場合、横書きの「見開き左にテキスト、右に図/表」っていう縛りを書けて執筆しているので、その「枠」に嵌める苦労が大きい。

ただ、苦労の甲斐あってか、「罪と恥」の分析の深堀りをしていて、

 羞恥心と廉恥心は違う

ってことに気がついた。

取り急ぎChatGPTで以下の通り確認した。

~~~以下引用~~~

羞恥心と廉恥心は、どちらも自己評価に関わる感情ですが、そのニュアンスには違いがあります。具体的には、以下のような点が異なります。

1. 羞恥心(Shame)

    •    意味: 羞恥心は、自分の行動が社会的に不適切だったり、他者の期待に反していると感じることから生じる感情です。自分の行動が他人の目にどう映るか、社会の規範に従っていないと感じたときに感じます。自己の行動に対する恥ずかしさが強調されます。
    •    例: 他人の前で転んだり、失礼なことを言ったりしたときに感じる恥ずかしさや、他者に自分の失敗を見られることへの恐れが典型的です。

2. 廉恥心(Sense of Honor, Sense of Dignity)

    •    意味: 廉恥心は、自分の品位や道徳的な潔さを守る意識に基づく感情です。自分が誠実で道徳的に正しい行動をするべきだという考えから、その行動に反することをすることを避ける意識に強く関連しています。廉恥心を感じるときは、自分の行動が「自分らしさ」や「誠実さ」に反していると感じる場合が多いです。
    •    例: 裏切りや不正をすることがあったときに、自分の名誉を守るために感じる恥ずかしさです。例えば、商取引で不正を働いたり、義理堅さに反する行動をとったりした場合、自分の品位を保ちたいという意識から感じる恥です。

主な違い

    •    羞恥心は、他人の期待や社会の規範に反した行動に対して感じる恥ずかしさで、特に他者の評価が大きな要素です。社会的な失敗や「他人に見られることへの恐れ」が強調されます。
    •    廉恥心は、自己の内面にある道徳や誠実さに基づいた品位や名誉を守る意識から生じる恥です。こちらは自分自身の行動や信念に対する誠実さが重要で、他人の評価よりも自己の価値観に対する忠実さが問われます。

まとめ

    •    羞恥心: 他人の目を気にし、自分の行動が社会的に恥ずかしいと感じるときに生じる感情。
    •    廉恥心: 自己の品位や道徳的な潔さに反する行動を避けるために生じる感情。

このように、羞恥心は外部の評価に依存するのに対して、廉恥心は自己の内面的な価値観や誠実さを守ろうとする心から生じます。

~~~引用終わり~~~

すばらしい。さすがChatGPT。

羞恥心:外部、社会的
廉恥心:内部、道徳的

って違いがある。

おそらく、ルース・ベネディクトの名著『菊と刀』では、廉恥心ではなく羞恥心が問題とされていたのではないか。

確認後,おってまた書きます。
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勇気も素直さも努力から

2025年01月10日 | 人間心理・心理学
弱さは強さから生まれる ってさっき書いた拙稿 こちら とほとんど同じですが。

某大手企業の役員さんと会食しながら、私の中で生まれた言葉。

勇気は努力から生まれる。
素直さも努力から生まれる。

解説します。

勇気はどうやって出せばいいか。

会議中、知らない単語が出てきたときに、「え、それ、どういう意味ですか」って聞き返す。勇気が要ります。

どうやったらそう言える勇気が出るか。

日頃から努力すること。日々、研鑽すること。本を読む。雑誌も読む。森羅万象に多感である。知的好奇心をたくましくする。

そうやって努力していると、「こんだけ努力している自分が知らないってことは、そんなに恥ずかしいことではないはずだ」って思える。

だから「それなんですか」って言える勇気が出せる。

勇気も努力から。

____________

素直さも同じ。

会話の中で、分からない言葉に対して「え、よくわかりません、どういうことですか」って聞けるのは、勇気でもあるけど、素直さでもある。

その素直さも、努力しているから、出せる。

たいして努力していない人は、変なプライドが邪魔して、「これ、聞き返したら、自分が馬鹿だと思われちゃうな」って思って、分からない概念に対して、聞き返すことができない。素直になれない。謙虚になれない。

そう。

素直さも、努力から生まれる。

____________

このように、努力していると、勇気も出せるし、素直にもなれる。

努力ってのは、自分のスペックを上げる、知的な能力を上げるだけではない。

勇気とか素直とかの、徳目、人徳も、上げる。

努力は、知育のみならず、徳育にも、役立つのです。

努力はせざるべからず。

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弱さは強さから生まれる

2025年01月10日 | 人間心理・心理学
最先端のリーダーシップは、Vulnerability。脆弱さ。弱さを認めること。

自分をさらけ出すこと。人間は統計的に一日7回ミスをする。

自分だって7回もミスっているのに、「オレは率先垂範、ミスしません」ってのは、ウソ。偽善。

リーダーが偽善ではいけない。

その、「弱さをさらけ出す」ってのも、努力から。強さから。

自分はこんだけ努力している。こんだけ努力している自分が知らないってことは、「それ、どういうことですか」って聴くことに、恥ずかしさはない。

こんなに勉強している自分が知らないってことは、そんな恥ずかしいことではないと思えるから。

だから、弱さをさらけ出すのは、自分に自信があるから。強さがあるから。

だから、弱さも強さから生まれる。

強くなりましょう。

そして弱くなりましょう。
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【子育て備忘録】 長男が本屋に行っている

2025年01月10日 | 教育・子育て
冬休み最後、長男が地元の大きな書店に行っていた。

何の本を買ってきたのかは知らない。好きな野球の本もあるようだ。

嬉しい。

冬休みに、ゲーセンに行くでもなく、本屋に行く。

そういう中2に育ってくれただけで、嬉しい。

妻や周りの方々のおかげ。

私なんか、中2のころ、「自分で大きな本屋に行く」なんてしなかったな、、

中3か高1の頃、本を読まない私に業を煮やしたか、父親が「お前は自己啓発をしとらんな。人間は自己啓発しなきゃならん」って言って、地元の成瀬のそれなりに大きな書店に連れて行ってくれたのを思い出す。

科学の、流体かなんかのブルーバックスの新書を買ったのを覚えている。たしか一冊だけだったか、、、

それくらい私も本を読まない高校生でした。

慶応大学を受験するときに、愛読書を書く欄があって、選ぶのに苦労したというか、青バット大下弘を描いた辺見じゅん『虹の生涯』を書いたのを覚えている。

 
ほとんどこれしか選択肢がなかった。

どうやら私より知的に育っているようだ。後生畏るべし。

私より世のため人のために自己を使い切る人間になってくれれば嬉しい。

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カルチャーは意識的に創り出さないといけない ー祭りのように

2025年01月10日 | 経営・インテグリティ・エンゲージメント
カルチャーは意識的に創り出さないといけない。
意識的に、人工的に、演繹的に。

って私は言っている。

一昨晩に会食させていただいた、大手企業役員さんも、

「祭り」のように、文化は意図的に築いていくもの

おっしゃっていた。

お神輿担いだりする、地元の祭り。

毎年やらないと、引き継がれない。文化が廃れる。

会社の文化も、意図的に継いでいかないと、いけない。

私が転職したときも、愛していた会社文化が引き継がれないことに違和感を感じたからだったな、、、

企業のアイデンティティは意図的に、意識的に伝えていく。

いいところはそうして伝えていかないとですね!


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受験生次男へ手紙

2025年01月10日 | 教育・子育て
今朝は会うので、置き手紙ではない。

口で伝えるのみならず、筆で丁寧に伝えたかったので。

しゃべるよりも、肉筆は多くを語ってくれるはずだ。


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一年間しゃべるな

2025年01月10日 | 人物
伊藤忠の大経営者、岡藤正広さんが、営業マン1年目、

カバン持ちをしろ。
一年間、しゃべるな。
ノートだけ取っておけ。

と言われた。

屈辱だったろう。
悔しかったろう。

伊藤忠の商社マン、しかも岡藤さんのように気の強い人が、この命令を受け入れることが、どれくらい辛かったか。

これを受け入れたから、今の岡藤さんがある。

末ついに海となるべき山水も
 しばし木の葉の下くぐるなり

そんな田中角栄が愛した一句を思い出しました。

今朝の日経新聞、私の履歴書。
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