川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

子育ての答え合わせは? ー100年後のための子育て

2025年01月15日 | 教育・子育て
子育ての答え合わせは、いつ、出る?

子育ての答え合わせ。

子育てって、正解がない、試み。暗中模索。正解だと思ってやっていても、5年10年経って、「あれはマズかったかなぁ」「もっとああしておけばよかったかなぁ」なんてうじうじ考えてしまう。

それが子育て。

子育てに答え合わせがあるとすれば、それはいつ?

数年前、子どもの中学受験を終えた同世代知人が、「これで私もひと仕事終えました」的に振り返っていた。

すっごく違和感を感じた。

良い中学に入れただけじゃないか。

まだ人生始まっちゃいねえよ。『キッズ・リターン』のたけし監督がブチギレますよ。

じゃあ、答えはいつ出るんだ。

子どもが就職したら?
結婚したら?
子どもが死んだとき?

否。

もっと後。

子どもが幸せでも、その子ども(つまり孫)がダメなら、子育て失敗。

要するに、二世代後。

なぜか。

売家(うりいえ)と唐様で書く三代目

この川柳を私は強く価値あるものと思っている。

一代目の創業者は頑張る。
その貯金で二代目もなんとか踏ん張る。

でも、三代目は、遊んじゃって、「唐様」でカッコつけて書く書道とかは覚えるけど、遊び人だから、身代を潰す。

一代目と二代目が築いてきた財産も暖簾も、引き継げない。大きく立派な家を売る羽目になる。零落する。

その「売家」という張り紙を、唐様でカッコつけて書く。

それが、「売家と唐様で書く三代目」。

世の、甘えん坊で世間知らず、苦労知らずのボンボンの三代目を揶揄した言葉。

一代目が出世して、金持ちになって、二代目がそのおかげで下駄を履いた恵まれた人生を送ったとする。

でも、苦労していない二代目に育てられた三代目は、、、

売家と唐様で書く羽目になる。

そこまで考えて私は子育てしている。

つまり、自分が一代目として、二代目の子どもたちに贅沢はさせないようにしている。

三代目が、売家と唐様で書かないために。

だから、私の場合、子育ての答え合わせは、「孫が死んだとき」ですかね。孫がきっちり育って、まともな人生を送って、いい死に方をしたら、私の子育てが間違っていなかった。

そう答え合わせができる。

____________

ってのは、いままでも20年くらい、考えていたこと。

これを定量化すると、、、 私が死ぬのが今から30年後の80歳とする。

私の子どもたちが死ぬのが、その35年後くらいの、今から65年後。

その下の世代の、私の孫たちが死ぬのは、、、 さらに35を足した、ちょうど100年後かぁ!

私って、100年後のために、子育てをしているんですね。

そう考えると、さらに、私の日々の振る舞い、言動について、100年後にも生きるような、真剣さを持たねばならぬ、と思います。

気合を入れ直します!


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今晩のクイズ

2025年01月15日 | 教育・子育て
子どもにはよくクイズを出す。






食卓の会話を知的にするのも親の務め。
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長島・大野・常松法律事務所の長島安治先生ご逝去

2025年01月15日 | 人物
第一東京弁護士会の会報で、最大手長島・大野・常松法律事務所(NO&T)を設立された長島安治先生が、昨年11月に98歳でお亡くなりになったことを知りました。

国際弁護士の草分け。昭和28(1953)年弁護士登録ですから、、、な、72年前ですね、、、

長島先生のエピソードでは、アソシエイト弁護士が書類を出すときに、机に直角にしてきれいに出させた、というのが私には一番インパクトが残っています。

他に、NO&Tの先輩から、「所内電話が長島先生からかかってきて、『もしもし』と言ったらキレられた、時間の無駄だと」って教わりました。

IPBA(環太平洋法曹協会)とかを通じて私にはNO&Tの先輩弁護士が多く、その先輩方から訊いた、「長島イズム」というか、長島先生のすごさをインストールして弁護士をしています。

98歳の大往生だったのではと思います、御冥福をお祈り申し上げます。

長島先生に続いて、いい法曹になるように日々励みます。
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本棚増設!

2025年01月15日 | 
本棚を増設して、私の全集関係の本を並べました!

 後記:たっくさんあった印象ですが、こうして並べると案外少ない、、
 先日お伺いした執行草舟さんオフィスの蔵書の10分の1にも満たない!

 己の卑小さを知りました、これからも精進します!
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家庭連合のこの60年

2025年01月15日 | 法律・海外法務
家庭連合は、60年で、

  1. 刑事事件:0件 
  2. 詐欺・強迫取消:0件 
  3. 民709条不法行為:2件 
だけです。これで解散になるんでしょうか。


 ※民709条とは別に、民715条の使用者責任は30件ありますが、これは「肩代わり責任」(報償責任、無過失責任)ですから、、、
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金間大介『ライバルはいるか?』がすごいいい本。

2025年01月15日 | 
連日、すっごい本に出逢ってしまった。





Amazonで五つ星をつけました。私が五つ星をつけるのは100冊に一冊くらいしかない。その数少ない本の一つ。

金間大介さんの本は外さない。


心理・組織・社会学において、今の日本の第一人者。

ライバルには4つある。

    1.  好敵手

    2.  基準

    3.  目標

    4.  ??? いわば「ゴースト」






    ネタバレになっちゃいますが、第4のライバル、???「ゴースト」は「自分」ってのに、腹落ちしました。






    毎日毎日、来る日も来る日も、

    「お前、いいのか、その程度で」

    と、問いかけてくる、ゴースト。

    私の中にもいる。巣食っている。俺にいつも喧嘩を売ってくる。

    まさにインテグリティですね。

    不完全な自分が、観完全な理想へ向かって謙虚に向上心を持って歩むそのプロセス、それがインテグリティ。

    「プロセス・ベスト」って金間さんの言葉がこのインテグリティを想起させました。






    紙で買って、中2の息子にも見せようかな。


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    今日の置き手紙

    2025年01月15日 | 教育・子育て
    中学受験まであと二週間くらい。
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    最も嫌いな人の人権を守る

    2025年01月15日 | 法律・海外法務
    自分が最も嫌いな人の人権を守ってこそ、初めて権利を守るということになる。






    それが裁判官の使命。


    今の家庭連合の解散命令を裁いている、鈴木謙也裁判長に、届けたい。

    裁判官だけではない。

    自分が最も嫌いな人の人権を守ってこそ、初めて権利を守るということになる。

    これは法曹、そして国民が知っておきたいこと。

    口を開けば家庭連合の悪口を言いふらすいじめっ子の紀藤正樹弁護士に伝えたい。

    自分が最も嫌いな人の人権を守ってこそ、初めて権利を守るということになるんですよ。



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    佐賀の男

    2025年01月15日 | 社会・時事など
    袴田事件で、無罪の心証を抱いたものの、死刑判決を書かされた熊本典道は、佐賀の男。

    • 頑固で、
    • 見栄っ張りで、
    • 正義心が強くって、
    • 人の上に立っていないと気が済まない。
    • 思い通りにならないとすぐ怒る。
    って形容をされている。

    愚父も佐賀で育った。

    だから私にもその血を引く部分がありそうだなと思ったので、自戒と備忘のために記しておく。




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    無法者同士の争い

    2025年01月15日 | 法律・海外法務
    袴田事件の一審で、死刑判決を書いた裁判長は、袴田さんへの拷問的な捜査を、「無法者の争い」と非難した。

    有罪にした被告人の袴田さんも無法者だけど、捜査官も無法者だ、と。

    すごい。

    裁判所が、検察側を、「無法者」と表現した。

    60年近く前の話。

    そんな無法者の世界が、60年前には、ありました。




    だからその地裁の死刑判決で、1人死刑に反対した熊本典道左陪席裁判官が、

    本件捜査のあり方は、・・厳しく批判され、反省されなければならない。
    本件のごとき事態が二度とくり返されないことを希念する

    って書いて、そのまま判決になった。これを読んだプロは「あ、3人の裁判官の中で1人は無罪の心証を持っていたな」と分かった。

    ーーーーーー

    今はまともな社会になりました。

    まだヘンなところはある。

    もっと良い社会にしていかないと。
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    マトモな裁判官は1割だけ

    2025年01月15日 | 法律・海外法務
    木谷明っていう有名な裁判官が、裁判官を3者に分類している。

    1. 迷信型:3割
    2. 優柔不断型:6割
    3. 熟慮断行型:1割
    1の「迷信型」は、検察の言うことを迷信する。盲信する。思考停止。3割。

    2の「優柔不断型」は、検察の言うことをおかしいなと思っていても、優柔不断に、靡いて、有罪判決を書いちゃう。大半の6割。

    3の「熟慮断行型」のみが、検察の言うことをおかしいぞと思い、疑わしきは被告人の利益にと考えて、無罪判決を書く。たった1割だけ。

    これをエリート裁判官が言っている、、、

    裁判官にも勇気のない人が9割なんですね。。。


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    すごい本に出逢った 『袴田事件を裁いた男 エリート裁判官・熊本典道の転落』 尾形誠規

    2025年01月15日 | 法律・海外法務
    すごい本に出逢った。


    『袴田事件を裁いた男 エリート裁判官・熊本典道の転落』

    あの、袴田巖さんの事件。地裁判決の、右陪席裁判官。無罪だと思っていた。でも、多数決で、死刑判決を書く羽目に。

    良心の呵責に苛まれ、すぐ裁判官を辞め、弁護士になり、酒に負け、離婚したり、生活保護を受けるくらいに、落ちぶれた。


    袴田巖さんが、刑務所でクリスチャンになった。






    その袴田が見る宗教世界を覗いてみようと、熊本元裁判官も、クリスチャンになった。




    袴田君の心境に、少しでも近づきたい。

    自分が死刑にした死刑囚がクリスチャンになったから、自分もクリスチャンに。

    ーーーーーー

    死刑判決を書く前に、裁判官なのに、わざわざ拘置所に行って、死刑囚に話を聞きに行く。

    法曹的には、考えられないほどの行動力。





    良心が強すぎた、のでしょうか。

    ゆえに北村晴男弁護士にも尊敬された。






    袴田巖さんの、姉の、秀子さんも、素晴らしい。

    報道写真とかで、90歳を超えても、矍鑠としていることは、知っていた。

    それだけではない。

    圧倒的な、徹底的な、地を震撼せしめるほどの、ポジティブ。




    どうってことねーよ。

    無罪なのに半世紀も拘留されている。

    その可愛い弟の、巖に比べれば、ぜぇーんぶ、どうってことねーよ。

    秀子さんに接した者は、みな、この「秀子ウィルス」に感染する。

    秀子なくして巖なし。

    袴田巌の勝利は、実姉・秀子の勝利でもあった。

    「世界一の姉」という本も出ている。



    間違いない。

    秀子さんは世界一です。


    ーーーーーー




    自分が最も嫌いな人の人権を守ってこそ、初めて権利を守るということになる。



    それが裁判官の使命。

    素晴らしい。

    裁判官どころか、全法曹、そして全国民の使命ではないか。

    この本からの他の学びは、別稿で。
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    筋を通せ

    2025年01月15日 | 人物
    伊藤忠商事会長の岡藤正広さんが、若い頃、大手の西部に仁義を切った。

    大阪から、毎週のように上京して、池袋に、日参。

    たとえ相手が巨人でも筋を通すこと。

    彼がその西武の件から学んだ教訓。

    記事を読んでいない方には何のこっちゃかもですが。

    商人としての信用を、こうして岡藤さんは築いていった。

    立派な人間には義理堅いところがある。

    私も学ばねば。

    今朝の日経新聞、私の履歴書。
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