川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

羞恥心と廉恥心

2025年01月16日 | 経営・インテグリティ・エンゲージメント
羞恥心と廉恥心の違いを、改めて図示します。

ルース・ベネディクトが1946年に『菊と刀』で提示した(キリスト教的)罪と恥は、「羞恥心」(=恥かくのを嫌がる、Shame)。

だから、羞恥心より、罪悪感を感じるほうが広くなる。人が見ていなければ罪悪感は感じても羞恥心は感じない。

ルースは、一度も日本に来日せずに頑張って書いた。評価できるところは多いけど、、、それから79年、そろそろ我々はルースから卒業してもいい。

____________

羞恥心(shame)ではなく武士が持っていた廉恥心(=恥を知る、Sense of honor/dignity)で考えると、罪と恥の関係は反対になる(廉恥心を感じる場合が広くなる)。

廉恥心は死語に近いのでマニアックですが、私の専門のインテグリティとは以下の関係にあります。



なお、広辞苑でも、羞恥と廉恥はしっかり分けられています:

  • 羞恥=恥ずかしく思う気持ち。恥じらいの感情
  • 廉恥=心が清らかで、恥を知る心のあること


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 象さんジョウロ | トップ | 卑怯を悪む »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

経営・インテグリティ・エンゲージメント」カテゴリの最新記事