
コンプライアンスが言われて34年。
(嚆矢は1991年の連邦量刑ガイドライン)
未だに( )付きの訳語が新聞で出るんだ。
今朝の日経新聞。
しかも、その内容も 法令遵守 っていう、古めいた、狭義の意味、、、
二重の驚き。
「法令遵守」なら日本人でも分かるから コンプライアンス なんてカタカナを使う必要ないのに。
遵守するのは法令だけではない。
ルール遵守 って訳にすればいいのに。
ーーーーーー
1991年、訴訟社会アメリカで取締役が代表訴訟の責任を負わない「保身」のために、コンプライアンスって概念が生まれました。
コンプライアンス・プログラムを導入していれば、役員は責任を負いません。
そもそもが「保身」で始まった「コンプライアンス」。
34年経っても、「保身」のために使われる。
「持ち場」を守る、「自己中心的」な、消極的な概念として。
「持ち場」を守る消極姿勢は、みずほ銀行システム障害の原因になった。
「自己中心的」な消極姿勢も、ダイハツの認証不正の原因になった。
コンプライアンスは「諸刃の剣」なのです。