◎ 中小企業への追加支援検討 景気判断下方修正受け 梶山経産相
2020年3月27日 12時04分
☆☆ 政府の公式の景気判断から「回復」という表現がなくなったことに関連して、梶山経済産業大臣は、特に影響が大きい中小企業が事業を続けられるよう、追加の対策を検討する考えを示しました。
政府は26日公表した今月の月例経済報告の中で、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、景気の現状についての判断を下方修正し、6年9か月ぶりに「回復」という表現をなくしました。これについて、梶山経済産業大臣は閣議のあと記者団に対し、「国内の景気が急速に厳しい状況になっている」と述べました。
★★ 経済産業省によりますと、全国の商工会議所や政府系金融機関などに設置された経営相談窓口には、これまでに20万件以上の相談が寄せられ、そのうちの9割以上が資金繰りについてだということで、日に日に深刻さが増しています。
梶山大臣は「すでに補正予算で組んだ経済対策をしっかりと執行し、当面の経済にできるだけ影響がないように、前例にとらわれず対策を練っていく」と述べ、さらなる中小企業の支援策を検討していく考えを示しました。