① 地震活動活発化 千葉沖「スロースリップ」に注意を
2018年6月15日 17時15分
千葉県東方沖の周辺で、今月に入り、地下のプレートの境界がゆっくりとずれ動く「スロースリップ」と呼ばれる現象が発生し、地震活動が活発になっています。スロースリップは少しずつ場所を変えながら続いているとみられ、専門家は、今後の地震活動に引き続き注意するよう呼びかけています。
「スロースリップ」は、陸側と海側のプレートの境界がゆっくりとずれ動く現象で、政府の地震調査委員会によりますと、千葉県東方沖では数年おきに発生して、そのたびに周辺の地震活動が活発になり、平成19年8月には、千葉県で震度5弱の揺れを観測する地震も起きています。
防災科学技術研究所によりますと、「スロースリップ」は今月3日から8日の昼にかけては千葉県東方沖で発生し、その後、8日昼すぎから12日にかけては房総半島の南東部で起きたとみられます。
さらに13日から14日にかけては、千葉県勝浦市周辺やその沖合の領域へと、少しずつ場所を変えながら継続しているとみられるということです。
この間、千葉県内では今月12日と14日の合わせて2回、震度3の揺れを観測する地震が発生しています。※
地震調査委員会の委員長で、東京大学地震研究所の平田直教授は「千葉県東方沖のスロースリップは、過去にも発生場所を移しながら2週間程度続いたことがある。過去には震度5弱程度の揺れを伴う地震も起きているため、引き続き注意してほしい」と話しています。
※ この時は連続して記事をアップしています。
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② 千葉沖プレートでスロースリップを観測。地震調査委員会から指摘「比較的大きな地震に注意」
平田直委員長「今回は震度3だったが、今後はより揺れの大きい地震が起きる可能性もある」
6月に入って千葉県の房総半島沖で、プレート境界の岩盤がゆっくりと滑り動く「スロースリップ」現象が発生した。政府の地震調査委員会が6月11日、岩盤が約6.5センチ動いたと発表した。
地震調査委員会の平田直委員長は、今後比較的大きな地震が起きる可能性があるとして、注意を呼びかけている。
千葉県の東方沖は、陸側のプレートがフィリピン海プレートに沈み込んでいる。ここでは、境界面がゆっくりと滑るスロースリップ現象が数年おきに発生しており、そのたびに周辺の地震活動が活発になっている。
「会合で指摘したとおりに地震が起きた」
12日の午前5時すぎにも千葉県の東方沖を震源とする地震があり、勝浦市などで震度3の揺れを観測した。
前日の11日、政府の地震調査委員会が、周辺の地震活動が活発になる可能性があると会合で注意を呼びかけていた。
平田委員長は12日、「きのうの会合で指摘したとおりに地震が起きたといえる。今回は震度3だったが、今後はより揺れの大きい地震が起きる可能性もあるので、地震活動に引き続き注意してほしい」とNHKニュースに話している。
③ 地震調査委員会関係報告書 | 地震本部
https://www.jishin.go.jp/reports/research_report/
活断層の長期評価手法(暫定版)」報告書について, 平成22年11月25日. 基盤的調査観測対象活断層の評価手法, 公表日. 「基盤的調査観測対象活断層の評価手法」報告書について, 平成17年8月24日. 日本の地震活動 -被害地震から見た地域別の特徴- ...