世界報道写真展2009！

毎年この時期に「東京都写真美術館」にて行われている
「世界報道写真展」に行って来た。

世界中の報道写真を集めた
実に「考えさせられるイベント」で、
毎年世界中の事件や事故、スポーツを扱っていて、
中でも戦争や紛争を扱ったものには心を打たれる。

昨年に引き続き映像出展もあり、
（昨年はミャンマーで死亡した日本人ジャーナリスト
「長井健司さん」の取材した様々な映像で、こちらも充実していたが）
今年はイスラエルの攻撃を受けたガザの人々を追った生々しい証言映像が凄い。
ビデオジャーナリスト「土井敏邦さん」によるものだ。

昨年12月～１月にガザ地区はイスラエルの勝手な攻撃を受けた。
村人全員を1つの民家に集めての虐殺や、
水を掛けると余計に燃え広がる「白燐弾」を使用した非人道的な攻撃により、
ハマスとは何の関係も無い市民、
特に女性や子供、幼児までもが標的になった事実！
日本のメディアはちゃんと報道していないんだ！

ハマスがロケット弾を打ったから・・・
と言い続けるイスラエルだけれど、
関係の無いガザ地区の市民が1000人以上死んだんだぜ！
ふざけてるよな！

しかも国連パレスチナ難民救済事業機関（ＵＮＲＷＡ）の施設に砲弾したことを、
皆様は覚えているだろうか？
そこにあった倉庫の食料や医療品全てが燃えちまった・・・
その燃えちまって廃墟となった映像も、
現地の日本人職員の説明で明らかになっているのも見逃せない！
とにかく、素晴らしい取材だ。

この映像は必ず見るべきだ。
今の、「現実の世界」を浮き彫りにしている。
「平和ボケ」なんかしていられないよ。

映像の最後に、
「５カ月が過ぎた今、世界のメディアはガザの状況をほとんど伝えなくなった」
というテロップが出る。
「無力感」が自分を襲う。

メディアは風化させてはいけない！
そして、僕たちは語らなければいけない！

8月9日まで恵比寿の「東京都写真美術館」だ！
忘れずに行ってくれ！
俺の店なんか来なくてもいいから！

「自分だけが幸せなら良い」なんて絶対に思わないで欲しい！
世界はつながってなきゃ、絶対にいけない！
俺はそう信じてるよ。

＜7/30 Mash＞
★湘南の中古楽器専門店Jerry'sのオーナーです。
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