52年製レスポール
名前は「ロゼッタ」
そう
初年度のレスポールだ
実は昨日お馴染み
「Headstock工房」
の「Dr.YUta」
に引き継いでもらおうと
当店で商談をしに持って行ったんだ
商談内容は彼の持っている
Fender57年製ストラトキャスター
とのトレード&追金
しかし・・・・
最終の音チェックの末
「手放せな~い」
と俺自らが商談を決裂
ホント申し訳ない
だって最高に鳴るんだもん
いたって甘く
そして時には
ワイルド
に
思いとどまった理由は
深く叙情的サウンドなのはもちろん
俺の敬愛するブルースマンたち
ジョン・リー・フッカー
や
マディ・ウォーターズ
荒くれ者
ギター・スリム
そして聖職者
シスター・ロゼッタ
が使っていた時の音を思い出してしまったから・・・
抱き心地は格別になった
正直に言おう
コレがアメリカから届いたのは
もう何年も前
しかし、俺自身フェンダーのギターたち
を愛するがばっかりに
ほとんど押入れにしまって置いたんだ
今回の商談の為に
伊豆の仕事兼音楽部屋から持って来る際も
何一つ悩まず
音も出さずに車に詰め込んだ
だから商談寸前に
「音だけでもチェックしておくか」
という行動に出たのが
功を奏したとでも言おうか
とにかく
「この子は渡せねえ」
となったわけでして・・・・
ロゼッタちゃん
は俺の元へ帰ってきたんですねぇ
「ゴメンねロゼッタちゃん
」
危うく身売りするところでしたが
ところでこの52年製
レス・ポールの歴史としては初年度という以外
あまり語られていない
写真では分からないけれど
オールゴールド
(バック&ネックも)
で塗装されており、
甘いアコースティックな音
が持ち味なんだね
ジャズ奏者の
レス・ポールさん
が目指した音は
あくまでも甘く
トーンも素晴らしくウォーム
ってところなんだよね
「ロックでなんか使いたくない」
って本気で思うギター
それが俺のロゼッタ
なんです
コレ以降徐々に変わる
レス・ポールの歴史は
ポピュラー音楽の歴史
でもあるわけです
う~ん見れば見るほど
愛してるよ
ロゼッタ
<11/25 MASH>
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