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ジョーカーウーマンの「明日もボブで狂うわよ!」 (第11回) ボブが来日する2020年です!

2020-01-30 13:49:23 | BOB DYLAN

明けましておめでとうございま~~~す☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

ついにボブ・ディランが来日する2020年が明けました!

若め?ファンは2010年が初体験だった方もいるのではないでしょうか?

あれから10年、当時特に10年後のボブ・ディランのことも、10年後の自分自身のことも考えてなかったですが、、、、またボブを日本で観ることができるなんて。。

改めまして、、、祝☆来日です。

某様のブログでボブ・ディラン2019年10大ニュース発表されてたので、私も倣いまして
、昨年のボブ・ディランびっくりニュース(自分目線)発表させていただきます。

10位からじゃなくて、1位から行きます。

1位 :ローリング・サンダー・レヴュー: マーティン・スコセッシが描くボブ・ディラン伝説、Netflix で公開される

皆さん、ご覧になりましたか?
RTRカッコよかったですね。今まで観たことない映像がザクザク。
保存できないのが残念ですが、Netflixは今のところ格安なので観なおしたいときに入って、ついてに他の映画も観るのもいいかもですね。

シャロン・ストーンが変なこと言い出すまで、すっかり実ドキュメンタリーと信じて観てました。(いずぅものおくぅに)

聞いたことない関係者の名前多いと思った。

作り話ならもっと面白くてもいいんじゃないの?と少し思いましたが(少しだけ!)。

自分的にはアレン・ギンズバーグ映像と語る今ボブが良かったです。


2位:ニール・ヤングとデュエットする

まさかのデュエット!選曲も最高。
動画サイトで即効観ることができる時代に感謝!


3位:ピアノの向きを変える

先の配置は何年続いたのでしょう?
すっかり不動と信じてました。

推測では夏にニール・ヤングとステージを共にした時にインスパイアされたとか。。。
ニール・ヤングのステージどんなのかチェックしてないから知らんけど。。)

前の配置と信じ「ボブが横向きになってもピアノ前がいい~」という人が、右ブロックのチケットばかり購入して、秋ツアー始まって大ショックというようなドラマも展開されました。

救いは右ブロックはボブのふわふわヘアーしか見えない時もあるけど、ボブに近くはある、というところでしょうか?

私は全ブロック取り交ぜて座りましたが、意外と全部良いことろがあって、より平等(ボブの姿を楽しむことについて)な配置かもしれません。

※来日時は元に戻ってる可能性もあります。


4位:毎回ギターを弾くようになる

たま~~~にギターを披露してくれることはあったけど、もう弾かなくなっていたのは周知の事実。
正直言うと私はボブのピアノの方が格段に好きなのですが、それでもボブ・ディランがギターを弾いてる姿は素直に嬉しかった。

また、昨秋ツアー最後の方では「ギター弾くのレアだから」という理由ではなく、本当にギター良かったんです。好きです。


5位:ウィーンで写真を撮った観客を注意する+Dignityがセットリストに(すぐ消える)

おもしろかったから、第5位。
「play or pose」事件の後日、Dignity never been photographed の歌詞が「メッセージか?」と思わせる「Dignity」が一瞬登場。現地で聞けた人超ラッキー!

「play or pose」事件の翌日のショーではDignityも登場せず、グランドピアノの蓋を開けて視界をブロックされるという、とばっちりを受けただけなんですよね。。。
ちょっと怒ってるボブの演奏は良かったです。


6位:不動のバンドメンバー変わる+マネキン登場

スチュの代わりのメンバーなしで行くのかと思ってたら、ギター要員としてBob Britさん参加。そしてドラマーがMatt Chamberlain さんに交代です。

ボブは秋ツアーかなりご機嫌で、ネットでは「ステージ終わった後、メンバー、一人一人と長いハグをしていた」目撃情報まで登場。

デフォルトで機嫌悪そうなボブ・ディランを長年愛してたのに調子狂う。。。けど、ボブが楽しかったら結果オーライです。

生きたメンバーではないけど、男女マネキン3体登場。
確か名前はディヴ、レイチェル、フィオナかな、、、常にドレスアップしてる。
ファンの大方は苦笑しているが、後列配置で良かった。。。心からそう思う。

わざわざ飛行機に載せて日本まで持ってくるのだろうか。。。。


7位:Lenny Bruceがセットリストに(継続中)

今や固定セトリが連続して続くようになったので、新しい曲登場は非常に重要。
「レニー?」と思ったけど、かなり良いです。
響きが美しかった「シナノン」が「バビロン」になってるけど。

好きだったフレーズ消滅と言えば、Thin Manの「tax-deductible charity organization」
が知らん間に消えてて、何かしらのディナーインビテーションみたいな歌詞になってた。
んーーー。仕方ないか。。。


8位:メンバー紹介復活する +NYC公演で観客席にいた有名人を紹介する

不動かと思われたメンバー変更のためか?長年無かったメンバー紹介がおもむろに復活し、ファンを喜ばせる。

メンバー紹介がないのは、変わった行為なのかもしれないが、すっかりボブ・ディランに慣れてしまってる身には、多分他のアーティスト観に行ったら「この人曲の間にお喋りしてる~~???何なん?」と違和感を感じそう。

必要ある時だけ喋る(新しいメンバー紹介する・休憩行くけど、まだあるからね、と告知する)、喋りたい時だけ喋る、凄く筋が通ってる。

メンバー紹介と並んで有名人紹介は大きな驚き。

基本的に、喋らず、愛想がない印象が強いが、過去にもこのような事例があったと思うし、ジョークの時間があった時代すらあったけど。

もう「過去の事例」とかいう時点でレアってことですけどね。

ボブの喋ってる声を聴くのは大好き。
独自の抑揚が歌ってるみたいに聴こえるのは私だけでしょうか?

しかし、ボブ・ディランは、たまに喋るから良い!と思う。
1曲減らして喋られても困る。


10位:秋ツアーの日程遅れる+日本ツアー発表される+近年で最高のツアーと絶賛される

ウィーンで躓いてコケそうになったの見た時も怖かったけど、秋ツアー発表が例年よりも遅かったのも、発表までの間どきどきしました。

78歳という年齢もあり、最近は絵画等の製作もしてるし、もしかして、秋ツアー無いのかも。。。から、想像はどんどん膨らみ、もうツアーしないんじゃないか、少なくとも、今からの発表じゃ、短いツアーになるだろう、NYだけかも、、とか不安な夏を過ごしました。

一転、何事もなかったかのように、通常のアメリカ西→東の北回りフル日程が発表され、、、「焦らしたから」でも無いと思いますが、チケットも数年前よりバンバン売れてた模様(チケットマスターのシートマップ確認の印象です)。

蓋を開けたら、ツアー開幕より絶賛の嵐。
確かにどの音源聴いても良いわ。

私は、毎年毎回同じこと言ってる自覚があるので、当てにはできないけど、実際レビューや記事でも褒められてるわ。絶賛されてるわ。

何よりも、ボブ・ディラン本人がご機嫌なのが、絶好調の証拠。
少なくとも納得いくショーであるのかと思います。

さて、そんな流れでの今年の来日公演。。。良くないはずがないです。

ボブの心中は判る訳ないですが、当然昔からの知人・友人の訃報も多いはずで、思うところはあるとは推測してます。

ボブ・ディランのコンサートは私の知ってる限りとはなりますが、常に真剣、超ストロング・スタイルの本物ショーであったかと思います。

とにかく凄い人です。

しかも、ここ数年はもっと研ぎ澄まされてる感覚があります。
本年の日本、近年の最高のツアーの上書きが予想されます。

数年に一度しか日本ツアーは無いので、仕方なく海外まで行ってますが、日本で観るのが一番良いです。
勿論、私が日本人なのでノリが合うのもあるでしょうが、全員が真剣に聴いてるところが素晴らしいです。

思考が停止するくらい、また終わった後が怖い位、楽しみなのです。

《 ジョーカーウーマン 筆》