「Jerry's Mash」のアナログ人で悪いか! ~夕刊 ハード・パンチBLUES~

「Jerry'sギター」代表&編集長「MASH & ハードパンチ編集部」が贈る毎日更新の「痛快!WEB誌」

今日は終戦記念日・・・ 今こそ「香港のこと」について書かなきゃイカンだろ!

2020-08-15 15:54:26 | 編集長「MASH」の新コラム「Mashからの遺言」

香港に危険が及んでいる・・・

日本語も流暢に操るアグネス氏(周庭氏)が
完全に「見せしめ」で逮捕された。
しかも「香港国家安全維持法」によって・・・
この事実はとても重い。

先日開放されて、メッセージを出したのを聞き
とりあえず「ひと安心」したものの
香港が「ほぼ中国本土に組み込まれた」
と言っても過言ではない、そんな出来事であろう。

これはもう2014年の「雨傘運動」あたりから
多くの香港市民が抱いていた不安が
今や公然と行われている・・・という事実であり、
世界と約束した「一国二制度」は
「巨大な中国マネー」と共に崩れ去ろうとしている。

習政権は「世界第二位の経済大国」となった今
自国から出た「世界のコロナ禍」を良い事に
トランプ大統領の下で結束できない・・・
そんなアメリカから「世界の覇権を奪おう」と
「大々的に攻撃に出た」と言えるだろう。

哀しいことに、いつの時代も
「混乱は一部のリーダーにより繰り出される」
わけだけれど、
今回はトランプの「アメリカ自国主義」という隙を
習主席が虎視眈々と狙い、コロナ禍を突いたわけだ。
もちろんトランプのセイで「アメリカの世界的信頼」は
とうに「失墜していた」から、狙い目と考えたのだ。

分析しても仕方ないよね。もう起こったことだし、
今は「香港を完全に統治した」と世界に知らしめ、
「中国共産党政は如何なる時も揺るがない継続」
を世界にアピールすることとしたのだろう。

しかし、「ここに来て変化が出て来た」ことを
習近平は見誤ったのではないだろうか?
中国が今までアジアやヨーロッパで成功していた
「一帯一路」構想が破綻しかけている!
と言うではないか。

もちろん、それは
「コロナ排出国への不信感」

「香港への圧力に対する拒否感」
からである。

先に挙げたアグネス氏の逮捕は
知名度のある彼女を逮捕することにより
「非情なまでの香港への仕打ちを決定付け」
「言論統制を図る狙い」であることは言うまでもないが
世界に対して「何一つ共感が得られない」事例となり
「中国離れ」は加速するに違いない。
日本は「打算的にセコイ立ち回り」をするだろうがね(笑)。

現在のコロナ禍で「世界では危険な時期」を迎えている。
その全てが「中国発」なのは「彼らの政権」と無関係ではあるまい。
言っておくが、長年アメリカ政府が取り続けた
「お金を持てば中国も民主主義国家となる」という
「第二の日本的戦略」は明らかな失敗である。
(本策は北朝鮮にも使っていたが、中国共産党が存続する今、効果は皆無)

とにかく、日本みたいな国はもう出ないのよ!
「原爆落とされ」
「敗戦国になって」
「アメリカ統治で復興」
そして
「残った国民だけで民主主義を謳歌」
って、この国が稀なんだよね(笑)!
「不思議な国のジャパン」さ!
もちろん「戦争を仕掛けたのは日本」だから
何も文句は言えんがね。

最後に言っておきたいことは
「中国の一般国民に罪は何一つ無い!」
と言うこと。
こーいうことが有ると必ず
「中国国民を敵と見なす行為」があるでしょ?

今日は終戦記念日だから書くけれど
日本の戦争もそうだ!
満州とか現地で虐殺を繰り返し、
慰安婦たちを蔑(ないがし)ろにした、
「そんな現地の日本兵と日本に住む一般国民は当然違う」
わけだよね。

それと同じ。
もっと言うと「軍国主義の日本政府」が悪いわけだ。
それを政府の権力下で伝えられず、戦争に加担した
「当時のマスメディア」も悪だが・・・
(この話は今後、深く書いて行くが・・・今も同じだよね。)

今回の話も、そう。
「一般的な中国国民」は「中国共産党政府」とは違うし
例え彼らが洗脳されていたとしても
「中国政府」が統率しているわけでね。
その中国政府に「香港の自由」が脅かされ、
「今後の世界秩序」までもが脅かされている・・・

我々と同じように「民主主義政府」として生きていた
そんな「香港」がイギリスから中国に返還され、
「力でグイグイ押して来る中国共産党政権の脅し」
に屈してしまうのを、世界は黙って見ていることは出来ない。
コレを許せば中国は後々「台湾」でも同じコトを仕出かすだろう。

今「起きているコト」を
少しでも知っておいて欲しい。
「過去に日本が犯した戦争犯罪」
を知っておいて欲しい。
そして、みんなが考えて生きていって欲しい。
「世界はつながっている!」から。

「One World!」
絶対に忘れるなよ!

《 編集長「Mash」筆 》