「Jerry's Mash」のアナログ人で悪いか! ~夕刊 ハード・パンチBLUES~

「Jerry'sギター」代表&編集長「MASH & ハードパンチ編集部」が贈る毎日更新の「痛快!WEB誌」

6月に入ったら名曲「ウエディング・ベル」収録のコレだ!「Sugar」の1st「SUGAR DREAM」こそ「J-POP」の「隠れ名盤」に他ならんぞ!

2021-06-01 15:54:02 | 編集長「MASH」のレコード&CDラック(音楽紹介)

普通ならこの6月って
「ジューン・ブライドで華やかになる季節」
なんだけれど、コロナ禍の今じゃあ
「誰もがブルーな気分」だからね。
ソコに梅雨が入り込んで来たら
もう「ステイホーム」しながら
ターンテーブルを回すしかない・・・

そんな俺「MASH」が
この季節に聴きたい盤となれば
やっぱりコレ!
「SUGAR DREAM」 Sugar(シュガー)1981年作品

覚えている方も多いだろう。
そう!女性3人組のシュガーと言えば
「ウエディング・ベル」
という大ヒット曲が有るよね!
あの曲が出たのが81年なんだよ・・・。

81年と云えば
俺がまだ小学生の頃なんだけれど
実は「結構衝撃的だった」んだよ。

出会いはテレビの歌番組・・・
そう!
「ベストテン」や「トップテン」
みたいなヤツで見てね。
「イイ歌なんだけれど、何かコミカル・・・」
そんな事を思ってさ。

もう「ビートルズ」によって
「音楽に目覚めていた」
そんな俺だが、
女性には当然まだ目覚めていなかった・・・
ワケだから(笑)
キラキラして見えたもんだよ!

このシュガーに
「聖子ちゃん」とは「また違う良さ!」
を感じたのは、
「楽器を持って登場」していたからなのか
はたまた
「ウエディング・ベル」
で、乗っけから聴かせる
「オープニング・コーラスからのボッサ・ギター!」に移る・・・
「あのアレンジが素晴らしい」からなのか・・・。

たぶん
「その両方」
だったんだろうけれど、
とにかく
「J-Pop」では「もう本当に大好きな曲」
でね!
今でもコーやって
「盤」まで紹介しちゃうくらい!
なんだからさ。

さて、その大ヒット曲を聴くなら
「ベスト盤でいいじゃん!」
って思うでしょうが、どっこい
俺がコレを推す理由、それは
「ベスト盤の様に無駄な曲が無く、
 曲順も含めLPとして素晴らしい作品」
だからなんだよ!

三者三様のヴォーカルもイイし
自作曲も冴えている!
演奏もタイトで文句なし!
まあ、これは
「どこまで自分たちでプレイしているのか?」
は不明だけれど、ね。
そして
女性らしさ満点の可愛らしさ!
(コレ大事!)
に溢れているのだぁ!

はぁはぁはぁ・・・
少々興奮してしまったご様子。
失礼した!

実際「全曲が素晴らしい」ので
今日は珍しく駆け足だが紹介しよう!

A面
1)ムーピー・ベイビー
鍵盤担当の「ミキ」(写真中央)
が作詞作曲したオープニング曲は
ゲルドフ先生の「哀愁のマンディ」風?
鍵盤で始まる「Love & Peace」に溢れた名曲
ツボを押さえたポップソングとロックなバックに
ミキの鼻声ボイスが
「いつか平和な国に君がしてくれるんだね
 地球はばらの色 ばらの色」
と歌い上げ、最初から名盤の予感だ!

2)涙色キャンディー
今は亡きベーシスト「モーリ」(写真向かって右)
が歌う「お姉さんの恋模様」
無敵ポップス!
私事だが、1回だけライブをした
「俺の女装プロジェクト」
その名も
「涙色キャンディーズ」
はココからの命名!

3)バナナが桃(ピーチ)に恋をした
ギターのクミ(写真向かって左)の作曲で
歌も彼女だが、クミも鼻声で迫るので
慣れるまでミキと聴き間違えていた・・・
卑猥な詩は「Heart Box」となっているものの
恐らく彼女達3人の変名と俺は推測している。
コミカルさとラテンの融合が出色!

4)ごめんなさいね・・・
モーリの作詞作曲で、歌も彼女。
少し歌謡曲寄りながらも
彼女の染みる歌声には
ググッと引きずり込まれてしまう・・・

5)Love is moment
ボーカルはクミ。
これも歌謡曲にラテン・タッチのピアノが
絶妙にマッチ!
A面を終えるには最適なナンバーだ!

B面
1)おねむEXPRESS
ミキの自作曲で歌も彼女!
やっぱり「シュガーはミキ!」
と思わせる軽快なポップRock!
全編で聴けるブルース・ハープはあの大御所!
が吹いているぞ!

2)ふられBaby
レゲエタッチのポップナンバーに
気だる~い「クミ」の歌声がとても合い
タイトなベースと絡み合う。
ニクイのよねぇ。

3)ハートブレイク・バレンタイン
「ミキ」が歌うバラード・・・・
と思わせながら、
「ポップの極み」へ移り、ギターソロへ!
そして、また・・・・。
「演奏とアレンジがここまで曲の雰囲気を変えるのか!」
と幼少期に驚かされた曲であり
勉強させて頂いた曲。
今でも聴くと発見が多いゾ。

4)ウエディング・ベル
説明不要の大ヒット曲!

5)Sugar Dream
三者三様で恋模様を歌う・・・
再び「Heart Box」なる名の詩は
コミカルで楽しい。
それでも「お姉さんってイイなぁ・・・」
と、幼少期の俺に植え付けるには十分だった!
ラストは「少しビートリー」でニッコリです(笑)。

ふぅ~終わった(笑)。

ちなみに本LPでギターをプレイし
全曲でアレンジを担当する
「平野融(とおる)氏の功績」
と自作曲以外でのソングライター
「吉田喜昭氏の功績」
は、とにかく大きい!

今こそ本作!
特に「バンドをやってみたい・・・」
そんな
「中高生」にこそ
聴いて欲しいぜ!
「男女の恋模様」って
今も昔も変わらんからね!
って、コレ読んでいるかなぁ(苦笑)。

《 編集長「MASH」筆 》
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