先ずは前回の「その1」を読んで頂こう!
そーでないと「このギター」について
何も分からない状態で
今回の「その2」を読んでも
面白くも何とも無いからさ(笑)↓
https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/676794716b443676121059c1ae4f7225
さて、随分と間が空いちまったけれど・・・
まあ、この間にも色々有ってさ。
「グレッチ君のギター修理」
どころじゃぁ無かったのさ。
じゃあ、今回は、
いよいよ「その2」へ行くぜ!
「60年代以降製グレッチ」の泣き所・・・・
「バインディング問題」の続きだ!
「剥離」や「ボロボロ落ちる」
この「バインディング問題」への対処は
2つの方法しかない。
①バインディングを剥がして造り直す
これはプロに頼むべき作業であり、
素人が簡単に出来るものではない。
リペア価格も高額(7~10万円以上)な上、
バインディングだけが綺麗になり
ヴィンテージ感が損なわれる場合が有る。
②現在の状態でボロボロを留める
剥がれたバインディングは接着し直し
ボロボロ来ている部分は上から接着剤を塗り
これ以上ボロボロと落ちない様に
「留めてしまう」
勿論、見栄えは悪いが
「音には関係のない部分」なので
コチラを選んでも構わない。
そして今回は②を選択して実行だ!
売り物なら当然①をヤルのだが、
自分のブツは綺麗な必要がないからね。
「弾けてボロボロと落ちなきゃ構わん!」
それに悩んでいる読者諸君にも
「DIYで、ぜひ試して欲しい」
からさ!
さて、とは言え「下の写真」の様に
完全に剥離し、無くなっているネック部には
見栄えは悪いが「部分的にハメル」しかない。
ネック部のオーバーバインディングは
「無いと弾くに困る」
から、ヤルしかないのよねぇ。
「下の写真右部」の様に
「既に古びたバインディング部」
に
「新しいモノ」を「ハメル」と
さすがに目立つでしょ?
「古い歯たち」
の中に
「新しい差し歯を入れた」
みたいに(笑)。
しかし、コレは「歯と同様」
我慢するより仕方がない。
「弾くには問題がない」
ので我慢ね!我慢!
我慢出来ない方は
先に挙げた「①」
の
「プロへの高額修理」
を選んでくれ(笑)!
その他
「ボロボロ剥離して来た場所」
(写真のバインディング部全て)
には
「目立ち難い黄色系の接着剤」
を選び、上から乗せて、塗って止める。
ホラっ、
「接着剤が塗ってあるとは思えない・・・」
そんな同色だろ?
ちなみに「黒ずみ」は
「バインディングが酸化して起こる変色」
なので、ドーしようも無い・・・
これを気にするなら
やっぱり先に挙げた「①」
の
「プロへの高額修理」
へ進んでくれ(笑)!
「バインディングが縮んだ」
セイで
「ボディとの間に隙間が出来た」
そんな部分にも「接着剤」は有効!
コイツで埋めて固める!
勿論キレイに仕上げたいなら
「パテ埋め」か「木材を埋め」て
塗装した方がイイんだけれど、
「自分のブツ」だし、
箇所も「ボディ裏」だからねぇ(笑)
「ソコまではしない」
んだよ!
これも気にするなら
さっさと先に挙げた「①」
の
「プロへの高額修理」
へ持って行っちまってくれよ(笑)!
ココで読者の皆にアドバイスだが
「DIYでは完璧を求めたらイカン!」
特に「ヴィンテージギター」では
ボディとの「色合わせ」が難しいから
ここに「黒」を安易に塗ったら
逆に目立ったり・・・
どう?結果的に
「遠目には目立たないでしょ?」
しかも、ステージに上がったら
お客様からは全く見えない箇所だからね!
まあ、例え「箇所が表面」で
自分では「目立つ」と思っていても
客席からは
「目を凝らしても到底見えない・・・」
もんなんだぜ!
最後にもう一度お写真を見て頂こう。
どう?
悪くないし、目立たないでしょ?
ノブ部分を黒くペイントしたのは、ご愛嬌(笑)
ぜひ、君も
「オールド・グレッチ」
を
「怖がらずにGETしてくれ!」
そして、DIYで弾き続けようゼ!
一層のこと
「棺桶まで持ち込んでもイイ」
んだから!さ(笑)。
おっと昼時から「縁起でもねえ」か!
まあ、ソレほどまでに
「可愛くなる」
って話さ!
《 編集長「MASH」筆 》
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