マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

公式ではなく非公式です。

YVF-22S 異空の遭遇戦 前編

2019-06-24 00:02:34 | マクロス短編
第1次星間大戦以後

新統合軍はゼントラーディ軍などの未知の驚異に対抗する為・・・
アドバイスド・バルキリープランを発動した。

移民活動に次ぐ戦場の拡大に、数々の可変戦闘機が生まれ数々の兵器が戦場へ躍り出る。

その結果・・・・・
リン・ミンメイやシャロン・アップルなどの歌姫の繁栄の影に、数々の兵器が出ては消えて逝った。

OP(読む前に必聴)


【西暦2044年9月3日第37次超長距離移民船団マクロス7】

熱気バサラらファイアーボンバーの伝説が生れたバロータ戦役が勃発する半年前。
ゼネラル・ギャラクシー輸送艦アロー号が寄港した。

アロー号が寄港したのは最新型VFであるVF-22シュトゥルムフォーゲルⅡを売り込む為であった。

寄港してすぐにアロー号に新統合軍のランチが到着した。

マックス「ようこそマクロス7船団へ、私が船団長のマクシミリアン・ジーナス中将です。
マクロス7船団長マクシミリアン・ジーナス中将

デイビット「ゼネラル・ギャラクシー上級技師長のデイビット・カークスです。よろしくお願いします。」
ゼネラル・ギャラクシー.デイビット・カークス上級技師長

マクシミリアン・ジーナス。
第1次星間大戦の英雄であり、今は超長距離移民船団マクロス7を預かる船団長である。
マックスは数年年前にイサム・ダイソン大尉がプレゼン飛行した・・・・
VF-19と同様にVF-22に関心を持っており、今回のプレゼン飛行を受け入れた。

カリーナ「新統合宇宙軍カリーナ・バセット中尉であります、今回のテストパイロットとして参加してます。マクシミリアン・ジーナス中将よろしくお願いします。」
新統合宇宙軍カリーナ・バセット中尉

マックス「よろしく、スピカ3戦役以来だね。当時は15歳だったね。」

カリーナ「はい、あの時は死ぬかと思ってました。」

今回のYVF-22のテストパイロットは・・・・
かつてマックスとミリアと共にスピカ3戦役に参戦した若き女性エース・・・・
新統合軍のパイロットで、今はゼネラル・ギャラクシー出向のカリーナ・バセット中尉であった。

地球人とメルトランのハーフで
そのまま軍人に進む軍人バカな若きパイロットである・・・・・

今回ゼネラル・ギャラクシーに出向し今回のプレゼンに参加している。

カリーナ「赤い機体ですけど、ジーナス市長は怒らないでしょうか?」

マックス「大丈夫だよ、機体のデータを見せたらしょうがないって。」

カリーナ「よかった~」

カリーナはミリアの信者とも言うべきファンであり・・・・
今回のYVF-22のレッドカラーを見て・・・・・
赤がトレードマークのミリアに怒られるのではないかと思ったが・・・・

しょうがないとミリアは思っており、不問とされカリーナは安心した。

事実、ミリア以外の真っ赤なVF-4があり・・・
ミリアは特に気にする素振りを見せてなかった。

今回の主人公はカリーナだが、もう一人いる。

アリーナ「機体チェック急いで!」
ゼネラル・ギャラクシー整備班長アリーナ・バセット予備役准尉

カリーナの双子のボブカットとつなぎ姿が特徴な妹アリーナ・バセット。
姉とは対照的に民間企業の道へ進み、ゼネラル・ギャラクシーの社員になった。
軍事兵器の整備士になるため、予備役試験を受け合格しており・・・・

一応半分パイロットである。

カリーナ「ふぅ終わったよ、アリーナ。」

アリーナ「お姉ちゃん、どう反応は?」

カリーナ「オフコース、問題ないよ。なんか肩の荷が下りたよ。」

アリーナ「まだ始まったばっかでしょ。」

カリーナとアリーナは立場は違えど仲のいい
まだ姉妹はたくさんいるが、カリーナとアリーナは双子もあってか・・・
友情の深さはそれぞれ他の姉妹との関係よりも深かった。

それからしばらく・・・・

アリーナ「はいはいマクロス7船団のメカニックマンやメカニックウーマン集合。これからVF-22説明するからね。」

アリーナはマクロス7船団のメカニックマンを相手にVF-22に関する講義をしていた。
VF-22の知識をきっちり覚えているアリーナは、7船団のメカニックにVF-22の良さを説いた
メリットは勿論、デメリットを熱く解説・・・・

7船団のメカニック達にVF-22の理解をさせていった。

それから3時間後。

美保美穂『レッドパプリカ、まず飛行試験を行ってください』
新統合宇宙軍美保美穂少尉

カリーナ「了解・・・・って・・・美穂じゃない、お久しぶり。」

美保美穂『カリーナ!なんでここに?』

カリーナ「いろいろあってね、まさか統合宇宙軍士官学校航行情報処理科卒業の美穂が艦隊旗艦のオペレーターやるぅ。」

美保美穂『いや~照れるな~』

試験飛行の時、カリーナは飛行するが・・・・
オペレートを担当した美保美穂との再会に興奮した。
カリーナと美穂は学科は違えど、同期関係であった。

仲のいい学友関係であり、プライベートではかなり共に遊んでいた。

カリーナは学校入学して早々、自ら志願してスピカ沖海戦に参加すると・・・
他の学友と共に御守りを渡している。

久しぶりの再会にカリーナと美穂はかなり興奮しお喋りしている。

だが・・・・・・

サリー『ちょっと後ろ後ろ~』
新統合宇宙軍サリー・セイント・フォード少尉

マックス『バセット中尉、美保少尉。仕事に集中しなさい』

『ごめんなさい!』

流石に煩かったのか、マックス艦長に怒られてしまう。
とは言え、二人はかなりおもしろく感じたしいい話の種が生まれたと・・・

怒られた直後に笑って言い合った。

マックス艦長は呆れてしまうが、結果は良好であった。

カリーナ「大気圏内か。」

カリーナらVF-22売り込みチームはウラガ級のサラトガⅡとアバディーンと共に・・・・
新統合軍が補給基地として運用している惑星マダットへ降り立った。
無論、演習のある一環で駆逐艦20隻も参加している。

マダットは移民に適しているが、多国籍軍が駐留する軍事惑星と化しており・・・

今回のDACT訓練の演習空域に適しており・・・・
今回の演習の現場として選ばれた。

タビー「ダイヤモンド・フォースも参加しているのか、連中に馬鹿にされないようにやらんとな。」
新統合宇宙軍タビー・デッカー大尉

今回の演習は二回行われる予定であり・・・・
最初は一般部隊のみで行われる・・・・

一般部隊の隊長タビー・デッカー大尉はダイヤモンド・フォースに対抗心を燃やしており・・・
良いところを見せようと張り切っていた。
そこまではよかったが・・・・・

タビー「まもなくエンゲージ行く・・・・」

「うわぁぁぁやられた」

「こっちもやられた!馬鹿なぁぁぁ」

タビー「なんだと!おわ!?」

カリーナの駆るYVF-22は接敵前に呆気なく壊滅。
カッコ悪い以下の醜態を晒す結果になった・・・・
更に・・・・・

「艦長!YVF-22、突破。味方の被害が・・・・」

「ぬぅ!」

YVF-22はタビーら可変戦闘機編隊を撃破多数の上突破。
攻撃目標である空母艦隊への接近に成功した。

2隻のウラガ級と護衛艦隊らは防戦する。

が・・・・・

「ウラガ級サラトガⅡダウン。」

「馬鹿な早すぎるぞ。おわっ!?」

カリーナ「制圧!ゲームセット」

呆気なく艦隊空母を撃破に次ぐ撃破・・・・・
この働きはこの後参加予定のダイヤモンド・フォースを驚かせる。

第1回目終了後、どうすれば撃破すればいいか。
指揮官の間で協議した。
結果・・・・・

カリーナ「やるわね、囮にした8機を私に引き寄せて、その隙にフォーメーションを組んで撃破するなんて。」

8機=三個小隊を囮にし、その隙に別の小隊が挟撃・・・・
そして、ダイヤモンド・フォースのフォーメーションによりカリーナは敗北した。

これにより引き分け言う結果に終わったが・・・・

ガムリン「俺達の負けだな、もう1機いたら負けていた。」
ダイヤモンド・フォース.ガムリン木崎中尉

部隊隊員ガムリン・木崎はこう呟いた。

ただでさえ1機でも容易に勝つ事は出来ないのに・・・・
もし複数のVF-22がいたら、確実に負けていただろうと・・・

その後も数々のシチュエーションでDACTが行われた。
ダイヤモンド・フォースとのDACTではVF-22が圧勝するなどの様子も見られた。

アリーナ「初期コストは高いですが、メンテナンスのマンパワーや機器の交換はVF-17より短く済みます。」

戦闘だけじゃない
技術面における研修も続けられる。

研修において、マクロス7のメカニックマンは熱心に勉強していた。
それもあり、YVF-22のある程度の点検や修理の作業が出来るようになり・・・
着実にノウハウの蓄積が出来ていた。

すぐさまこの結果をマックスに報告した。

マックス「ラプターの真の後継者だな。」

ウィストン「ラプターですか?」
新統合宇宙軍参謀ウィストン・ジェナス大佐

マックス「下手したら戦場を支配する猛獣とも言える、はっきり危険すぎる。」

報告を聞いたマックスは・・・・・
VF-22をかつての戦闘機F-22ラプターの真の後継者と例えた。

F-22ラプターとは地球統合軍・新統合軍の主流になったアメリカ軍が開発した・・・
世界で最強のステルス戦闘機の事である。
マックスは戦後、損傷軽微で済んだエルメンドル基地に訪れており・・・・
残存したF-22+ラプタープラスに搭乗した。

改良されたとは言え、ラプターの実力は可変戦闘機には負けない程であった。
無論、F-23も強力である。

その後

VAF-1デルタダートなどマックスを驚かせた機体はあったが・・・・
ラプターの後継機と呼べるほどの機体はなかった。

だが

今・・・・VF-22と言う優勝な機体に出合えた。
これこそラプターの真の後継者と・・・

マックスは満足した顔をしながら・・・・

マックス「VF-19エクスカリバーもいいが、私はVF-22が好きだな。この結果を受けて、採用する事を決める。ジェナス大佐、統合政府に導入とパーツのライセンス生産の許可を申請したまへ。」

ウィストン「はっ」

マックス「それと・・・・」

ウィストン「それと?」

マックス「体験試乗できないか、ゼネラル・ギャラクシーに交渉してくれないか?」

と導入とライセンス生産の申請とYVF-22の体験試乗の希望を口にした。

導入やパーツのライセンス生産は勿論・・・・・
YVF-22の体験試乗は是非ともやりたい・・・・
マックスはそう考えていた。

その一方

カリーナ「ケバブ 更に追加4つ。」

アリーナ「お姉ちゃん食べ過ぎだって!」

DACTを終えたカリーナは食堂でケバブを食べていた。
あまりにも凄すぎる食欲に周りの将兵達から注目されてしまう。

アリーナはそんな姉を諌めるが・・・・姉はまだまだ食べるり

ドッカー「あの姉ちゃん、よく食べるな。DACT終えたと思ったら研修参加タフだな。」

ガムリン「地球人とゼントラーディ人のハーフ、そう考えたら当然ですよ。」

ヨーグルトソース味のケバブを食べて、カリーナの様子を伺う。
優秀なパイロットが故に、ダイヤモンド・フォースとしてはカリーナと言うエースパイロットが気になる。

特にガムリンはまだカリーナに勝てないと思っている為、尚更だ。

そんな彼らだが、また一騒動が起こる事はまだ知らない

ED

YVF-22の体験試乗が行われるマクロス7船団。
満足げな表情を浮かべるマクシミリアン艦長。

途中、ミリア市長からの電話が来ないか心配

すべての任務を終え惑星エデンに帰ろうとすると未確認飛行物体が・・・・

果たして敵か味方どっちなのか?

次回 YVF-22異空の遭遇戦 中編
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