ワルキューレのカナメ・バッカニアの祖父の従姉妹にウリ二つのカゴメ・バッカニアがいた。
茶髪が似合うショートの女性であり・・・
イギリス人女性らしく上品で、紳士的な性格であり・・・
芯が強く、アルタミラの航空オペレーターとして活躍していた。
でもカゴメはオペレーターをやる前にある夢があった。
その夢は歌姫になる事
今回の物語は夢の現実と挫折から、切り抜けたカゴメの物語
【西暦2015年6月8日クラビウスシティー】
新統合宇宙軍最大の月面基地であるクラビウス基地に隣接し
ゼントラーディ系地球人の市民が地球の文化になれ、適応し・・・
純粋な地球人と協力してどんどん発展していくクラビウスシティー
統合戦争中から第一次星間大戦中期にかけて日本から移住してきた人々もおり
ルナ・トウキョウもしくはルナ・オオサカと呼ばれるような都市になってきている。
そんな街に一人の少女が歩いていた。
少女は若干幼さは残しているが、何処か大人らしい雰囲気を出している。
カゴメ「私もリン・ミンメイのような歌姫に、安野希世乃さんのような役者に」
月面クラビウス市民カゴメ・バッカニア
その少女はまだオペレーターになる前のカゴメである。
軍人志望の妹たちとは違い従兄弟のエルマーと同じく芸能の道に進もうと考えており
特にリン・ミンメイと安野希世乃のような歌手や役者になりたいと考えていた。
特に声が安野さんとよく似てるのと、歌唱力があるので・・・
周りから確実に歌手になれると言われてきた。
私ならやれる、私なら歌手や役者になれる
いや歌手になりたい
憧れの舞台で活躍したい
カゴメはそう心に誓いオーディション会場の中へ入っていった
だが
心に誓った決意を傷つけるがごとく、現実は厳しかった
カゴメ「~♪(まずい思うように歌えない、なんで・・・なんで私の思うように歌えないの?)」
ー緊張して歌が思うように歌えない・・・・
ー緊張して声が上手くでない
ーなんで、いつもなら歌えるのに・・・・
いつもは歌えるのに、いつもならきちんと声出せるのに
声がでない
思うように歌えないカゴメはなんとか頑張ったが・・・・
結果は・・・・・・非情にも
カゴメ「オーディション、落第・・・・・・そんな・・・」
オーディションは落第・・・・
厳しく書かれており、才能がない・・・・
歌う姿勢に自信が感じられなかった。
このまま歌手としての活動に不安に感じる
残念ながらオーディションの採用は見送らせてもらいますと・・・・
カゴメはショックを受けた・・・・
同時に歌手になる事も歌う事も嫌になった。
不採用通知を握りしめながらカゴメは泣いた。
泣き声は出さなかったが、涙は止まらなかった
惨めすぎる、惨めすぎるよ
こんなのは酷いよ・・・
と
カゴメは涙を流しながら歩く
泣いた姿を家族に見られたくない事もあってか
ただ惨めに行く宛もなくさ迷うしかない
そうしているとと・・・・・
「どうしたの君?」
カゴメ「いえなんでもないです・・・・私、オーディション落ちて泣いてて」
後ろから声が聞こえる
カゴメは振り替えると同じ歳ぐらいの少女がいた。
一体誰なのか分からなかったが、自然に返答してしまった。
初めて会う人なのに・・・・なんか信頼できそう
カゴメは目の前にいる少女に好意的な印象を覚える
「別になんでもないじゃない、私が相談にのるからお茶しない?」
カゴメ「相談・・・その前にあなたは・・・」
エミリー「私はエミリー・ニクソン、今後、士官学校高等科の試験を受ける中学生かな。」
クラビウス市民.エミリー・ニクソン
目の前にいる信頼できそうな少女はエミリー・ニクソンの名乗った。
エミリーはこれから士官学校高等科を受験する予定の中学生であり・・・
手には士官学校のパフレットを持っていた。
いきなりお茶しないとか言ってくるが怪しさはない
大人だったら警戒してしまうが、同年代の女の子なので。
大丈夫かなとカゴメはエミリーと名乗る少女に気を許しお茶の誘いにのった。
エミリー「そうか・・・・歌手の道断念するのか・・・」
カゴメ「私には合わない道だったし、緊張したら歌えない・・・・成功する見込みがないから・・・それに歌うのが怖い」
カゴメは喫茶店でパフェを食べながら、自分の事を話した。
歌う事に怖さを覚えた、芸能界ではやっていけない。
息ができない程に怖いと感じた。
もうトラウマに残るレベルであり、もう二度とやりたくないと思っている。
これじゃあ妹たちに笑われてしまう事になるが、仕方がない
カゴメは落ち込んでしまう
それからしばらくの沈黙の後
カゴメ「私の事を話したから、エミリーの事を聞いていい?」
エミリー「いいよ」
カゴメ「何故、軍に入ろうと考えたの?死ぬ可能性だってあるのに危険なのに」
今まで自分の事を聞いてきたエミリーについて知りたい事がある
何故軍に入ろうと考えているのか・・・・・・
そこが気になっていた。
軍に入るエミリーにそれなりの理由があるはず
カゴメはエミリーを見ながらその答えを待つ
エミリー「私が軍に入るのはねぇ、先の大戦で人類が壊滅した時、二度と同じ悲劇を繰り返さないためにも少しでも人々を救うための軍人が必要だと思って志願したかなぁ。」
カゴメ「人々を救うため?」
エミリー「まぁどうせなら、企業のために働くよりも全国民を守る仕事をした方が楽しいかなって」
カゴメ「楽しいか・・・・・・・」
エミリー「もっとも命をかけてでも誰かを守りたいと言うのは中々出来ないでしょ、だから私はその中に入っていくのよ」
求めていた答えをエミリーは言う
先の大戦の悲劇を繰り返さないためにも一人でも多くの兵士が必要
企業のために働くよりも全国民を守る仕事をした方が楽しい
と
エミリーの答えにカゴメは衝撃を覚える
そんな考え方があるんだなと
かなり面白いし、魅力的だ。
カゴメはエミリーの答えに目をキラキラと光らせた。
エミリー「まぁ好きな事、進みたい道はね・・・受け入れがたい現実はあるのよ。軍に入るのは夢だけど、入った時の現実を見て耐えられるか・・・・」
カゴメ「現実・・・」
エミリー「現実に抗いながら、やりたいことはやるわ。ひたすらね」
カゴメ「ひたすら・・・・」
エミリー「まぁ清濁を飲み込むしかない・・・・・・私が軍に入る上での心構えかな。楽な道はないわよ、どの業界だろうとね。」
エミリーは話を続ける
自分の進みたい道には受け入れがたい現実があって
その現実を飲み飲んだ上で軍における勤務をやりたい
と
自分の進みたい道に受け入れがたい現実
カゴメは自分のやりたかった芸能について考える
よく考えたら、インターネット上の誹謗中傷があるし・・・
もし自分の所に誹謗中傷があったらと考えると・・・
自分の精神が耐えられるはずかない。
それにエミリーの姿勢に牽かれた・・・・・
本来は行きたくなかったが・・・・
カゴメ「私も士官学校に行くわ」
エミリー「えぇ!?芸能は?夢だったんでしょ、いいのそんな簡単に諦めるような真似をして?」
カゴメ「芸能は私には無理かな、エミリーの言葉を聞いて決心した軍に入って国民を守るために働きたいわ」
士官学校に行ってやろう・・
エミリーの生き様に感動したから士官学校に行ってやろう
カゴメは勢いで士官学校に行く事を決めた。
それに国民のために働く事も悪くないかもしれない。
カゴメはそう考えた。
考えたからには最後までやり遂げたい
エミリー「そう・・・・なんだ・・・・・でも受験にこう前向きなライバルがいると嬉しいわ、願書はまだ間に合うわ。一緒に頑張りましょう」
カゴメ「こちらこそ、見ず知らずの私に親切してくれて」
エミリー「泣いている貴女をほっとく事が出来なかったのよ。貴女なら出来るわ」
カゴメ「ありがとう」
エミリー「それじゃあ私は行くね、お互い士官学校合格出来たらよろしくね。」
カゴメとエミリーはこの日を境に不思議な縁が出来た。
こうした会話を交わした後、それぞれの帰路につき自宅へ帰る。
士官学校に行く事を伝えたカゴメは、両親に驚かれる。
士官学校には妹のカオリとミユが行く予定でありカゴメは芸能に行くかと思われてた。
当然、妹たちからも姉が軍の道に進む事に驚かれるが・・・
自分がやりたい事には変わりがない
カゴメはジュニアハイスクールを通いつつ士官学校の受験に向けて頑張った。
そして
少し月日が流れた・・・・
【2016年2月】
いよいよその日が来た。
郵送で合格の合否の結果が来る
カゴメは心配しながら合否の結果を確認するべく封を開けた。
結果は
カゴメ「合格、やった合格した!報われたんだ!」
合格
芸能の道を諦め、エミリーの言葉を聞いて軍の道へ進んだカゴメ。
等々自分の努力が実り、士官学校に合格した。
カゴメは嬉しさのあまり、後に続く妹たちに自慢気に話すなど浮かれた。
その後、カゴメはアポロシティーにある宇宙軍士官学校高等部に入学した。
最初は苦労する事もあったが、段々と慣れてきて友達も出来た。
エミリー「久しぶりね、カゴメ」
カゴメ「久しぶり、エミリーは可変戦闘機パイロットの資格取得めざしつつオペレーターコースを学習するなんて凄いね。」
エミリー「まぁ誉められる事じゃないけどね。」
あの時会ったエミリーも合格してたようで・・・・
可変戦闘機パイロット資格取得しつつオペレーターコースで学習してる。
カゴメに誉められたエミリーは誉められたもんじゃないと言いつつも・・・
誉められている事なので照れていた。
3年学習のうち、カゴメとエミリーは士官学校卒業。
卒業した二人はアポロ基地中央管制室航空課に配属され
二人は当分研修を受けつつ業務に励んだ。
【2020年3月】
卒業してから1年目になった。
カゴメとエミリーの二人はクラビウス基地中央管制室に配属
日々の業務に励んでいた。
が
予期せぬ事が起きる
カゴメ「えっ可変戦闘機パイロットへ転向?」
エミリー「桐原予備役少佐が創設するアンサーズ中隊あるでしょ、私に小隊長やらないかって」
カゴメ「エミリーはオペレーターだよ、なんで?」
エミリー「もしもの為の可変戦闘機パイロット資格取得の際に、目に止まったみたい。」
エミリーのオペレーターからパイロットへの転向
新たに創設するアンサーズ中隊の隊長になった予備役の桐原茂人少佐が・・・
エミリーの可変戦闘機パイロット資格取得と定期訓練の結果・・・
オペレーター時の指揮能力に注目し、スカウト。
スカウトに対しエミリーが承諾
少尉から中尉に任官させられた。
つまり優秀な指揮官候補として認められたのだ。
エミリー「そうそうカゴメも他人事じゃないわよ、実は貴女にも関係する大事な事案なのよ~」
カゴメ「へっそれはどーゆーこ・・・・」
『アテンション、以下の者は第二会議室に出頭せよ!劉夢華少尉、カゴメ・バッカニア少尉、』
エミリー「ほら?」
カゴメ「何かしら?」
エミリーの意味深な言葉
それを問いただそうとするが、館内放送が流れカゴメの出頭が命じれる。
あまりにも意味が分からない事態に更に困惑
言われた通り出頭すると、二人の士官と同じく呼び出された劉夢華と言う女性士官がいた。
カゴメは夢華の左隣に行き、その場で立った。
桐原少佐「自分はアンサーズ中隊隊長、桐原茂人です。」
相沢美弥「私はアルタミラから派遣された、相沢です。」
カゴメ「私はカゴメ・バッカニア少尉です。」
劉夢華「私はMPから転向しました劉です。」
全員が揃った事で、両者は敬礼
敬礼を終えると両者は席に座り、話し合いを始めた。
これから行う、新たな部隊の人員に関すること
その育成について・・・・・
カゴメは夢華と共にしっかり話を聞き
次のステップに備えるのであった。
作画いわしぃ
【出演】
◆カゴメ・バッカニア
安野希世乃
◆エミリー・ニクソン
遠藤綾
◆相沢美弥
平田絵里子
◆劉夢華
柚木涼香
◆桐原茂人
諏訪部順一
茶髪が似合うショートの女性であり・・・
イギリス人女性らしく上品で、紳士的な性格であり・・・
芯が強く、アルタミラの航空オペレーターとして活躍していた。
でもカゴメはオペレーターをやる前にある夢があった。
その夢は歌姫になる事
今回の物語は夢の現実と挫折から、切り抜けたカゴメの物語
【西暦2015年6月8日クラビウスシティー】
新統合宇宙軍最大の月面基地であるクラビウス基地に隣接し
ゼントラーディ系地球人の市民が地球の文化になれ、適応し・・・
純粋な地球人と協力してどんどん発展していくクラビウスシティー
統合戦争中から第一次星間大戦中期にかけて日本から移住してきた人々もおり
ルナ・トウキョウもしくはルナ・オオサカと呼ばれるような都市になってきている。
そんな街に一人の少女が歩いていた。
少女は若干幼さは残しているが、何処か大人らしい雰囲気を出している。
カゴメ「私もリン・ミンメイのような歌姫に、安野希世乃さんのような役者に」
月面クラビウス市民カゴメ・バッカニア
その少女はまだオペレーターになる前のカゴメである。
軍人志望の妹たちとは違い従兄弟のエルマーと同じく芸能の道に進もうと考えており
特にリン・ミンメイと安野希世乃のような歌手や役者になりたいと考えていた。
特に声が安野さんとよく似てるのと、歌唱力があるので・・・
周りから確実に歌手になれると言われてきた。
私ならやれる、私なら歌手や役者になれる
いや歌手になりたい
憧れの舞台で活躍したい
カゴメはそう心に誓いオーディション会場の中へ入っていった
だが
心に誓った決意を傷つけるがごとく、現実は厳しかった
カゴメ「~♪(まずい思うように歌えない、なんで・・・なんで私の思うように歌えないの?)」
ー緊張して歌が思うように歌えない・・・・
ー緊張して声が上手くでない
ーなんで、いつもなら歌えるのに・・・・
いつもは歌えるのに、いつもならきちんと声出せるのに
声がでない
思うように歌えないカゴメはなんとか頑張ったが・・・・
結果は・・・・・・非情にも
カゴメ「オーディション、落第・・・・・・そんな・・・」
オーディションは落第・・・・
厳しく書かれており、才能がない・・・・
歌う姿勢に自信が感じられなかった。
このまま歌手としての活動に不安に感じる
残念ながらオーディションの採用は見送らせてもらいますと・・・・
カゴメはショックを受けた・・・・
同時に歌手になる事も歌う事も嫌になった。
不採用通知を握りしめながらカゴメは泣いた。
泣き声は出さなかったが、涙は止まらなかった
惨めすぎる、惨めすぎるよ
こんなのは酷いよ・・・
と
カゴメは涙を流しながら歩く
泣いた姿を家族に見られたくない事もあってか
ただ惨めに行く宛もなくさ迷うしかない
そうしているとと・・・・・
「どうしたの君?」
カゴメ「いえなんでもないです・・・・私、オーディション落ちて泣いてて」
後ろから声が聞こえる
カゴメは振り替えると同じ歳ぐらいの少女がいた。
一体誰なのか分からなかったが、自然に返答してしまった。
初めて会う人なのに・・・・なんか信頼できそう
カゴメは目の前にいる少女に好意的な印象を覚える
「別になんでもないじゃない、私が相談にのるからお茶しない?」
カゴメ「相談・・・その前にあなたは・・・」
エミリー「私はエミリー・ニクソン、今後、士官学校高等科の試験を受ける中学生かな。」
クラビウス市民.エミリー・ニクソン
目の前にいる信頼できそうな少女はエミリー・ニクソンの名乗った。
エミリーはこれから士官学校高等科を受験する予定の中学生であり・・・
手には士官学校のパフレットを持っていた。
いきなりお茶しないとか言ってくるが怪しさはない
大人だったら警戒してしまうが、同年代の女の子なので。
大丈夫かなとカゴメはエミリーと名乗る少女に気を許しお茶の誘いにのった。
エミリー「そうか・・・・歌手の道断念するのか・・・」
カゴメ「私には合わない道だったし、緊張したら歌えない・・・・成功する見込みがないから・・・それに歌うのが怖い」
カゴメは喫茶店でパフェを食べながら、自分の事を話した。
歌う事に怖さを覚えた、芸能界ではやっていけない。
息ができない程に怖いと感じた。
もうトラウマに残るレベルであり、もう二度とやりたくないと思っている。
これじゃあ妹たちに笑われてしまう事になるが、仕方がない
カゴメは落ち込んでしまう
それからしばらくの沈黙の後
カゴメ「私の事を話したから、エミリーの事を聞いていい?」
エミリー「いいよ」
カゴメ「何故、軍に入ろうと考えたの?死ぬ可能性だってあるのに危険なのに」
今まで自分の事を聞いてきたエミリーについて知りたい事がある
何故軍に入ろうと考えているのか・・・・・・
そこが気になっていた。
軍に入るエミリーにそれなりの理由があるはず
カゴメはエミリーを見ながらその答えを待つ
エミリー「私が軍に入るのはねぇ、先の大戦で人類が壊滅した時、二度と同じ悲劇を繰り返さないためにも少しでも人々を救うための軍人が必要だと思って志願したかなぁ。」
カゴメ「人々を救うため?」
エミリー「まぁどうせなら、企業のために働くよりも全国民を守る仕事をした方が楽しいかなって」
カゴメ「楽しいか・・・・・・・」
エミリー「もっとも命をかけてでも誰かを守りたいと言うのは中々出来ないでしょ、だから私はその中に入っていくのよ」
求めていた答えをエミリーは言う
先の大戦の悲劇を繰り返さないためにも一人でも多くの兵士が必要
企業のために働くよりも全国民を守る仕事をした方が楽しい
と
エミリーの答えにカゴメは衝撃を覚える
そんな考え方があるんだなと
かなり面白いし、魅力的だ。
カゴメはエミリーの答えに目をキラキラと光らせた。
エミリー「まぁ好きな事、進みたい道はね・・・受け入れがたい現実はあるのよ。軍に入るのは夢だけど、入った時の現実を見て耐えられるか・・・・」
カゴメ「現実・・・」
エミリー「現実に抗いながら、やりたいことはやるわ。ひたすらね」
カゴメ「ひたすら・・・・」
エミリー「まぁ清濁を飲み込むしかない・・・・・・私が軍に入る上での心構えかな。楽な道はないわよ、どの業界だろうとね。」
エミリーは話を続ける
自分の進みたい道には受け入れがたい現実があって
その現実を飲み飲んだ上で軍における勤務をやりたい
と
自分の進みたい道に受け入れがたい現実
カゴメは自分のやりたかった芸能について考える
よく考えたら、インターネット上の誹謗中傷があるし・・・
もし自分の所に誹謗中傷があったらと考えると・・・
自分の精神が耐えられるはずかない。
それにエミリーの姿勢に牽かれた・・・・・
本来は行きたくなかったが・・・・
カゴメ「私も士官学校に行くわ」
エミリー「えぇ!?芸能は?夢だったんでしょ、いいのそんな簡単に諦めるような真似をして?」
カゴメ「芸能は私には無理かな、エミリーの言葉を聞いて決心した軍に入って国民を守るために働きたいわ」
士官学校に行ってやろう・・
エミリーの生き様に感動したから士官学校に行ってやろう
カゴメは勢いで士官学校に行く事を決めた。
それに国民のために働く事も悪くないかもしれない。
カゴメはそう考えた。
考えたからには最後までやり遂げたい
エミリー「そう・・・・なんだ・・・・・でも受験にこう前向きなライバルがいると嬉しいわ、願書はまだ間に合うわ。一緒に頑張りましょう」
カゴメ「こちらこそ、見ず知らずの私に親切してくれて」
エミリー「泣いている貴女をほっとく事が出来なかったのよ。貴女なら出来るわ」
カゴメ「ありがとう」
エミリー「それじゃあ私は行くね、お互い士官学校合格出来たらよろしくね。」
カゴメとエミリーはこの日を境に不思議な縁が出来た。
こうした会話を交わした後、それぞれの帰路につき自宅へ帰る。
士官学校に行く事を伝えたカゴメは、両親に驚かれる。
士官学校には妹のカオリとミユが行く予定でありカゴメは芸能に行くかと思われてた。
当然、妹たちからも姉が軍の道に進む事に驚かれるが・・・
自分がやりたい事には変わりがない
カゴメはジュニアハイスクールを通いつつ士官学校の受験に向けて頑張った。
そして
少し月日が流れた・・・・
【2016年2月】
いよいよその日が来た。
郵送で合格の合否の結果が来る
カゴメは心配しながら合否の結果を確認するべく封を開けた。
結果は
カゴメ「合格、やった合格した!報われたんだ!」
合格
芸能の道を諦め、エミリーの言葉を聞いて軍の道へ進んだカゴメ。
等々自分の努力が実り、士官学校に合格した。
カゴメは嬉しさのあまり、後に続く妹たちに自慢気に話すなど浮かれた。
その後、カゴメはアポロシティーにある宇宙軍士官学校高等部に入学した。
最初は苦労する事もあったが、段々と慣れてきて友達も出来た。
エミリー「久しぶりね、カゴメ」
カゴメ「久しぶり、エミリーは可変戦闘機パイロットの資格取得めざしつつオペレーターコースを学習するなんて凄いね。」
エミリー「まぁ誉められる事じゃないけどね。」
あの時会ったエミリーも合格してたようで・・・・
可変戦闘機パイロット資格取得しつつオペレーターコースで学習してる。
カゴメに誉められたエミリーは誉められたもんじゃないと言いつつも・・・
誉められている事なので照れていた。
3年学習のうち、カゴメとエミリーは士官学校卒業。
卒業した二人はアポロ基地中央管制室航空課に配属され
二人は当分研修を受けつつ業務に励んだ。
【2020年3月】
卒業してから1年目になった。
カゴメとエミリーの二人はクラビウス基地中央管制室に配属
日々の業務に励んでいた。
が
予期せぬ事が起きる
カゴメ「えっ可変戦闘機パイロットへ転向?」
エミリー「桐原予備役少佐が創設するアンサーズ中隊あるでしょ、私に小隊長やらないかって」
カゴメ「エミリーはオペレーターだよ、なんで?」
エミリー「もしもの為の可変戦闘機パイロット資格取得の際に、目に止まったみたい。」
エミリーのオペレーターからパイロットへの転向
新たに創設するアンサーズ中隊の隊長になった予備役の桐原茂人少佐が・・・
エミリーの可変戦闘機パイロット資格取得と定期訓練の結果・・・
オペレーター時の指揮能力に注目し、スカウト。
スカウトに対しエミリーが承諾
少尉から中尉に任官させられた。
つまり優秀な指揮官候補として認められたのだ。
エミリー「そうそうカゴメも他人事じゃないわよ、実は貴女にも関係する大事な事案なのよ~」
カゴメ「へっそれはどーゆーこ・・・・」
『アテンション、以下の者は第二会議室に出頭せよ!劉夢華少尉、カゴメ・バッカニア少尉、』
エミリー「ほら?」
カゴメ「何かしら?」
エミリーの意味深な言葉
それを問いただそうとするが、館内放送が流れカゴメの出頭が命じれる。
あまりにも意味が分からない事態に更に困惑
言われた通り出頭すると、二人の士官と同じく呼び出された劉夢華と言う女性士官がいた。
カゴメは夢華の左隣に行き、その場で立った。
桐原少佐「自分はアンサーズ中隊隊長、桐原茂人です。」
相沢美弥「私はアルタミラから派遣された、相沢です。」
カゴメ「私はカゴメ・バッカニア少尉です。」
劉夢華「私はMPから転向しました劉です。」
全員が揃った事で、両者は敬礼
敬礼を終えると両者は席に座り、話し合いを始めた。
これから行う、新たな部隊の人員に関すること
その育成について・・・・・
カゴメは夢華と共にしっかり話を聞き
次のステップに備えるのであった。
作画いわしぃ
【出演】
◆カゴメ・バッカニア
安野希世乃
◆エミリー・ニクソン
遠藤綾
◆相沢美弥
平田絵里子
◆劉夢華
柚木涼香
◆桐原茂人
諏訪部順一