【西暦2021年5月5日ニューエドワーズ基地第2ハンガー】
ガコーン ガコーン ガコーン
ゼネラルギャラクシーのアルガス・セルザーとテストパイロットであるミリア・ファリーナ・ジーナスは黙々とVF-Ⅹ-10改プロトカットラスの整備を行っていた。
さっきの転倒騒ぎがあったが、別の場所でやっていたため転倒した事実すら知らなかった。
「センサー回路、レーザー砲標準に問題なしです・・・アルガス技師。」
アルガス「うむ、そうか・・・・・・・・・ミリア中尉、コクピットに入ってOS入力を頼む。」
ミリア「エスケスタ」
スタッ
ミリア「うわ~結構仕事量が多いわね・・・・・まぁさくっと終わらせようかしら。」
ミリアはコクピットに入る、コンピュータを上手く接続しOSを入力を開始した。
可変戦闘機のOSはかなり種類があり、射撃・正常値・・・・数えるのが面倒と言う程。
可変戦闘機の生産は自動で行われるが、試作機のOS入力は手動でしないといけないその分手間がかかる。
ミリア「EMCアクセラレーター全開一次二次チェンバー加圧中、機体コントロールをFCSへ、マスターアームコントロールON FCSアクティブモードリミッターリリース 冷却ポジションをサーフェイスモード、パッシブセンサーブラックアウト ヒートエクスチェンジャー強制稼働 バレルコイル電荷正常値 射撃コードグリーン CPNVR 各アクチュエーター設定 ゲート、リリース!自動学習運用システムオールグリーン ガンカメラ調整 オン アクティブステルスシステムオールグリーン OS設定入力オールセット。終わりました、セルザー技師。」
「早!?」
だがエースであるミリアにとっては簡単な仕事であった。
近くにいた女性の整備兵が思わず言葉に出てしまう程の早さである。
OSの入力は複雑であり、最低でも30分はかかる。
アルガス「流石はエースのミリアだ、数分しか経ってないな。」
ミリア「当たり前よ、このくらいのOSは簡単に登録できるわ。まぁ、少し手間取りましたが。」
アルガス「そうか、しかしこのOSの導入でVF-X-10は最終的に完成し、実戦導入も早期定期に開始される。その時は量産型1号機をテストパイロットである君と、2号機を旦那であるジーナス大尉に引き渡そう。そうそう予備機として3号機も配備させる。」
VF-X-10の完成型でありVF-9カットラスの1号機ー3号機までの受領の約束をする。
完成したての初物を貰えるパイロットはそんなにいない。
VF-X-1がVF-1バルキリーでロールアウトした時もロイ・フォッカー少佐(戦死後.大佐)も1号機を受領している。
ミリア「お心遣い感謝いましたすわ。」
ミリアはニコッとしてアルガスに感謝する。
既にゼネラル・ギャラクシーでは2号機と3号機が完成しており、後は惑星エデンで得られた1号機のデータを改修すれば後はダンシング・スカルに納入するだけである。
アルガス「当然.ダンシング・スカルのシンボルマーク、スカルイーグルのエンブレムはノーズアートとして入れて納入します。赤い稲妻.青い彗星の名を更に広めてください。」
ミリア「分かったわ・・・・・・・しかしなんで3号機まで配備されるのかしら?」
3号機・・・・・・・・
なぜミリアとマックスしかいないダンシング・スカルに3号機が納入されるのか疑問に思った。
だがその理由は直ぐに判明する。
アルガス「モアラミアって言う娘のためだよ、結構あのモアラミアと言う娘はいいパイロットだからね。」
ミリア「モアの?」
アルガスはモアラミアの実力を評価していた。
反政府組織に属しゼントラーディの戦う星と言われるだけの能力があり、それに可変戦闘機に乗っても直ぐにエースパイロットの仲間入りすると見ていた。
いつか使うだろうとVF-9カットラスの3号機を同時にダンシング・スカルに納入しようと考えていた。
アルガス「そうモアラミアのだ・・・・将来マリアちゃんと一緒に歴史に残るエースパイロットになりますよ。あなたに似てね。」
ミリア「まぁ♪お上手ですこと。」
義理の娘であるモアラミアだが、実の娘同様可愛がっており褒められると喜ぶ。
プシュー
「セルザー技師!」
技術者が慌てた風に駆け寄ってきた。
何やら蒼褪めた表情をしておいる。
「セルザー技師!大変です!!!」
アルガス「どうした?ちょっと失礼。」
ミリア「大丈夫よ、行ってらっしゃい。」
アルガス「すまん。」
アルガスはミリアとの会話の席を外れ技術者と共に倉庫まで行く。
技術者の顔を見て何やらただごとではないとアルガスは悟った。
それらの状況判断では嫌な予感すると実感する。
アルガス「改めてどうしたんだ?」
「実はク.クラーキン代表が、な..........亡くなられました。」
アルガス「馬鹿な!なんでなんだ、この前は元気だったはずだぞ!」
クラーキン代表・・・・・アレクセイ・クラーキン
旧ソ連航空機設計局技師であり、ゼネラル・ギャラクシーの創設者である。
VF-4ライトニングⅢを開発に携わり、アルガスなどのゼントラーディ技術者を始め反統合同盟系の技術者を抱え込んでいる。
新星インダストリーとはライバル関係であり、航空産業の中で並び立つ人物として名をはせていた。
「自ら設計したVF-4の改良型のテスト中に同乗した際にエンジントラブルで、事故死と・・・・」
アルガス「それではVF-X-10の開発はどうなる、改は最終段階なんだぞ。」
VF-X-10の開発はアルガスが主導で行っていた。
アルガスがVF-4の改良実験で死亡した事により計画がとん挫する事になる。
そうすれば対抗馬である新星インダストリーが新型機の採用の座を奪われてしまう事になる。
「幸い後任者が開発を引き継ぎ、統合軍上層部も承認したため開発は続行可能です。」
アルガス「そうか・・・・・・助かった、しかしクラーキン代表が亡くなるとは私の恩人だったのに・・・・」
開発は継続されたそれは不幸中の幸いである。
だが、アレクセイ・クラーキンは旧ソ連の人間でもありゼントラーディはともかく反統合同盟系の技術者を抱えこんでおり反統合系ゲリラ組織に武器を密売している噂がありそれを新統合軍の特殊部隊が消した説は後年に論争にあったが・・・・
その真相は闇の中である。
「ライバル機のVF-X-8ファントムⅢの消息不明に続きの不幸でした。」
アルガス「VF-X-8ファントムⅢの消息不明?なんだそれ・・・・・・・・」
VF-X-8ファントムⅢの行方不明。
VF-X-10改の対抗馬である。
アルガスはファントムⅢの消息不明と聞いて技術者に聞こうとするが・・・・・・・
ミリア「そろそろいいかしら?」
壁からミリアがヒョコ頭を出すように出て来た。
アルガス「おっとそうだったな、君は機体のチェックを頼む。」
「ハッ。」
技術者にVF-X-10の整備を任せミリアとミーティングに入るアルガス。
ミリア「この機体が完成したら、どのくらいの影響がでるのかしらね?」
アルガス「主力機が行けない地形まで通る事ができるので、かなり絶大な影響はでます。」
二人はVF-X-10がVF-9カットラスとしてロールアウトした時の軍事的な影響について話し合った。
ミリア本人はマックス本人も入れたかったが、当の本人は現在仕事中である。
「中尉」
ミリア「うん?私に何かよう?」
「大至急、司令部まで来てください。」
ミリア「どうして?」
突然、将校がミリアの元へ来て司令部まで来るように伝える。
ミリアはなぜ司令部に呼ばれたのか?疑問に思った。
「実は地球のマクロスシティから緊急入電で、下手すると統合政府に対しを国家転覆の危機に対処する作戦が伝えられたらしいです。」
ミリア「なんですって?一体何が?」
「詳細は司令部で・・・・・」
ミリア「分かったわ。」
アルガス「それはほっとけないな、後は技術屋である俺に任せて行って来い。」
ミリア「分かったわ、VF-X-10を頼んだわ。」
スタスタスタスタ
国家転覆の危機・・・・・・・・ミリアは一体何がと言う質問をするが・・・・
将校は詳細は司令部でと答える、ミリアは納得はいかなかったが・・・・・命令であるので行くしかない。
ミリアはアルガスらゼネラル・ギャラクシーの整備班や技術者達にVF-X-10を任せ司令部に向かう。
アルガス「しかしどんな任務が出たんだろうか?」
「技師、それは俺達技術屋には関わる世界ではないので気にしないほうがいいっよ。」
アルガス「言われてみれば・・・・・・・・・そうだな。」
アルガスら技術者は司令部の用事にはそんなに関係はない。
だが・・・・・・・・アレクセイ・クラーキンの死と何かひっかかる。
アルガスはそう考えたが、気のせいだと自分に言い聞かせた。
ガコーン ガコーン ガコーン
ゼネラルギャラクシーのアルガス・セルザーとテストパイロットであるミリア・ファリーナ・ジーナスは黙々とVF-Ⅹ-10改プロトカットラスの整備を行っていた。
さっきの転倒騒ぎがあったが、別の場所でやっていたため転倒した事実すら知らなかった。
「センサー回路、レーザー砲標準に問題なしです・・・アルガス技師。」
アルガス「うむ、そうか・・・・・・・・・ミリア中尉、コクピットに入ってOS入力を頼む。」
ミリア「エスケスタ」
スタッ
ミリア「うわ~結構仕事量が多いわね・・・・・まぁさくっと終わらせようかしら。」
ミリアはコクピットに入る、コンピュータを上手く接続しOSを入力を開始した。
可変戦闘機のOSはかなり種類があり、射撃・正常値・・・・数えるのが面倒と言う程。
可変戦闘機の生産は自動で行われるが、試作機のOS入力は手動でしないといけないその分手間がかかる。
ミリア「EMCアクセラレーター全開一次二次チェンバー加圧中、機体コントロールをFCSへ、マスターアームコントロールON FCSアクティブモードリミッターリリース 冷却ポジションをサーフェイスモード、パッシブセンサーブラックアウト ヒートエクスチェンジャー強制稼働 バレルコイル電荷正常値 射撃コードグリーン CPNVR 各アクチュエーター設定 ゲート、リリース!自動学習運用システムオールグリーン ガンカメラ調整 オン アクティブステルスシステムオールグリーン OS設定入力オールセット。終わりました、セルザー技師。」
「早!?」
だがエースであるミリアにとっては簡単な仕事であった。
近くにいた女性の整備兵が思わず言葉に出てしまう程の早さである。
OSの入力は複雑であり、最低でも30分はかかる。
アルガス「流石はエースのミリアだ、数分しか経ってないな。」
ミリア「当たり前よ、このくらいのOSは簡単に登録できるわ。まぁ、少し手間取りましたが。」
アルガス「そうか、しかしこのOSの導入でVF-X-10は最終的に完成し、実戦導入も早期定期に開始される。その時は量産型1号機をテストパイロットである君と、2号機を旦那であるジーナス大尉に引き渡そう。そうそう予備機として3号機も配備させる。」
VF-X-10の完成型でありVF-9カットラスの1号機ー3号機までの受領の約束をする。
完成したての初物を貰えるパイロットはそんなにいない。
VF-X-1がVF-1バルキリーでロールアウトした時もロイ・フォッカー少佐(戦死後.大佐)も1号機を受領している。
ミリア「お心遣い感謝いましたすわ。」
ミリアはニコッとしてアルガスに感謝する。
既にゼネラル・ギャラクシーでは2号機と3号機が完成しており、後は惑星エデンで得られた1号機のデータを改修すれば後はダンシング・スカルに納入するだけである。
アルガス「当然.ダンシング・スカルのシンボルマーク、スカルイーグルのエンブレムはノーズアートとして入れて納入します。赤い稲妻.青い彗星の名を更に広めてください。」
ミリア「分かったわ・・・・・・・しかしなんで3号機まで配備されるのかしら?」
3号機・・・・・・・・
なぜミリアとマックスしかいないダンシング・スカルに3号機が納入されるのか疑問に思った。
だがその理由は直ぐに判明する。
アルガス「モアラミアって言う娘のためだよ、結構あのモアラミアと言う娘はいいパイロットだからね。」
ミリア「モアの?」
アルガスはモアラミアの実力を評価していた。
反政府組織に属しゼントラーディの戦う星と言われるだけの能力があり、それに可変戦闘機に乗っても直ぐにエースパイロットの仲間入りすると見ていた。
いつか使うだろうとVF-9カットラスの3号機を同時にダンシング・スカルに納入しようと考えていた。
アルガス「そうモアラミアのだ・・・・将来マリアちゃんと一緒に歴史に残るエースパイロットになりますよ。あなたに似てね。」
ミリア「まぁ♪お上手ですこと。」
義理の娘であるモアラミアだが、実の娘同様可愛がっており褒められると喜ぶ。
プシュー
「セルザー技師!」
技術者が慌てた風に駆け寄ってきた。
何やら蒼褪めた表情をしておいる。
「セルザー技師!大変です!!!」
アルガス「どうした?ちょっと失礼。」
ミリア「大丈夫よ、行ってらっしゃい。」
アルガス「すまん。」
アルガスはミリアとの会話の席を外れ技術者と共に倉庫まで行く。
技術者の顔を見て何やらただごとではないとアルガスは悟った。
それらの状況判断では嫌な予感すると実感する。
アルガス「改めてどうしたんだ?」
「実はク.クラーキン代表が、な..........亡くなられました。」
アルガス「馬鹿な!なんでなんだ、この前は元気だったはずだぞ!」
クラーキン代表・・・・・アレクセイ・クラーキン
旧ソ連航空機設計局技師であり、ゼネラル・ギャラクシーの創設者である。
VF-4ライトニングⅢを開発に携わり、アルガスなどのゼントラーディ技術者を始め反統合同盟系の技術者を抱え込んでいる。
新星インダストリーとはライバル関係であり、航空産業の中で並び立つ人物として名をはせていた。
「自ら設計したVF-4の改良型のテスト中に同乗した際にエンジントラブルで、事故死と・・・・」
アルガス「それではVF-X-10の開発はどうなる、改は最終段階なんだぞ。」
VF-X-10の開発はアルガスが主導で行っていた。
アルガスがVF-4の改良実験で死亡した事により計画がとん挫する事になる。
そうすれば対抗馬である新星インダストリーが新型機の採用の座を奪われてしまう事になる。
「幸い後任者が開発を引き継ぎ、統合軍上層部も承認したため開発は続行可能です。」
アルガス「そうか・・・・・・助かった、しかしクラーキン代表が亡くなるとは私の恩人だったのに・・・・」
開発は継続されたそれは不幸中の幸いである。
だが、アレクセイ・クラーキンは旧ソ連の人間でもありゼントラーディはともかく反統合同盟系の技術者を抱えこんでおり反統合系ゲリラ組織に武器を密売している噂がありそれを新統合軍の特殊部隊が消した説は後年に論争にあったが・・・・
その真相は闇の中である。
「ライバル機のVF-X-8ファントムⅢの消息不明に続きの不幸でした。」
アルガス「VF-X-8ファントムⅢの消息不明?なんだそれ・・・・・・・・」
VF-X-8ファントムⅢの行方不明。
VF-X-10改の対抗馬である。
アルガスはファントムⅢの消息不明と聞いて技術者に聞こうとするが・・・・・・・
ミリア「そろそろいいかしら?」
壁からミリアがヒョコ頭を出すように出て来た。
アルガス「おっとそうだったな、君は機体のチェックを頼む。」
「ハッ。」
技術者にVF-X-10の整備を任せミリアとミーティングに入るアルガス。
ミリア「この機体が完成したら、どのくらいの影響がでるのかしらね?」
アルガス「主力機が行けない地形まで通る事ができるので、かなり絶大な影響はでます。」
二人はVF-X-10がVF-9カットラスとしてロールアウトした時の軍事的な影響について話し合った。
ミリア本人はマックス本人も入れたかったが、当の本人は現在仕事中である。
「中尉」
ミリア「うん?私に何かよう?」
「大至急、司令部まで来てください。」
ミリア「どうして?」
突然、将校がミリアの元へ来て司令部まで来るように伝える。
ミリアはなぜ司令部に呼ばれたのか?疑問に思った。
「実は地球のマクロスシティから緊急入電で、下手すると統合政府に対しを国家転覆の危機に対処する作戦が伝えられたらしいです。」
ミリア「なんですって?一体何が?」
「詳細は司令部で・・・・・」
ミリア「分かったわ。」
アルガス「それはほっとけないな、後は技術屋である俺に任せて行って来い。」
ミリア「分かったわ、VF-X-10を頼んだわ。」
スタスタスタスタ
国家転覆の危機・・・・・・・・ミリアは一体何がと言う質問をするが・・・・
将校は詳細は司令部でと答える、ミリアは納得はいかなかったが・・・・・命令であるので行くしかない。
ミリアはアルガスらゼネラル・ギャラクシーの整備班や技術者達にVF-X-10を任せ司令部に向かう。
アルガス「しかしどんな任務が出たんだろうか?」
「技師、それは俺達技術屋には関わる世界ではないので気にしないほうがいいっよ。」
アルガス「言われてみれば・・・・・・・・・そうだな。」
アルガスら技術者は司令部の用事にはそんなに関係はない。
だが・・・・・・・・アレクセイ・クラーキンの死と何かひっかかる。
アルガスはそう考えたが、気のせいだと自分に言い聞かせた。
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