【6時間後、新統合軍マウント・プレザント基地】
整備部隊がマウント・プレザント基地の滑走路の補修が完了させた。
これにより航空部隊は安心して飛行できるような状態になった。
後は機体の整備が終われば、目的地である新統合軍南米軍管区司令部まで飛行できる。
桐原少佐「吉野、稼働率はどうだ?」
吉野大樹「各機、稼働率は問題ありません。いつでも離陸できるような状態になっています。」
桐原少佐「それを聞いて安心したな、いつでも南米軍管区司令部まで向かう事が出来るな。」
各機の稼働率は問題はない・・・・・・
それはいつでも出撃が出来ると言う事である。
出撃できる状態であれば、出撃時間まで余裕を持つ事が出来ると言う事であり。
出撃までに最後の点検を行う余裕がある。
アム「桐原少佐ですか?」
桐原少佐「あぁ桐原茂人予備役少佐だ・・・・君は?」
アム「新星インダストリー社のアムです、アム・ヒタチアです。今回の護衛任務感謝しますわ。」
桐原少佐「いえいえ仕事ですから、こちらこそよろしくお願いします。」
大樹と会話している茂人は護衛対象の1つであるアムと遭遇し、挨拶する。
妻と同じゼントラーディ人であるが、何処か違う気がある。
資料を思い出せば、アムは元戦闘用のゼントラーディ人ではなく艦内要員。
いつも最前線に出ていると言うわけではないので、普通のゼントラーディ人より大人しい。
妻であるデワントンも大人しいが、怒るときはかなり怖い。
油断はできない。
茂人はアムの姿を見てそう思った。
ラウラ「出撃前待機か。」
ロザ「なんでも時間がありすぎるらしいよ、だから待機と。」
ラウラ「待機ね、結構いいけど暇すぎて死にそうになるわ」
ロザ「まったくね。」
アンサーズと第29飛行隊はしばらく待機を楽しむ事になる。
この待機命令にラウラは暇すぎて死にそうらしいと言った。
待機命令は何をすればいいのか分からない。
資料作りやその他の業務の手伝いは、時間的にもやる時間はないし。
むしろ、出来たとしても戦いのゴタゴタで任せてくれないだろう。
だから
暇な状態であり、ラウラやロザは何をすればいいのか分からない。
メラル「よっ、アンサーズのメルトラン達。」
ラウラ「メラル、一体何のようなのよ?」
メラル「いや、特に何もないわよ。私も暇だから。」
ラウラ「あんたね、少しは用事があるとか言って欲しかったんだけど。」
そんな中で、ラウラの因縁のあるメラルがやってくる。
ラウラとロザは暇な時にめんどくさい奴が来たと心の中で思う。
正直、メラルと一緒にいるとなんとも言えない雰囲気になる。
メラル「暇だし、雑談しないか?」
ラウラ「雑談ね、喧嘩に発展するような事なければいいけど。」
ロザ「右に同じ。」
メラル「ありがとう、ラウラ....ロザ」
まぁどうせ暇だし、話ぐらい付き合ってもいいだろう。
ラウラ達はメラルと雑談する事を決めた。
しばらくして、ラウラ達は女の子らしい会話をしていた。
一体誰が好きなのか?仕事は上手く言っているのか等々。
以外にも、喧嘩腰になるような事はなく平和的である。
これはラウラにとってもこのような状態は珍しい事であった。
アム「ヤッホー!ラウラ!元気にしていた?」
ラウラ「アム!」
ラウラ達が歩いていると、向こうからラフな姿のアムがやってきた。
ニット帽を被り、Tシャツ.ショートパンツと・・・
可変戦闘機開発部門上位企業.新星インダストリー社の社員には見えない。
何処かをぶらついているそこ辺のようだ・・・・・・・
と・・・・・・・同じスタイルのファッションなラウラはそう思ってしまう。
アム「ところで・・・・この二人って・・・・・あなたのお友達?」
ラウラ「はい!!同僚と馬鹿です。」
メラル「馬鹿とはなんだ・・・・・・馬鹿とは!!」
ロザ「少しは落ち着けって・・・・ラウラも言い過ぎだよ」
ラウラ「本当の事を言ったまでだよ・・・・」
ロザとメラルの事を質問されたラウラはそのまま答える。
ただ・・・・・メラルを馬鹿と言っており、それが原因で激怒させる。
激怒しているメラルを落ち着くように説得し、ラウラを諌めるロザ。
それに対しラウラは変な態度を取る・・・・・・
変な態度を取るラウラに対しメラルが突っかかり、ロザが止めようとする。
アム「へぇ・・・・・・・どれも元気のある同胞でよろしい、よろしい。」
一連の様子を見たアムは・・・・ラウラ・ロザ・メラルを護衛として信頼できる相手だと思った。
お互い個性がありすぎるが、この前の戦いを潜り抜けており・・・
特にラウラなんかはファントムⅢを乗りこなしており、そのおかげでいいデータが取れた。
ラウラ達だけではなく、所属するアンサーズや第29飛行小隊も安心して身を任せられると思っている。
特に第29飛行小隊の面々は・・・・・・・・・
アム「まぁまぁラウラ、今回はファントムⅢに乗れないけど・・・・一応、こっそり・・・アンサーズのバルキリーにOSちょっとファントムⅢのデータを入れたわよ。」
ラウラ「えっ・・・・」
ラウラ達が揉めている中で、アムが声を高めにしてVF-1PフレイヤバルキリーのOSを弄った事を報告する。
揉めていたラウラ達であるが、あまりにも衝撃的な言葉であったのでアムの方を見る。
自分達が乗るバルキリーにファントムⅢのOSを入れていた。
それは一種の不安をラウラとロザの中で思い浮かべてしまう・・・・・・・・
ロザ「それは大丈夫なんでしょうか?」
ロザがアムに自分達のバルキリーにファントムⅢのOSを入れて大丈夫かどうかを聞いた。
パワーが違いすぎて、VF-1がファントムⅢのOSに耐えられるかどうか・・・・・
少しだけならそこまでの不安はないが、やはり心配でしょうがないし。
小さな障害で、どんどん延焼的にどんどん大きな障害になり戦闘に支障が出ると言うのは・・・・
可変戦闘機乗りとして致命的である・・・・・
そこの是非は・・・・・・・・・・
アム「大丈夫よ、VF-1の近代改修を行うための互換性がある事を想定しているから。」
ラウラ「それはよかったです、性能はどのくらいに?」
アム「スターミラージュの少し上ね・・・そろそろスターミラージュのOSバージョンが更新されるから、スターミラージュの性能は超える事はないけど。」
大丈夫であった・・・・・・・・
ファントムⅢのOSは今後、VF-1バルキリーが統合軍実戦部隊で運用される時に必要となるために開発された。
そのため・・・・現在使われているVF-1近代改修機に、まだ試作段階のVF-X-9ファントムⅢのOSを少し入れても問題は無い。
性能面で少し入れた状態だと、初期型のVF-5000スターミラージュより性能を越えると言う。
アム的にも本来はたっぷり入れ込みたい所であったが、まだ試作段階だし・・・・・
統合軍に正式採用されてないため見送られる事になった。
メラル「コマンチにもそれいれて頂戴よ、宇宙軍だけずるいわ。」
アム「あぁ・・・・コマンチはね・・・・無理。」
メラル「なんでよ!?」
アム「可変戦闘機と可変攻撃ヘリコプターとはタイプが違うのよ、導入するのは無理よ。」
メラルはラウラ達と同じようにファントムⅢのOSが少し入ったOSを導入してもらいたかったが・・・・・
タイプが違う理由でアムから断られた。
なんたって、可変戦闘機と可変攻撃ヘリコプター・・・・・・・運用形態が違う・・・・・
メラル「どうせなんだからさ、ね・・・開発してよ。」
アム「無理よ、陸軍の兵器開発は担当外。諦めてくれない?」
メラル「そんな~なんとか開発してくれない?」
アム「駄目です。」
何度もアムに陸軍のために開発してくれと言うが、アムは担当外だといい拒否する。
新星インダストリー社には陸軍兵器を開発する部門があるが、アムは可変戦闘機開発部門所属であるため本当に対象外・・・・
陸軍軍人であるアムの要望に応える事はできないし、それに独自に開発計画を立案できる立場ではない。
その何度も断るアムに根負けしたのか・・・・・・・・
メラル「私が悪うございました、諦めます。」
アム「それでよろしい・・・・・・・・まぁいろいろと手助けできる事はあるけど・・・期待しないでね。」
自分が乗るコマンチのファントムⅢのOS導入を諦めた。
残念がっているメラルの姿を見たアムは一応、助け舟を出しているが・・・・
それを見たラウラは・・・・・・・
ラウラ「全然助け舟だしてねぇ。」
とアムの対応を評した。
その後、アムとしばらく会話し・・・・それが終わると再び3人の雑談に戻る。
そして・・・・・・・・・
吉野大樹「三人とも遅かったな。」
ラウラ「一応ね・・・・」
吉野大樹「取り合えず、席に座ってくれブリーフィングを行う。」
3人はブリーフィングルームに入り、今回の護衛計画についての説明を聞くため席に座る。
今回のブリーフィング内容は、護衛対象とアムを乗せた輸送機をどう護衛するかである。
アンサーズの茂人と第29飛行小隊のハルトはそれぞれのポジションについて隊員達に説明する。
アンサーズは機体を周辺と、上空警護・・・・
第29飛行小隊は低空警護と・・・・・・・・・・・・
神楽少尉「隊長、質問なんですが・・・・・・」
桐原少佐「少尉、なんだ?」
神楽少尉「途中、南米軍管区司令部指揮下の部隊が支援するとありますが・・・なんでしょうか?」
桐原少佐「それか・・・・・説明しよう。」
順調にブリーフィングは進んでいく・・・・・・・・何事もなく・・・・・・
質問や新たな連絡事項があったが、特に問題などは起きなかった。
普通にブリーフィングが終わりブリーフィングルームから出ると・・・・・・・・
吉野大樹「ラウラ、ちょっといいか?」
ラウラ「何?」
大樹に話があると言われた・・・・・・・
一体何の話をするのか、ラウラは大樹に黙ってついていく。
そして誰もいない廊下に辿り着いた。
吉野大樹「ザースロン機関の中尉からの警告は覚えているな。」
ラウラ「自由アルゼンチン軍残党のSv-56の編隊3個小隊の襲撃でしょ、それが何か?」
吉野大樹「覚えているのなら話が早いな。」
話の内容は、オルガが警告した自由アルゼンチン軍残党に関して・・・・
ラウラはそこまで乗り気に聞いていたわけではないが、話の内容は覚えていた。
まぁ適当に覚えておけばいいんじゃね程度に・・・・・・
吉野大樹「これを知っているのは、俺とラウラだけだ・・・・その時どう動くか・・・」
ラウラ「早期警戒機はインメルマン中尉達がいるから、敵が確認されたらすぐに向かった方がいいわね。」
吉野大樹「あぁ神楽少尉も誘いたいが・・・・・・どうする?」
ラウラ「その場で指示すればいいんじゃない。」
吉野大樹「あっそれもそうだな。」
いろいろとその時起きた場合の対策を考えるが・・・・
オルガとの会話に参加していなかった神楽はどうするかを考える・・・・・
ラウラ的にはその場で指示すればいいと思った、神楽ならなんとかするだろうと・・・・
ラウラ「それにしても私達は行く先行く先変な目に遭わないわね。」
吉野大樹「まるで呪われているみたいだな・・・・・・」
作戦会議をする合間に、ラウラと大樹は・・・・任務の行く先々のトラブルを振り返る。
任務先は常に人が死ぬような場面に遭遇する。
まるで呪われているかのように・・・・・・・・
二人はその事を苦笑するが・・・・
お互いの顔は何処か引きつっている・・・・・
吉野大樹「と嘆いていても、無駄だな。」
ラウラ「そうね・・・・」
これから振りかかるトラブルの運命に・・・・ラウラと大樹は受け入れる。
本当にうつ病になってしまうかのような、トラブルの連続に・・・・
そんな運命を黙って受け入れるわけではないので、その場の役目をきちんと果たそうと・・
思った・・・・・・・
整備部隊がマウント・プレザント基地の滑走路の補修が完了させた。
これにより航空部隊は安心して飛行できるような状態になった。
後は機体の整備が終われば、目的地である新統合軍南米軍管区司令部まで飛行できる。
桐原少佐「吉野、稼働率はどうだ?」
吉野大樹「各機、稼働率は問題ありません。いつでも離陸できるような状態になっています。」
桐原少佐「それを聞いて安心したな、いつでも南米軍管区司令部まで向かう事が出来るな。」
各機の稼働率は問題はない・・・・・・
それはいつでも出撃が出来ると言う事である。
出撃できる状態であれば、出撃時間まで余裕を持つ事が出来ると言う事であり。
出撃までに最後の点検を行う余裕がある。
アム「桐原少佐ですか?」
桐原少佐「あぁ桐原茂人予備役少佐だ・・・・君は?」
アム「新星インダストリー社のアムです、アム・ヒタチアです。今回の護衛任務感謝しますわ。」
桐原少佐「いえいえ仕事ですから、こちらこそよろしくお願いします。」
大樹と会話している茂人は護衛対象の1つであるアムと遭遇し、挨拶する。
妻と同じゼントラーディ人であるが、何処か違う気がある。
資料を思い出せば、アムは元戦闘用のゼントラーディ人ではなく艦内要員。
いつも最前線に出ていると言うわけではないので、普通のゼントラーディ人より大人しい。
妻であるデワントンも大人しいが、怒るときはかなり怖い。
油断はできない。
茂人はアムの姿を見てそう思った。
ラウラ「出撃前待機か。」
ロザ「なんでも時間がありすぎるらしいよ、だから待機と。」
ラウラ「待機ね、結構いいけど暇すぎて死にそうになるわ」
ロザ「まったくね。」
アンサーズと第29飛行隊はしばらく待機を楽しむ事になる。
この待機命令にラウラは暇すぎて死にそうらしいと言った。
待機命令は何をすればいいのか分からない。
資料作りやその他の業務の手伝いは、時間的にもやる時間はないし。
むしろ、出来たとしても戦いのゴタゴタで任せてくれないだろう。
だから
暇な状態であり、ラウラやロザは何をすればいいのか分からない。
メラル「よっ、アンサーズのメルトラン達。」
ラウラ「メラル、一体何のようなのよ?」
メラル「いや、特に何もないわよ。私も暇だから。」
ラウラ「あんたね、少しは用事があるとか言って欲しかったんだけど。」
そんな中で、ラウラの因縁のあるメラルがやってくる。
ラウラとロザは暇な時にめんどくさい奴が来たと心の中で思う。
正直、メラルと一緒にいるとなんとも言えない雰囲気になる。
メラル「暇だし、雑談しないか?」
ラウラ「雑談ね、喧嘩に発展するような事なければいいけど。」
ロザ「右に同じ。」
メラル「ありがとう、ラウラ....ロザ」
まぁどうせ暇だし、話ぐらい付き合ってもいいだろう。
ラウラ達はメラルと雑談する事を決めた。
しばらくして、ラウラ達は女の子らしい会話をしていた。
一体誰が好きなのか?仕事は上手く言っているのか等々。
以外にも、喧嘩腰になるような事はなく平和的である。
これはラウラにとってもこのような状態は珍しい事であった。
アム「ヤッホー!ラウラ!元気にしていた?」
ラウラ「アム!」
ラウラ達が歩いていると、向こうからラフな姿のアムがやってきた。
ニット帽を被り、Tシャツ.ショートパンツと・・・
可変戦闘機開発部門上位企業.新星インダストリー社の社員には見えない。
何処かをぶらついているそこ辺のようだ・・・・・・・
と・・・・・・・同じスタイルのファッションなラウラはそう思ってしまう。
アム「ところで・・・・この二人って・・・・・あなたのお友達?」
ラウラ「はい!!同僚と馬鹿です。」
メラル「馬鹿とはなんだ・・・・・・馬鹿とは!!」
ロザ「少しは落ち着けって・・・・ラウラも言い過ぎだよ」
ラウラ「本当の事を言ったまでだよ・・・・」
ロザとメラルの事を質問されたラウラはそのまま答える。
ただ・・・・・メラルを馬鹿と言っており、それが原因で激怒させる。
激怒しているメラルを落ち着くように説得し、ラウラを諌めるロザ。
それに対しラウラは変な態度を取る・・・・・・
変な態度を取るラウラに対しメラルが突っかかり、ロザが止めようとする。
アム「へぇ・・・・・・・どれも元気のある同胞でよろしい、よろしい。」
一連の様子を見たアムは・・・・ラウラ・ロザ・メラルを護衛として信頼できる相手だと思った。
お互い個性がありすぎるが、この前の戦いを潜り抜けており・・・
特にラウラなんかはファントムⅢを乗りこなしており、そのおかげでいいデータが取れた。
ラウラ達だけではなく、所属するアンサーズや第29飛行小隊も安心して身を任せられると思っている。
特に第29飛行小隊の面々は・・・・・・・・・
アム「まぁまぁラウラ、今回はファントムⅢに乗れないけど・・・・一応、こっそり・・・アンサーズのバルキリーにOSちょっとファントムⅢのデータを入れたわよ。」
ラウラ「えっ・・・・」
ラウラ達が揉めている中で、アムが声を高めにしてVF-1PフレイヤバルキリーのOSを弄った事を報告する。
揉めていたラウラ達であるが、あまりにも衝撃的な言葉であったのでアムの方を見る。
自分達が乗るバルキリーにファントムⅢのOSを入れていた。
それは一種の不安をラウラとロザの中で思い浮かべてしまう・・・・・・・・
ロザ「それは大丈夫なんでしょうか?」
ロザがアムに自分達のバルキリーにファントムⅢのOSを入れて大丈夫かどうかを聞いた。
パワーが違いすぎて、VF-1がファントムⅢのOSに耐えられるかどうか・・・・・
少しだけならそこまでの不安はないが、やはり心配でしょうがないし。
小さな障害で、どんどん延焼的にどんどん大きな障害になり戦闘に支障が出ると言うのは・・・・
可変戦闘機乗りとして致命的である・・・・・
そこの是非は・・・・・・・・・・
アム「大丈夫よ、VF-1の近代改修を行うための互換性がある事を想定しているから。」
ラウラ「それはよかったです、性能はどのくらいに?」
アム「スターミラージュの少し上ね・・・そろそろスターミラージュのOSバージョンが更新されるから、スターミラージュの性能は超える事はないけど。」
大丈夫であった・・・・・・・・
ファントムⅢのOSは今後、VF-1バルキリーが統合軍実戦部隊で運用される時に必要となるために開発された。
そのため・・・・現在使われているVF-1近代改修機に、まだ試作段階のVF-X-9ファントムⅢのOSを少し入れても問題は無い。
性能面で少し入れた状態だと、初期型のVF-5000スターミラージュより性能を越えると言う。
アム的にも本来はたっぷり入れ込みたい所であったが、まだ試作段階だし・・・・・
統合軍に正式採用されてないため見送られる事になった。
メラル「コマンチにもそれいれて頂戴よ、宇宙軍だけずるいわ。」
アム「あぁ・・・・コマンチはね・・・・無理。」
メラル「なんでよ!?」
アム「可変戦闘機と可変攻撃ヘリコプターとはタイプが違うのよ、導入するのは無理よ。」
メラルはラウラ達と同じようにファントムⅢのOSが少し入ったOSを導入してもらいたかったが・・・・・
タイプが違う理由でアムから断られた。
なんたって、可変戦闘機と可変攻撃ヘリコプター・・・・・・・運用形態が違う・・・・・
メラル「どうせなんだからさ、ね・・・開発してよ。」
アム「無理よ、陸軍の兵器開発は担当外。諦めてくれない?」
メラル「そんな~なんとか開発してくれない?」
アム「駄目です。」
何度もアムに陸軍のために開発してくれと言うが、アムは担当外だといい拒否する。
新星インダストリー社には陸軍兵器を開発する部門があるが、アムは可変戦闘機開発部門所属であるため本当に対象外・・・・
陸軍軍人であるアムの要望に応える事はできないし、それに独自に開発計画を立案できる立場ではない。
その何度も断るアムに根負けしたのか・・・・・・・・
メラル「私が悪うございました、諦めます。」
アム「それでよろしい・・・・・・・・まぁいろいろと手助けできる事はあるけど・・・期待しないでね。」
自分が乗るコマンチのファントムⅢのOS導入を諦めた。
残念がっているメラルの姿を見たアムは一応、助け舟を出しているが・・・・
それを見たラウラは・・・・・・・
ラウラ「全然助け舟だしてねぇ。」
とアムの対応を評した。
その後、アムとしばらく会話し・・・・それが終わると再び3人の雑談に戻る。
そして・・・・・・・・・
吉野大樹「三人とも遅かったな。」
ラウラ「一応ね・・・・」
吉野大樹「取り合えず、席に座ってくれブリーフィングを行う。」
3人はブリーフィングルームに入り、今回の護衛計画についての説明を聞くため席に座る。
今回のブリーフィング内容は、護衛対象とアムを乗せた輸送機をどう護衛するかである。
アンサーズの茂人と第29飛行小隊のハルトはそれぞれのポジションについて隊員達に説明する。
アンサーズは機体を周辺と、上空警護・・・・
第29飛行小隊は低空警護と・・・・・・・・・・・・
神楽少尉「隊長、質問なんですが・・・・・・」
桐原少佐「少尉、なんだ?」
神楽少尉「途中、南米軍管区司令部指揮下の部隊が支援するとありますが・・・なんでしょうか?」
桐原少佐「それか・・・・・説明しよう。」
順調にブリーフィングは進んでいく・・・・・・・・何事もなく・・・・・・
質問や新たな連絡事項があったが、特に問題などは起きなかった。
普通にブリーフィングが終わりブリーフィングルームから出ると・・・・・・・・
吉野大樹「ラウラ、ちょっといいか?」
ラウラ「何?」
大樹に話があると言われた・・・・・・・
一体何の話をするのか、ラウラは大樹に黙ってついていく。
そして誰もいない廊下に辿り着いた。
吉野大樹「ザースロン機関の中尉からの警告は覚えているな。」
ラウラ「自由アルゼンチン軍残党のSv-56の編隊3個小隊の襲撃でしょ、それが何か?」
吉野大樹「覚えているのなら話が早いな。」
話の内容は、オルガが警告した自由アルゼンチン軍残党に関して・・・・
ラウラはそこまで乗り気に聞いていたわけではないが、話の内容は覚えていた。
まぁ適当に覚えておけばいいんじゃね程度に・・・・・・
吉野大樹「これを知っているのは、俺とラウラだけだ・・・・その時どう動くか・・・」
ラウラ「早期警戒機はインメルマン中尉達がいるから、敵が確認されたらすぐに向かった方がいいわね。」
吉野大樹「あぁ神楽少尉も誘いたいが・・・・・・どうする?」
ラウラ「その場で指示すればいいんじゃない。」
吉野大樹「あっそれもそうだな。」
いろいろとその時起きた場合の対策を考えるが・・・・
オルガとの会話に参加していなかった神楽はどうするかを考える・・・・・
ラウラ的にはその場で指示すればいいと思った、神楽ならなんとかするだろうと・・・・
ラウラ「それにしても私達は行く先行く先変な目に遭わないわね。」
吉野大樹「まるで呪われているみたいだな・・・・・・」
作戦会議をする合間に、ラウラと大樹は・・・・任務の行く先々のトラブルを振り返る。
任務先は常に人が死ぬような場面に遭遇する。
まるで呪われているかのように・・・・・・・・
二人はその事を苦笑するが・・・・
お互いの顔は何処か引きつっている・・・・・
吉野大樹「と嘆いていても、無駄だな。」
ラウラ「そうね・・・・」
これから振りかかるトラブルの運命に・・・・ラウラと大樹は受け入れる。
本当にうつ病になってしまうかのような、トラブルの連続に・・・・
そんな運命を黙って受け入れるわけではないので、その場の役目をきちんと果たそうと・・
思った・・・・・・・
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