ファントムⅢの南米軍管区までの輸送計画が決まり。
アンサーズと第29飛行小隊は瓦礫が多い格納庫の中で、準備に取りかかった。
まず最初に行うのは機体の整備の確認と修正。
この作業は飛行中にもしもの事が起きないようにするために行われる。
実際に飛行中にもしもの事が起きてしまったら大惨事である。
そうならないように整備班が機体の整備に取りかかる。
とはいえ....
整備班にかなりの死傷者が出たため、ラウラ達も整備作業に参加する事になった。
ラウラ「結構、機体を整備するのは最高ね。」
吉野大樹「勉強したのか?かなり上手いようだが。」
ラウラ「一応ね、操縦だけじゃ意味がないからと機種転換センターでね。」
吉野大樹「なるほどなぁ。」
案外、ラウラに整備をさせたら上手かった。
なんたって機種転換センターでかなり学んだ身であるから。
整備の件に関してもかなり高い知識を有している。
もし何処かに墜落し遭難した場合、応急措置の知識を最低限度が必要になる。
そうなった場合もあるので、整備修理の知識がないラウラは必死に勉強した。
勉強した結果、修理に関する知識を習得し今に至る力を得た。
二人はしばらく整備作業をした。
そんな中.......
吉野大樹「とは言え、よかったのか?」
ラウラ「何が?」
吉野大樹「ファントムの事だよ、せっかくの最新型を使いこなしていたのに
手放して。」
ラウラ「それね~」
大樹がファントムⅢの今後について聞いてきた。
ラウラはこのまま、ファントムⅢを使い続けずフレイヤバルキリーを使い続ける事を決めた。
性能もファントムⅢが上なのに。
せっかくの最新型なのに、断った。
開発責任者であるアムがもし新星インダストリー社が開発続行を許可し。
このままテスト運用できるなら、使い続けていいと。
ラウラは........
ラウラ「別にいいのよ、一人だけまったく違う機種を使っていたらおかしいでしょ。それに使いなれた機体を使い続けた方が何かと特だし。」
使いなれた機体を使い続けたい答えた。
いきなり使い慣れてない新型を使うのはラウラ的にも嫌で、一人だけ違うのも嫌。
できるだけ仲間と一緒のバルキリーを使いたいと思っていた。
いくら性能や使い勝手がよくても、使い慣れてなく統一感がなければチームとしてやっていけない。
ラウラはそう思っていた。
吉野大樹「まぁ・・・・よく考えたら・・それは嫌だな、浮いている存在と言うのはなんとも。」
ラウラ「でしょ、一人だけ統一感がない機体に乗っているのは心苦しいでしょ。」
吉野大樹「心苦しいが、それは指揮官クラスなら許してもいいと思うけどな。」
確かに心苦しい。
統一感のない機体に乗るのは浮いていて、仲間のことを考えると辛くなる。
副隊長の身分にいる大樹であるが、統一感のない機体にはかなり抵抗があって・・・・
同じP型のフレイヤバルキリーを受容した時、茂人が使って頭部をS型に類似した物ではなく。
小隊隊長機が使っているJ型に類似した頭部を使っている。
同じフレイヤバルキリーならいいが、VF-3000やVF-4000・VF-5000・VF-4・VF-5と言った。
まったく違う機種のバルキリーは辛いを通り越す程、嫌な気持ちになる。
カラーリングが違うのに乗っていても、部隊の同一機種なら許せるし・・・・
自分がそうじゃなくても、他人が統一感のない機体に乗る事は正直うざったい。
使うなら統一感のある方がいい・・・
他の人間でも・・・・
と大機はラウラの考えに賛同した。
ラウラ「さてと、整備の続きを始めますか・・・・大樹、ドライバー貸して・・・・」
吉野大樹「そっちはないのかよ?」
ラウラ「あるはあるけど、正直なんか使いづらくてね・・・・戦闘の影響かな~」
吉野大樹「・・・・・・・・・・分かったよ、今使わないから貸してやるよ。」
ラウラ「本当に?ラッキー♪」
ラウラ達はファントムⅢの話が終わるとすぐさま機体の整備に入る。
ドライバーが使いづらいのか、ラウラは大樹から借りて作業をし始めている。
ドライバーが使いづらいのは戦闘の影響でドライバーが散らばり。
それを適当に集めてしまった結果、合わないドライバーを手にとってしまう事が稀にあった。
その外れのドライバーをラウラが引いてしまったわけである。
大樹が貸してくれた事もあり、機体のネジがずれている所の修正や。
バルキリーを構成する機器の故障が無いかを確認できた。
ラウラ「やっと終わったよ・・・・・・」
ラウラは自分の決められた箇所の点検と修理を終わらせた・・・・・・
他の部分を担当していた人は、ラウラが早く終わらした事に驚く・・・・・・・
「凄い、正確だな。」
ラウラ「ありがとうございます。」
「とは言え、一部未熟な所があるのだが・・・・見落としている箇所が少し目立つな・・・幸い大した所ではないが・・・・」
ラウラ「ありゃぁ・・・・・」
ベテランの整備兵が見てもラウラの点検や修理は正確であった。
一応認められてラウラは笑顔になる、機種転換センターで学んだかいがあったと・・・
ラウラはパイロットだけではなく、整備兵としての腕もあると・・・・・・
そうラウラは自覚しベテラン整備兵の話を笑顔で聞いていた。
ただ・・・・・・・見落としている箇所があった・・・・・・・・・・・
ラウラはそれを聞くと笑顔から少し元気の無い顔に変わる・・・・・・
幸いにラウラが見逃した所は、多少障害が出る程度の場所であったがいいが・・・・・・・・
これが重大な障害が出る箇所の見落としであれば大惨事である。
こうした事を受けてベテランの整備兵は慎重さを持つようにとラウラに言った。
整備兵がラウラの元から離れると次は・・・・・・・・
吉野大樹「ラウラは腕もいいし賢いけど、何処か抜けているよな。」
ラウラ「何処かって?」
吉野大樹「何処かって言われても、いたる箇所に穴だらけ・・・・・まるで戦地のクレーターか銃弾の跡のようにな。」
ラウラ「銃弾の跡かクレーターって・・・・もっとマシな例えないかな・・・・・」
大樹から戦地のクレーターか銃弾の跡のように抜けていると言われる。
詳しい内容は大樹は言ってないが、意味合い的には様々な要素の所で抜けていると・・・
その例えは事実だとラウラは思ったが・・・・・
もう少しケーキのスポンジとかの可愛い表現が良かった。
不満に思うラウラであったが、大樹のセンスじゃこれしかできないかと諦めた。
オルガ「ベルタリア准尉暇~」
ラウラ「げっ・・・・・・・・中尉・・・・・・」
そんな中で、またしてもラウラにとって厄介な赤毛のロシア人女性がやってきた。
ザースロン機関の女性工作員の結構緑のある・・・・・・
そしてフォークランド諸島において、いろいろとラウラを振り回してきた赤毛のロシア女性が・・・・・・
ラウラ「なんですか・・・・今急がしいんですけど・・・・・」
オルガ「見た所・・・・・・そのようね。」
ラウラ「と言う訳なので帰ってください・・・・・」
オルガ「そんな事言わないでよ~」
ラウラは不機嫌な顔をしながらオルガに帰るように言う。
どうせまた・・・・ザースロン機関の面倒な頼み事をする気なんだろう・・・・・と・・・・・
オルガは年相応の可愛さをアピールするが・・・・・ラウラは変な顔をする・・・・・
吉野大樹「ラウラ、そんな顔をするな・・・・・この赤毛の中尉が困っているだろ。それに今の時間は多少時間とっても大丈夫だろ・・・」
ラウラ「そう言われても・・・・・」
オルガ「流石お兄さん分かっている♪」
大樹はオルガに嫌な顔をするラウラを諌める。
その様子を見たオルガは大樹に感謝の言葉を述べる・・・・・
なんでこんな事をするのか・・・・とラウラは不機嫌そうな顔をして大樹を見るが・・・・
大樹にはオルガに対しある目的があった・・・・・・・
それは・・・・・・・
吉野大樹「それに・・・・・・・丁度よく俺は中尉と話したいからな。」
オルガ「えっ!?」
ラウラ「なんで?」
吉野大樹「中尉・・・・・・何者だ?ラウラの周りにうろついているが・・・・・敵ではないがただ者ではない・・・・何処の誰だ?」
オルガの事について・・・・・・・・・である・・・
大樹はオルガやその仲間のザースロン機関の人間がラウラ周辺をうろついている事を知っていた。
ラウラと密談している様子も・・・・・・・・
オルガ「まさか・・・・准尉との密談も・・・・」
吉野大樹「見た・・し・・・知っている、中尉・・・・・・・ラウラが以前関わった・・・・新統合軍対テロ工作機関ザースロンの......」
オルガ「くっ.........大尉殿、流石だわ。まったく、その通りよ。」
吉野大樹「お前も流石だな、俺にザースロン機関の工作員と見抜いた場合に備えて仲間を周囲に固めている。とんだ女キツネだよ、中尉。」
ザースロン機関の工作員である事も、皆大樹に知られてしまう。
後者は暴いたようなものだが、流石にオルガもヤバいと思ったのか汗がダラダラである。
ラウラはそんな二人の様子を何も言えずに見る。
ラウラ「それはさておき、オルガ。私に何のよう?」
オルガ「そうだったわね、実はある警告をしようとね。」
ラウラ「警告?」
吉野大樹「なんの警告だ?」
オルガ「二人とも慌てない慌てない、慌てても警告は逃げないからさ。」
ラウラ「どうせ下らない事でしょ。」
いよいよ本題・・・・・・・・・
ラウラはどうせオルガの降らない話題だと思っており、あまり乗り気ではない。
どうせ大した事を言わない・・・・・・・
そんな風にラウラは腕を組みながら欠伸をしながらオルガの話を適当に受け流そうとした。
オルガ「自由アルゼンチン軍の残党が南米軍管区までの飛行ルートで確認された。」
吉野大樹「自由アルゼンチン軍の残党だと?」
オルガ「マウンテンキャット部隊からの連絡よ、連中は物資を横流ししていた連中に始末されたけど・・・その生き残りかその派生組織がいたようよ。」
吉野大樹「敵の戦力は?」
オルガ「詳細は不明だけど、敵は3個小隊以上はいるわ。」
自由アルゼンチン軍残党部隊。
物資の横流しをしていた統合軍部隊に始末されなかった生き残りか・・・その派生集団である。
数は推定3個小隊、それ以上になる可能性があるが・・・・
ラウラ「で機種は分かる?」
オルガ「先の戦闘での未確認機もいる・・・・・・・・機種は横流し集団からのデータを手に入れたけどSv-56・と言うらしいわ。」
ラウラ「Sv-56・・・・・」
予想されるのはSv-56・・・・・
この前、ラウラがファントムⅢで戦った強敵機である。
形状はかつてのロシア軍戦闘機のスホーイに似ている可変戦闘機である。
かなり強力な機体であり、パイロットの腕前も優秀であれば化け物兵器である。
オルガ「まぁこれ以上、言える事はないわね・・じゃ!!」
ラウラ「そんだけ?」
オルガ「そんだけよ、そんじゃあね!!」
ラウラ「ちょっと・・・・・・・・・オルガ!!オルガ!!」
オルガはそのまま行ってしまった。
言いたい事だけを言って・・・・・・・・相変わらず、あの人はマイペースな人・・・・
どうにかならないのか・・・・・ラウラはそう思った。
吉野大樹「まったくラウラは変な人脈が出来ているな、マイクローン化してから・・・いろいろ。」
ラウラ「うるさいわね、好きで作っているわけじゃないから。」
吉野大樹「はいはい。」
大樹からラウラの変な人脈に関してからかわれる。
ラウラは好きで作っているんじゃないと言われて怒る・・・・・
とはいえ・・・・・・・・
ラウラ「またあいつが・・・・それに集団だなんてね・・・・・」
またSv-56と戦う事になる。
かなり苦しい戦いになりそう・・・・・・・ラウラは不安を感じる・・・・・・
あの強い兵器が・・・・・・・
吉野大樹「ラウラ、お前はこの前・・・・一人で戦っていたらしいが俺達がいるから安心しろ!」
ラウラ「分かったわ、頼りにさせてもらうわ。」
いや・・・・・・仲間がいる。
だから怖くない・・・・・・・仲間がいればSv-56と戦える。
1機なのか2機なのか分からないが・・・・安心して戦える・・・
そうラウラは信じ・・・・・・・・・不安を払しょくした。
アンサーズと第29飛行小隊は瓦礫が多い格納庫の中で、準備に取りかかった。
まず最初に行うのは機体の整備の確認と修正。
この作業は飛行中にもしもの事が起きないようにするために行われる。
実際に飛行中にもしもの事が起きてしまったら大惨事である。
そうならないように整備班が機体の整備に取りかかる。
とはいえ....
整備班にかなりの死傷者が出たため、ラウラ達も整備作業に参加する事になった。
ラウラ「結構、機体を整備するのは最高ね。」
吉野大樹「勉強したのか?かなり上手いようだが。」
ラウラ「一応ね、操縦だけじゃ意味がないからと機種転換センターでね。」
吉野大樹「なるほどなぁ。」
案外、ラウラに整備をさせたら上手かった。
なんたって機種転換センターでかなり学んだ身であるから。
整備の件に関してもかなり高い知識を有している。
もし何処かに墜落し遭難した場合、応急措置の知識を最低限度が必要になる。
そうなった場合もあるので、整備修理の知識がないラウラは必死に勉強した。
勉強した結果、修理に関する知識を習得し今に至る力を得た。
二人はしばらく整備作業をした。
そんな中.......
吉野大樹「とは言え、よかったのか?」
ラウラ「何が?」
吉野大樹「ファントムの事だよ、せっかくの最新型を使いこなしていたのに
手放して。」
ラウラ「それね~」
大樹がファントムⅢの今後について聞いてきた。
ラウラはこのまま、ファントムⅢを使い続けずフレイヤバルキリーを使い続ける事を決めた。
性能もファントムⅢが上なのに。
せっかくの最新型なのに、断った。
開発責任者であるアムがもし新星インダストリー社が開発続行を許可し。
このままテスト運用できるなら、使い続けていいと。
ラウラは........
ラウラ「別にいいのよ、一人だけまったく違う機種を使っていたらおかしいでしょ。それに使いなれた機体を使い続けた方が何かと特だし。」
使いなれた機体を使い続けたい答えた。
いきなり使い慣れてない新型を使うのはラウラ的にも嫌で、一人だけ違うのも嫌。
できるだけ仲間と一緒のバルキリーを使いたいと思っていた。
いくら性能や使い勝手がよくても、使い慣れてなく統一感がなければチームとしてやっていけない。
ラウラはそう思っていた。
吉野大樹「まぁ・・・・よく考えたら・・それは嫌だな、浮いている存在と言うのはなんとも。」
ラウラ「でしょ、一人だけ統一感がない機体に乗っているのは心苦しいでしょ。」
吉野大樹「心苦しいが、それは指揮官クラスなら許してもいいと思うけどな。」
確かに心苦しい。
統一感のない機体に乗るのは浮いていて、仲間のことを考えると辛くなる。
副隊長の身分にいる大樹であるが、統一感のない機体にはかなり抵抗があって・・・・
同じP型のフレイヤバルキリーを受容した時、茂人が使って頭部をS型に類似した物ではなく。
小隊隊長機が使っているJ型に類似した頭部を使っている。
同じフレイヤバルキリーならいいが、VF-3000やVF-4000・VF-5000・VF-4・VF-5と言った。
まったく違う機種のバルキリーは辛いを通り越す程、嫌な気持ちになる。
カラーリングが違うのに乗っていても、部隊の同一機種なら許せるし・・・・
自分がそうじゃなくても、他人が統一感のない機体に乗る事は正直うざったい。
使うなら統一感のある方がいい・・・
他の人間でも・・・・
と大機はラウラの考えに賛同した。
ラウラ「さてと、整備の続きを始めますか・・・・大樹、ドライバー貸して・・・・」
吉野大樹「そっちはないのかよ?」
ラウラ「あるはあるけど、正直なんか使いづらくてね・・・・戦闘の影響かな~」
吉野大樹「・・・・・・・・・・分かったよ、今使わないから貸してやるよ。」
ラウラ「本当に?ラッキー♪」
ラウラ達はファントムⅢの話が終わるとすぐさま機体の整備に入る。
ドライバーが使いづらいのか、ラウラは大樹から借りて作業をし始めている。
ドライバーが使いづらいのは戦闘の影響でドライバーが散らばり。
それを適当に集めてしまった結果、合わないドライバーを手にとってしまう事が稀にあった。
その外れのドライバーをラウラが引いてしまったわけである。
大樹が貸してくれた事もあり、機体のネジがずれている所の修正や。
バルキリーを構成する機器の故障が無いかを確認できた。
ラウラ「やっと終わったよ・・・・・・」
ラウラは自分の決められた箇所の点検と修理を終わらせた・・・・・・
他の部分を担当していた人は、ラウラが早く終わらした事に驚く・・・・・・・
「凄い、正確だな。」
ラウラ「ありがとうございます。」
「とは言え、一部未熟な所があるのだが・・・・見落としている箇所が少し目立つな・・・幸い大した所ではないが・・・・」
ラウラ「ありゃぁ・・・・・」
ベテランの整備兵が見てもラウラの点検や修理は正確であった。
一応認められてラウラは笑顔になる、機種転換センターで学んだかいがあったと・・・
ラウラはパイロットだけではなく、整備兵としての腕もあると・・・・・・
そうラウラは自覚しベテラン整備兵の話を笑顔で聞いていた。
ただ・・・・・・・見落としている箇所があった・・・・・・・・・・・
ラウラはそれを聞くと笑顔から少し元気の無い顔に変わる・・・・・・
幸いにラウラが見逃した所は、多少障害が出る程度の場所であったがいいが・・・・・・・・
これが重大な障害が出る箇所の見落としであれば大惨事である。
こうした事を受けてベテランの整備兵は慎重さを持つようにとラウラに言った。
整備兵がラウラの元から離れると次は・・・・・・・・
吉野大樹「ラウラは腕もいいし賢いけど、何処か抜けているよな。」
ラウラ「何処かって?」
吉野大樹「何処かって言われても、いたる箇所に穴だらけ・・・・・まるで戦地のクレーターか銃弾の跡のようにな。」
ラウラ「銃弾の跡かクレーターって・・・・もっとマシな例えないかな・・・・・」
大樹から戦地のクレーターか銃弾の跡のように抜けていると言われる。
詳しい内容は大樹は言ってないが、意味合い的には様々な要素の所で抜けていると・・・
その例えは事実だとラウラは思ったが・・・・・
もう少しケーキのスポンジとかの可愛い表現が良かった。
不満に思うラウラであったが、大樹のセンスじゃこれしかできないかと諦めた。
オルガ「ベルタリア准尉暇~」
ラウラ「げっ・・・・・・・・中尉・・・・・・」
そんな中で、またしてもラウラにとって厄介な赤毛のロシア人女性がやってきた。
ザースロン機関の女性工作員の結構緑のある・・・・・・
そしてフォークランド諸島において、いろいろとラウラを振り回してきた赤毛のロシア女性が・・・・・・
ラウラ「なんですか・・・・今急がしいんですけど・・・・・」
オルガ「見た所・・・・・・そのようね。」
ラウラ「と言う訳なので帰ってください・・・・・」
オルガ「そんな事言わないでよ~」
ラウラは不機嫌な顔をしながらオルガに帰るように言う。
どうせまた・・・・ザースロン機関の面倒な頼み事をする気なんだろう・・・・・と・・・・・
オルガは年相応の可愛さをアピールするが・・・・・ラウラは変な顔をする・・・・・
吉野大樹「ラウラ、そんな顔をするな・・・・・この赤毛の中尉が困っているだろ。それに今の時間は多少時間とっても大丈夫だろ・・・」
ラウラ「そう言われても・・・・・」
オルガ「流石お兄さん分かっている♪」
大樹はオルガに嫌な顔をするラウラを諌める。
その様子を見たオルガは大樹に感謝の言葉を述べる・・・・・
なんでこんな事をするのか・・・・とラウラは不機嫌そうな顔をして大樹を見るが・・・・
大樹にはオルガに対しある目的があった・・・・・・・
それは・・・・・・・
吉野大樹「それに・・・・・・・丁度よく俺は中尉と話したいからな。」
オルガ「えっ!?」
ラウラ「なんで?」
吉野大樹「中尉・・・・・・何者だ?ラウラの周りにうろついているが・・・・・敵ではないがただ者ではない・・・・何処の誰だ?」
オルガの事について・・・・・・・・・である・・・
大樹はオルガやその仲間のザースロン機関の人間がラウラ周辺をうろついている事を知っていた。
ラウラと密談している様子も・・・・・・・・
オルガ「まさか・・・・准尉との密談も・・・・」
吉野大樹「見た・・し・・・知っている、中尉・・・・・・・ラウラが以前関わった・・・・新統合軍対テロ工作機関ザースロンの......」
オルガ「くっ.........大尉殿、流石だわ。まったく、その通りよ。」
吉野大樹「お前も流石だな、俺にザースロン機関の工作員と見抜いた場合に備えて仲間を周囲に固めている。とんだ女キツネだよ、中尉。」
ザースロン機関の工作員である事も、皆大樹に知られてしまう。
後者は暴いたようなものだが、流石にオルガもヤバいと思ったのか汗がダラダラである。
ラウラはそんな二人の様子を何も言えずに見る。
ラウラ「それはさておき、オルガ。私に何のよう?」
オルガ「そうだったわね、実はある警告をしようとね。」
ラウラ「警告?」
吉野大樹「なんの警告だ?」
オルガ「二人とも慌てない慌てない、慌てても警告は逃げないからさ。」
ラウラ「どうせ下らない事でしょ。」
いよいよ本題・・・・・・・・・
ラウラはどうせオルガの降らない話題だと思っており、あまり乗り気ではない。
どうせ大した事を言わない・・・・・・・
そんな風にラウラは腕を組みながら欠伸をしながらオルガの話を適当に受け流そうとした。
オルガ「自由アルゼンチン軍の残党が南米軍管区までの飛行ルートで確認された。」
吉野大樹「自由アルゼンチン軍の残党だと?」
オルガ「マウンテンキャット部隊からの連絡よ、連中は物資を横流ししていた連中に始末されたけど・・・その生き残りかその派生組織がいたようよ。」
吉野大樹「敵の戦力は?」
オルガ「詳細は不明だけど、敵は3個小隊以上はいるわ。」
自由アルゼンチン軍残党部隊。
物資の横流しをしていた統合軍部隊に始末されなかった生き残りか・・・その派生集団である。
数は推定3個小隊、それ以上になる可能性があるが・・・・
ラウラ「で機種は分かる?」
オルガ「先の戦闘での未確認機もいる・・・・・・・・機種は横流し集団からのデータを手に入れたけどSv-56・と言うらしいわ。」
ラウラ「Sv-56・・・・・」
予想されるのはSv-56・・・・・
この前、ラウラがファントムⅢで戦った強敵機である。
形状はかつてのロシア軍戦闘機のスホーイに似ている可変戦闘機である。
かなり強力な機体であり、パイロットの腕前も優秀であれば化け物兵器である。
オルガ「まぁこれ以上、言える事はないわね・・じゃ!!」
ラウラ「そんだけ?」
オルガ「そんだけよ、そんじゃあね!!」
ラウラ「ちょっと・・・・・・・・・オルガ!!オルガ!!」
オルガはそのまま行ってしまった。
言いたい事だけを言って・・・・・・・・相変わらず、あの人はマイペースな人・・・・
どうにかならないのか・・・・・ラウラはそう思った。
吉野大樹「まったくラウラは変な人脈が出来ているな、マイクローン化してから・・・いろいろ。」
ラウラ「うるさいわね、好きで作っているわけじゃないから。」
吉野大樹「はいはい。」
大樹からラウラの変な人脈に関してからかわれる。
ラウラは好きで作っているんじゃないと言われて怒る・・・・・
とはいえ・・・・・・・・
ラウラ「またあいつが・・・・それに集団だなんてね・・・・・」
またSv-56と戦う事になる。
かなり苦しい戦いになりそう・・・・・・・ラウラは不安を感じる・・・・・・
あの強い兵器が・・・・・・・
吉野大樹「ラウラ、お前はこの前・・・・一人で戦っていたらしいが俺達がいるから安心しろ!」
ラウラ「分かったわ、頼りにさせてもらうわ。」
いや・・・・・・仲間がいる。
だから怖くない・・・・・・・仲間がいればSv-56と戦える。
1機なのか2機なのか分からないが・・・・安心して戦える・・・
そうラウラは信じ・・・・・・・・・不安を払しょくした。
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