【西暦2090年惑星フロンティア】
地球ではマルドゥーク軍による攻撃を受けるマルドゥーク戦役が勃発した。
マルドゥーク軍は火星や月面などの太陽系の統合軍部隊を無視し、地球本国軍に攻撃・・・・
地球本国軍艦隊旗艦であるヘラクレスやグロリアを損失し、大打撃を被り・・・
地球マクロスシティーに総攻撃を仕掛ける・・・・
一人のマルドゥークの歌巫女イシュタルの歌によりマルドゥーク軍は・・・・
首領イングスから造反し攻撃・・・・・
マルドゥーク戦役は終結した。
新しい人類の歴史的な出来事が起きた頃・・・・・
遠く離れた地の惑星フロンティアでは・・・・
ランカ「久しぶり、お兄ちゃん。」
生物学者ランカ・ミア
オズマ「おいおいそんな年齢はお兄ちゃんはよせ、お互いに子供いる身だし。ランカ、そっちは無事だったか?」
整備工業リーファクトリー社長オズマ・リー
ランカ「月面は一時的にウェンディー・ライダーとSNNのお嫁さんにしたい人ランキング一位のシルビー・ジーナさんへの襲撃事件はあったけど、マルドゥークの連中はアルスの船とかで、地球のマクロスシティー総攻撃。地球本国軍はガタガタよ。」
オズマ「だいたい分かったジーナ中尉の後の奴のはなんだ?」
オズマは数十年ぶりに月面に移り住んだランカと交信していた。
ランカもマルドゥーク戦役の様子を目の当たりにした当事者であり・・・・
マルドゥークの危機に自ら再び歌で立とうと決意した矢先・・・・
イシュタルの歌、イングスに造反したマルドゥーク軍艦隊・・・・・
結局のランカの出番がなく・・・・・戦争は終結・・・・
大人しく新統合政府とマルドゥークの平和条約の締結を見守ることになる。
オズマ「なるほどな・・・・ん?」
ランカの話を聞くが・・・・・・
ラフな格好をしたランカと同じ緑の髪をした若い女性。
しかも軍服を着ているスタイルのいい美人・・・・・・・・・・・・・・
何者だろうか?
オズマは凄くランカの後ろにいる女性が気になるので・・・・
ランカに詳細を聞いてみる事にした。
オズマ「後ろにいる娘は誰だ?」
ランカ「あぁ私の娘の一人メグミ・ミアよ。」
メグミ「メグミです、よろしく。」
新統合宇宙軍メグミ・ミア曹長
オズマ「よろしくな~(結婚していたのか・・・・ランカ、聞いてねぇぞ。と言うか結婚式に呼ばれてねぇぞ)」
詳細を聞いた結果、彼女はランカの娘の一人であるメグミ・ミアであった。
ランカが女優や歌手を辞めて生物学者になる前・・・・・
偶然仕事の関係で生物学者の男性と出会った。
それがランカの結婚相手である。
プロポーズを了承し、彼と一緒に生物学の進歩に貢献するため・・・・
生物学者に転職、メグミなどの子宝に恵まれた。
しかし
オズマは結婚式に呼ばれてない。
その理由はランカとその結婚相手が生物学者や女優仲間で・・・
小規模の結婚危険パーティーを開いていたためである。
その結果、ランカの結婚している事を今知ったオズマはとてつもない誤解をしている。
ランカ「私が結婚したのはお兄ちゃんは今知ったけど、そっちは~」
オズマ「問題ない、夫婦関係はなぁ。ただ・・・・」
ランカ「ただ?」
オズマ「馬鹿息子と生意気娘が大変でなぁ。」
ランカから近況について聞かれると、オズマは子供が大変だと言った。
オズマとキャサリンの息子と娘は、勝ち気であり生意気である。
中々性格が落ち着かないのが特徴であり、全然言うこと聞いてくれない。
それが今のオズマの悩みであり・・・・
どうしたら直るのか悩んでいた。
息子オリック・リーと娘サフラン・リー。
両方とも軍人になるも・・・親への反抗は直らない。
ランカ「お兄ちゃん、若いんだからいいじゃない?もう還暦でしょ、のんびり余生過ごしなよ。ある程度注意した方が気が楽だよ。」
オズマ「俺はまだ還暦ではない!ランカこそ50過ぎだろうが。」
ランカ「まだ47歳よ!」
オズマ「変わらん!!そっちは大人しいだけいいだろ!」
ランカから励ましの言葉を送られるが・・・・
オズマからにしたら効果なしだし、ランカの性格からいい子供が生まれるのが当然。
それに比べたら、俺の性格からして・・・・・
オズマ「もう失礼する、忙しいのでな。元気で暮らせよ!」
ランカ「悪いタイミングで退散なんて、怒ったのかしら?」
オズマ「怒ってない!」
ツーン
ランカ「無理しちゃって、あの顔明らかに怒っているじゃない。」
悪いタイミングでランカとの通信を終わらせる。
むしろ、馬鹿息子と馬鹿娘をランカの子供達と比べたら惨めになる気がした。
一体どうしたらあの性格が直るのやら・・・・・
全く分からん。
これからゆっくりしようとリビングに向かうとキャサリンが誰かにお茶を運んでいた。
来客だろうか?・・・・オズマはゆっくりリビングに入る。
そこにいたのは・・・・
オズマ「ん?」
アルト「久しぶりだなぁ、隊長。」
新統合政府惑星ラングラー自治議会議員.早乙女アルト
オズマ「アルトじゃねぇか!元気そうだな・・その分生意気になりやがって。その格好・・・議員になったのか?」
アルト「今は退役して自由共和党の候補として議員に立候補したら当選しましてねぇ、まぁそれはいいとして久しぶりに話しませんか?フロンティア政府との打ち合わせまで時間がありますし。」
かつての部下である早乙女アルトであった。
シェリル・ノームと結婚したり、仕事面でも順調し出世し・・・・
50歳で惑星ラングラーに移り住むと、自治政府議員選挙に立候補し・・・
見事当選、今は自由共和党の議員としてラングラーの政治に参加している。
今回惑星フロンティアのオズマの家に来たのは・・・
フロンティア政府の自由共和党の議員との会合と、通商に関して・・・
まだ時間があるのでオズマとキャサリンの家を訪ねたのである。
オズマから見たアルトは・・・・
以前より圧倒的に男らしくなったな・・・と・・・
その後、二人はウィスキーを飲みながら息子と娘について話し合う。
アルト「その悩みは同じですよ、せがれや娘は4人いますが・・・堅物だったり俺様系だったり両方だったり・・・俺とシェリルが混ざった感じかそれぞれかの性格。反抗期は大変だったな。」
オズマ「おぉ分かるか、流石は俺の元部下だな。」
アルト「分かりますよ、ルカとこの子供やランカの子供などが羨ましくなりますが。」
オズマ「ランカに会ったのか?」
アルト「あぁマルドゥーク戦役が地球で起きたので心配で通信を・・・それ以前にもたまに」
オズマ「そうかそうかなるほどな、分かった分かった。」
結構話は盛り上がる。
やはり、男の悩みは男同士で共有した方がいい。
酒やつまみに囲まれながらするのはもっと・・・・・
後ろでキャサリンがジト目で呆れた目でいているが・・・・
オズマは飲みすぎである・・・
アルト「息子が・・・・(酒飲みすぎだな、隊長。)」
一緒に飲んでいるアルトも引いている。
相当ストレスが溜まっていたのか、話ながらグイグイ飲む。
これから会合などの仕事や、ミシェルの墓参りがある身としては・・・
これ以上オズマの酒のペースに乗せられるのは危険だなと思った。
オズマ「馬鹿息子はなぁ、俺の部屋で彼女とこんな事とあんな事をしたんだぞ!ヒック」
アルト「隊長、飲みすぎですって。その気持ちは分かりますから、酒はこれ以上飲まないでください。」
オズマ「うるへ~お前こそ全然飲んでじゃないか!」
アルト「俺はこれから仕事なんですから・・・」
オズマ「なんだと俺の酒が飲めねぇのか!!」
アルト「飲んでますって!!」
もう手の付けられないような状態になっている。
このまま一緒にいたら確実に大失態を犯す結果になる。
今のオズマを見てアルトは物凄い気まずさを感じる事になる・・・・・
アルト「では俺いや・・・私はこれで・・・・・」
オズマ「なにぃ、けぇるのか!!」
アルト「し・・・失礼しました。」
オズマに睨まれながらも、アルトは家から逃げ出すように出ていき・・・・
秘書の運転する車に乗り込みそのまま、仕事へ行ってしまった。
アルトの脱走をオズマはフンとウィスキーの瓶を口に近づけ飲む・・・・・
そのまま寝てしまい・・・・キャサリンに毛布をかけられる事になった。
翌日
キャサリン「あなた・・・もう朝ですよ。」
オズマの妻.キャサリン・リー
オズマ「朝か・・・・・朝だと!?」
キャサリン「かなり飲んでましたから。」
オズマ「アルトは・・・・」
キャサリン「あのまま仕事へ・・・」
オズマ「そうか・・・・・」
オズマはキャサリンに起こされた。
飲んで寝てから13時間経っており、オズマの意識はかなり朦朧としている。
リビングにはかなりの数のウィスキーの瓶が転がっていた。
転がっているウィスキーの瓶をオズマは広いゴミ捨て場に持っていく。
全部ゴミを捨てた後、オズマは頭痛に襲われる。
二日酔いだ・・・・・・
オズマ「そうか定休日か・・・・今日出勤だったら社長として不味かったな。」
今日は定休日・・・・
今日出勤だったら、業務面に支障が出る。
更に言えば体調の悪い中・・・・・・業務するのもかなり辛い・・・・・・・・・
オズマはつくづく思った・・・余生はゆっくり過ごしたいな~と・・・・・
果たしてオズマにゆっくり過ごせる余生はあるのか・・・
それとも破天荒な余生を過ごすのか・・・・
今後のオズマに期待されたい・・・
ランカとメグミ
ランカは生物学者のフランク・ミアと結婚し歌手業と女優業を引退。
今は夫の仕事の手伝いと、亡き母ランシェ・メイの後を継ぐのが目的で研究者になり・・・・
宇宙の生物の研究を積極的に行い、賞を取るなどの歌姫以外の有名人になっていた。
その一方でたくさんの子供が生まれ・・・
長男スタング、双子のユイリンとメイリンがいる。
その長女がメグミである。
軍に入り、パイロットをやる傍ら技術研究をするシューフィッターであり・・・・・
月面で勤務している。
ランカ「悪いわね買い物に付き合って。」
メグミ「いいのよ、ようやくマルドゥーク戦役の戦後処理も終わったし。」
二人は仲のよい性格であり・・・・
よく暇があればよく買い物に行く事が多い。
勝気な性格で一見反抗期が激しそうとよく言われているメグミだが・・・・
母親ランカを凄く慕っており、親と喧嘩する方が少ないのがリアルである。
双子のユイリンとメイリンも大事に思っており・・・・
ランカやフランクからも家の中で一番のしっかり者と言われている。
ユイリン「私歌手になりたいけど、姉さんとメイリンどう思う?」
ランカの次女.ユイリン・ミア
メイリン「どうって・・・・ねぇ・・・難しいな・・・私女性警官志望だし・・・・」
ランカの三女.メイリン・ミア
ユイリン「超時空シンデレラと言われたお母さんみたいになりたいんだ。」
ある日、妹のユイリンが歌手になりたいと言ってきた。
母ランカがバジュラ戦役の英雄的歌姫であり・・・・・
かつては超時空シンデレラとして有名になった事を知っており・・・・
ユイリンは歌手になりたいと、メグミやメイリンにどう思うかを聞いてくる。
それを聞かれたメイリンは困惑した表情を浮かべる。
なんせメイリンの志望する職業は女性警官であり・・・・
今、警察官になる勉強をしている。
メイリン「ごめんねお姉ちゃん。」
ユイリン「別にいいのよ、メグミお姉ちゃんは?」
メグミ「そうね・・・・・」
メイリンは結局どう答えればいいのか分からないので、分からない事を伝え謝った。
メイリンが駄目ならとユイリンはメグミにどう思うか聞く・・・・・
メグミは本を読みながら考える・・・・・
その答えにユイリンは期待し・・・・偶然通りかったランカは廊下で、こっそり覗きながら待機する・・・・
答えた答えは・・・・
メグミ「正直、芸能界はやめておけ・・・理由・・・収入源安定しない・・・・他の歌姫との確執・・・・プライベートをしつこく追い回すストーカー週刊誌記者の嵐でたまに来る異常なストーカーファン、誹謗中傷の嵐・・・・それでもいいなら・・・どうぞ芸能界へ・・・・」
ユイリン「なっ・・・・・・」
厳しい芸能界のリアルの一部・・・・・・
メグミは芸能界のリアルを知っており・・・・
母ランカがデビューした時、ライバルのシェリルがバッシングを受けた事を知った。
ランカとシェリルは仲良しだが、ファン内部ではそんな事が起きた。
それを知ったメグミは絶対に芸能人やりたくないと思い軍人を目指す事になってしまっている。
ユイリンは唖然・・・ランカは落胆。
ランカ「メグミ、もう少し芸能界をフォローしてよ(私とシェリルさんは仲悪くないし)」
芸能界を否定するメグミに対しランカは上記の事を思った。
その後、ユイリンはラジオのDJに就職する事になり・・・
ローカル的には有名になったそうだ。
地球ではマルドゥーク軍による攻撃を受けるマルドゥーク戦役が勃発した。
マルドゥーク軍は火星や月面などの太陽系の統合軍部隊を無視し、地球本国軍に攻撃・・・・
地球本国軍艦隊旗艦であるヘラクレスやグロリアを損失し、大打撃を被り・・・
地球マクロスシティーに総攻撃を仕掛ける・・・・
一人のマルドゥークの歌巫女イシュタルの歌によりマルドゥーク軍は・・・・
首領イングスから造反し攻撃・・・・・
マルドゥーク戦役は終結した。
新しい人類の歴史的な出来事が起きた頃・・・・・
遠く離れた地の惑星フロンティアでは・・・・
ランカ「久しぶり、お兄ちゃん。」
生物学者ランカ・ミア
オズマ「おいおいそんな年齢はお兄ちゃんはよせ、お互いに子供いる身だし。ランカ、そっちは無事だったか?」
整備工業リーファクトリー社長オズマ・リー
ランカ「月面は一時的にウェンディー・ライダーとSNNのお嫁さんにしたい人ランキング一位のシルビー・ジーナさんへの襲撃事件はあったけど、マルドゥークの連中はアルスの船とかで、地球のマクロスシティー総攻撃。地球本国軍はガタガタよ。」
オズマ「だいたい分かったジーナ中尉の後の奴のはなんだ?」
オズマは数十年ぶりに月面に移り住んだランカと交信していた。
ランカもマルドゥーク戦役の様子を目の当たりにした当事者であり・・・・
マルドゥークの危機に自ら再び歌で立とうと決意した矢先・・・・
イシュタルの歌、イングスに造反したマルドゥーク軍艦隊・・・・・
結局のランカの出番がなく・・・・・戦争は終結・・・・
大人しく新統合政府とマルドゥークの平和条約の締結を見守ることになる。
オズマ「なるほどな・・・・ん?」
ランカの話を聞くが・・・・・・
ラフな格好をしたランカと同じ緑の髪をした若い女性。
しかも軍服を着ているスタイルのいい美人・・・・・・・・・・・・・・
何者だろうか?
オズマは凄くランカの後ろにいる女性が気になるので・・・・
ランカに詳細を聞いてみる事にした。
オズマ「後ろにいる娘は誰だ?」
ランカ「あぁ私の娘の一人メグミ・ミアよ。」
メグミ「メグミです、よろしく。」
新統合宇宙軍メグミ・ミア曹長
オズマ「よろしくな~(結婚していたのか・・・・ランカ、聞いてねぇぞ。と言うか結婚式に呼ばれてねぇぞ)」
詳細を聞いた結果、彼女はランカの娘の一人であるメグミ・ミアであった。
ランカが女優や歌手を辞めて生物学者になる前・・・・・
偶然仕事の関係で生物学者の男性と出会った。
それがランカの結婚相手である。
プロポーズを了承し、彼と一緒に生物学の進歩に貢献するため・・・・
生物学者に転職、メグミなどの子宝に恵まれた。
しかし
オズマは結婚式に呼ばれてない。
その理由はランカとその結婚相手が生物学者や女優仲間で・・・
小規模の結婚危険パーティーを開いていたためである。
その結果、ランカの結婚している事を今知ったオズマはとてつもない誤解をしている。
ランカ「私が結婚したのはお兄ちゃんは今知ったけど、そっちは~」
オズマ「問題ない、夫婦関係はなぁ。ただ・・・・」
ランカ「ただ?」
オズマ「馬鹿息子と生意気娘が大変でなぁ。」
ランカから近況について聞かれると、オズマは子供が大変だと言った。
オズマとキャサリンの息子と娘は、勝ち気であり生意気である。
中々性格が落ち着かないのが特徴であり、全然言うこと聞いてくれない。
それが今のオズマの悩みであり・・・・
どうしたら直るのか悩んでいた。
息子オリック・リーと娘サフラン・リー。
両方とも軍人になるも・・・親への反抗は直らない。
ランカ「お兄ちゃん、若いんだからいいじゃない?もう還暦でしょ、のんびり余生過ごしなよ。ある程度注意した方が気が楽だよ。」
オズマ「俺はまだ還暦ではない!ランカこそ50過ぎだろうが。」
ランカ「まだ47歳よ!」
オズマ「変わらん!!そっちは大人しいだけいいだろ!」
ランカから励ましの言葉を送られるが・・・・
オズマからにしたら効果なしだし、ランカの性格からいい子供が生まれるのが当然。
それに比べたら、俺の性格からして・・・・・
オズマ「もう失礼する、忙しいのでな。元気で暮らせよ!」
ランカ「悪いタイミングで退散なんて、怒ったのかしら?」
オズマ「怒ってない!」
ツーン
ランカ「無理しちゃって、あの顔明らかに怒っているじゃない。」
悪いタイミングでランカとの通信を終わらせる。
むしろ、馬鹿息子と馬鹿娘をランカの子供達と比べたら惨めになる気がした。
一体どうしたらあの性格が直るのやら・・・・・
全く分からん。
これからゆっくりしようとリビングに向かうとキャサリンが誰かにお茶を運んでいた。
来客だろうか?・・・・オズマはゆっくりリビングに入る。
そこにいたのは・・・・
オズマ「ん?」
アルト「久しぶりだなぁ、隊長。」
新統合政府惑星ラングラー自治議会議員.早乙女アルト
オズマ「アルトじゃねぇか!元気そうだな・・その分生意気になりやがって。その格好・・・議員になったのか?」
アルト「今は退役して自由共和党の候補として議員に立候補したら当選しましてねぇ、まぁそれはいいとして久しぶりに話しませんか?フロンティア政府との打ち合わせまで時間がありますし。」
かつての部下である早乙女アルトであった。
シェリル・ノームと結婚したり、仕事面でも順調し出世し・・・・
50歳で惑星ラングラーに移り住むと、自治政府議員選挙に立候補し・・・
見事当選、今は自由共和党の議員としてラングラーの政治に参加している。
今回惑星フロンティアのオズマの家に来たのは・・・
フロンティア政府の自由共和党の議員との会合と、通商に関して・・・
まだ時間があるのでオズマとキャサリンの家を訪ねたのである。
オズマから見たアルトは・・・・
以前より圧倒的に男らしくなったな・・・と・・・
その後、二人はウィスキーを飲みながら息子と娘について話し合う。
アルト「その悩みは同じですよ、せがれや娘は4人いますが・・・堅物だったり俺様系だったり両方だったり・・・俺とシェリルが混ざった感じかそれぞれかの性格。反抗期は大変だったな。」
オズマ「おぉ分かるか、流石は俺の元部下だな。」
アルト「分かりますよ、ルカとこの子供やランカの子供などが羨ましくなりますが。」
オズマ「ランカに会ったのか?」
アルト「あぁマルドゥーク戦役が地球で起きたので心配で通信を・・・それ以前にもたまに」
オズマ「そうかそうかなるほどな、分かった分かった。」
結構話は盛り上がる。
やはり、男の悩みは男同士で共有した方がいい。
酒やつまみに囲まれながらするのはもっと・・・・・
後ろでキャサリンがジト目で呆れた目でいているが・・・・
オズマは飲みすぎである・・・
アルト「息子が・・・・(酒飲みすぎだな、隊長。)」
一緒に飲んでいるアルトも引いている。
相当ストレスが溜まっていたのか、話ながらグイグイ飲む。
これから会合などの仕事や、ミシェルの墓参りがある身としては・・・
これ以上オズマの酒のペースに乗せられるのは危険だなと思った。
オズマ「馬鹿息子はなぁ、俺の部屋で彼女とこんな事とあんな事をしたんだぞ!ヒック」
アルト「隊長、飲みすぎですって。その気持ちは分かりますから、酒はこれ以上飲まないでください。」
オズマ「うるへ~お前こそ全然飲んでじゃないか!」
アルト「俺はこれから仕事なんですから・・・」
オズマ「なんだと俺の酒が飲めねぇのか!!」
アルト「飲んでますって!!」
もう手の付けられないような状態になっている。
このまま一緒にいたら確実に大失態を犯す結果になる。
今のオズマを見てアルトは物凄い気まずさを感じる事になる・・・・・
アルト「では俺いや・・・私はこれで・・・・・」
オズマ「なにぃ、けぇるのか!!」
アルト「し・・・失礼しました。」
オズマに睨まれながらも、アルトは家から逃げ出すように出ていき・・・・
秘書の運転する車に乗り込みそのまま、仕事へ行ってしまった。
アルトの脱走をオズマはフンとウィスキーの瓶を口に近づけ飲む・・・・・
そのまま寝てしまい・・・・キャサリンに毛布をかけられる事になった。
翌日
キャサリン「あなた・・・もう朝ですよ。」
オズマの妻.キャサリン・リー
オズマ「朝か・・・・・朝だと!?」
キャサリン「かなり飲んでましたから。」
オズマ「アルトは・・・・」
キャサリン「あのまま仕事へ・・・」
オズマ「そうか・・・・・」
オズマはキャサリンに起こされた。
飲んで寝てから13時間経っており、オズマの意識はかなり朦朧としている。
リビングにはかなりの数のウィスキーの瓶が転がっていた。
転がっているウィスキーの瓶をオズマは広いゴミ捨て場に持っていく。
全部ゴミを捨てた後、オズマは頭痛に襲われる。
二日酔いだ・・・・・・
オズマ「そうか定休日か・・・・今日出勤だったら社長として不味かったな。」
今日は定休日・・・・
今日出勤だったら、業務面に支障が出る。
更に言えば体調の悪い中・・・・・・業務するのもかなり辛い・・・・・・・・・
オズマはつくづく思った・・・余生はゆっくり過ごしたいな~と・・・・・
果たしてオズマにゆっくり過ごせる余生はあるのか・・・
それとも破天荒な余生を過ごすのか・・・・
今後のオズマに期待されたい・・・
ランカとメグミ
ランカは生物学者のフランク・ミアと結婚し歌手業と女優業を引退。
今は夫の仕事の手伝いと、亡き母ランシェ・メイの後を継ぐのが目的で研究者になり・・・・
宇宙の生物の研究を積極的に行い、賞を取るなどの歌姫以外の有名人になっていた。
その一方でたくさんの子供が生まれ・・・
長男スタング、双子のユイリンとメイリンがいる。
その長女がメグミである。
軍に入り、パイロットをやる傍ら技術研究をするシューフィッターであり・・・・・
月面で勤務している。
ランカ「悪いわね買い物に付き合って。」
メグミ「いいのよ、ようやくマルドゥーク戦役の戦後処理も終わったし。」
二人は仲のよい性格であり・・・・
よく暇があればよく買い物に行く事が多い。
勝気な性格で一見反抗期が激しそうとよく言われているメグミだが・・・・
母親ランカを凄く慕っており、親と喧嘩する方が少ないのがリアルである。
双子のユイリンとメイリンも大事に思っており・・・・
ランカやフランクからも家の中で一番のしっかり者と言われている。
ユイリン「私歌手になりたいけど、姉さんとメイリンどう思う?」
ランカの次女.ユイリン・ミア
メイリン「どうって・・・・ねぇ・・・難しいな・・・私女性警官志望だし・・・・」
ランカの三女.メイリン・ミア
ユイリン「超時空シンデレラと言われたお母さんみたいになりたいんだ。」
ある日、妹のユイリンが歌手になりたいと言ってきた。
母ランカがバジュラ戦役の英雄的歌姫であり・・・・・
かつては超時空シンデレラとして有名になった事を知っており・・・・
ユイリンは歌手になりたいと、メグミやメイリンにどう思うかを聞いてくる。
それを聞かれたメイリンは困惑した表情を浮かべる。
なんせメイリンの志望する職業は女性警官であり・・・・
今、警察官になる勉強をしている。
メイリン「ごめんねお姉ちゃん。」
ユイリン「別にいいのよ、メグミお姉ちゃんは?」
メグミ「そうね・・・・・」
メイリンは結局どう答えればいいのか分からないので、分からない事を伝え謝った。
メイリンが駄目ならとユイリンはメグミにどう思うか聞く・・・・・
メグミは本を読みながら考える・・・・・
その答えにユイリンは期待し・・・・偶然通りかったランカは廊下で、こっそり覗きながら待機する・・・・
答えた答えは・・・・
メグミ「正直、芸能界はやめておけ・・・理由・・・収入源安定しない・・・・他の歌姫との確執・・・・プライベートをしつこく追い回すストーカー週刊誌記者の嵐でたまに来る異常なストーカーファン、誹謗中傷の嵐・・・・それでもいいなら・・・どうぞ芸能界へ・・・・」
ユイリン「なっ・・・・・・」
厳しい芸能界のリアルの一部・・・・・・
メグミは芸能界のリアルを知っており・・・・
母ランカがデビューした時、ライバルのシェリルがバッシングを受けた事を知った。
ランカとシェリルは仲良しだが、ファン内部ではそんな事が起きた。
それを知ったメグミは絶対に芸能人やりたくないと思い軍人を目指す事になってしまっている。
ユイリンは唖然・・・ランカは落胆。
ランカ「メグミ、もう少し芸能界をフォローしてよ(私とシェリルさんは仲悪くないし)」
芸能界を否定するメグミに対しランカは上記の事を思った。
その後、ユイリンはラジオのDJに就職する事になり・・・
ローカル的には有名になったそうだ。
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