マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

公式ではなく非公式です。

第2話 南アタリア島へ 後編

2016-10-11 23:59:24 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
【西暦2008年9月】

統合戦争末期

茂人が初めて可変戦闘機とのファーストコンタクトして少し後
地球統合軍と反統合同盟軍はマヤン島のプロトカルチャー遺跡をめぐり衝突した。
コードネームはAFOS。

遺跡をめぐる戦いに統合軍は試作可変機VF-0フェニックスやデストロイドを投入し
激しい戦いを繰り広げた。

その戦闘の最中にAFOSが暴走し
統合軍はオペレーション・イコノクラスムを発動した

この戦闘でスカル小隊所属の工藤シンは消息を絶つ。
この事件がきっかけになり反統合同盟は崩壊への道をたどる事になるが。
事件の真相は半世紀近く統合軍に隠ぺいされる事になるのであった・・・・・・・・・・

【西暦2008年11月23日 極東地区 南アタリア島地球統合軍基地】

茂人は町崎大尉の遺族に遺品を送り届けると・・・
戦闘機から可変戦闘機の機種転換訓練への志願した。

書類審査に合格し訓練を行うため
可変戦闘機部隊が配備され訓練場が開設された南アタリア島へ飛んだ。
何処も人気があり、ハワイ基地や横田基地は満員になっており
残されたのは南アタリア島であった。

南アタリア島に到着後

茂人は訓練候補生になり訓練を進み機種転換センター過程でVF-0Dに搭乗し
可変戦闘機の訓練を開始した。

桐原少尉「また落ちていくのか、何人いなくなったのやら」

他の同期の訓練生が次々とエリミネートにされるな中
無事訓練課程をクリアした。

そして

卒業し、ASS-1が改修されている南アタリア島の防空隊に配備された。
そこで彼は運命的な機体と出会う事になる。

桐原少尉「VF-1バルキリー・・・・・・・・・・これか」

千葉軍曹「可変戦闘機VF-1バルキリーだ、ついに正式採用されてこの南アタリア島に配備されたのだがそのうち1機がお前さんのだよ。」
南アタリア航空基地整備兵.千葉重雄.軍曹

桐原少尉「なんて美しい機体なんだこいつは凄い・・・・シゲさん、こいつはVFー0フェニックスと同じく変形するのか?」

千葉軍曹「あぁ当然だ、しかしなぁシゲ坊・・・変形することはまだ外部では漏らすなよ。まだ発表してはいけない事案だ、特に民間人にだ!ただでさえVF-0フェニックスが変形することは知らせていないんだからな。」

VFー1バルキリー・・・正式量産型の主力可変戦闘機である。

その姿を見た茂人は思わず魅了されてしまった
ここまで運命性を感じる機体ははじめてだ・・・・・・
魅了された茂人は千葉軍曹にバルキリーについていろいろ質問したが・・・
変形の質問した際に外部に漏らさぬように注意された。

千葉軍曹が変形することを外部で漏らす事を禁じているのは
まだ可変戦闘機と言う存在を外部に知らせていない事である。

民間のマスコミには可変戦闘機ではなくただの新型最新鋭戦闘機だけと
説明しており変形する事を知らせていない。

知っているのは軍の人間だけなのである

軍の最高機密を民間に教えたら思わぬパニックやらの厄災が起きる
来る時まで公表するつもりはない。
軍の方針であり、千葉軍曹はそれに従っている

桐原少尉「分かってすって、俺も軍人です機密は喋りません。」

茂人は事の重大性は分かっている
機密をばらせばバルキリーに乗れないどころか軍法会議で裁かれてしまう。
そんな事は絶対にしたくない彼はそう思っていた。

ポンポン

すると千葉軍曹は笑いながらポンポンと肩を叩く。

千葉軍曹「それでこそシゲ坊だ!話が分かるな。軍人としても合格だよ。でシゲ坊この機体はどう思う?好きか嫌いか?」

桐原少尉「好きか嫌いか?」

VF-1バルキリーが好きか嫌いかどうかを千葉軍曹に聞かれる。
千葉軍曹的にはパイロットが機体に愛着が持てるかどうか知りたかった
愛着を持てば生存率は上がる。

機体と共にパイロットを戦場に送る身としてのモットーだった

千葉軍曹の質問に対し茂人は心の中で決まっていたのかこう答える。

桐原少尉「好きですね、むしろ大好きです。」

千葉軍曹「そうか・・・・・・そいつは整備する俺達としても嬉しいねぇ。」

千葉軍曹は茂人の答えを聞いて喜んだ。

千葉軍曹曰くパイロットが機体を好きになれば、機体も反応する。
そう思っているのである、好きと答えたシゲ坊は・・・・
茂人は立派なパイロットになるぞぉとそう思った。

そんな会話からしばらくしてのクリスマス

 【西暦2008年12月25日】

反統合同盟の残党がタンカーに紛れ南アタリア島へ襲撃した。
丁度クリスマスもあって統合軍は裏をかかれて大混乱に陥ったが、なんとか撃退に成功。
この時茂人は滑走路がめちゃめちゃになり離陸ができなかったため
可変戦闘機乗りとしての初陣を飾る事ができなかった。

そして翌年・・・・・
 
【西暦2009年1月】

この年、ASS-1はSDF-1マクロスと言う艦名を貰い
地球統合宇宙軍の戦艦一番艦隊として完成した。

同時に宇宙ではマクロスと接続する予定の宇宙空母ARMD級2隻が就役。
地球統合政府の設立のきっかけになった監察軍の軍艦は甦ろうとしていた

マクロス艦長はブルーノ・J・グローバル、統合戦争の英雄的存在の軍人である。
中々の切れ者であると言われている有能な軍人だ

同月、地球統合政府国防省はマクロスの進宙式は来月と決定した
その式典にはASS-1を改修を推進させた自由共和党議員ハイマン・グエント氏など
が来賓としてやってくる。

マクロスの進宙式は歴史的において重要なイベントであり
議員連中からすれば最高な政治ショーである

桐原少尉「退屈な任務だな、暇だわ。」

茂人が所属する部隊は進宙式の際は式典警護のため滑走路で待機しないといけない。

桐原は退屈な任務だなと愚痴を漏らす。
その声がばっちり上官の耳に届き・・・・・・・・

「馬鹿か!お前は!?貴様は何のために軍に入隊したんだ!職務を全うしろ!」


・・・・・
茂人は上官に修正のビンタを喰らう。

桐原少尉「俺は空で飛んで敵と戦ってエースになり、大尉の仇が討ちたいのに・・・・・・何故殴られなきゃならねぇんだ」

既に仇はマヤン島の戦いで戦死した事を知らず、心の中ではそれしか考えない茂人。
この進宙式の警備ははっきり暇でしかない、事実を言ったまで

それなのに上官にビンタされた。

不満げな態度をとる茂人であったが・・・・・
まぁ統合戦争も終わったし、まぁいいっかと等々諦めてしまった・・・・・・・・・・

【西暦2009年 ゼントラーディ軍ボドル帰還艦隊ラプラミズ艦隊】

無数の数えきれないほどの宇宙艦隊が太陽系付近に接近していた。
この艦隊の名は第118基幹艦隊通称ボドル基幹艦隊・・・・・・・・・・・
ゼントラーディ軍と言う軍組織に属する艦隊の一つである。

そして

その中の女性兵士だけ構成された精鋭艦隊の一つ
ラプラミズ直衛艦隊

ここに一人の女性兵士がいた・・・・

ティレノ-ル「ラプラミズ司令、第67グリマル級分岐艦隊がバドラ304のダルカーンにて監察軍の艦を感知したらしいです。」
ゼントラーディ軍ボドル基幹艦隊第1直衛艦隊/ラプラミズ艦隊記録参謀.ティレノール・ナリフェーノ

ラプラミズ「ほうブリタイがか・・・・・・」
ゼントラーディ軍ボトル基幹艦隊第1直衛艦隊/ラプラミズ艦隊司令ラプラミズ

艦隊司令官であるラプラミズは記録参謀ティレノールの報告を聞いていた。
ブリタイが監察軍の艦を探知したと・・・・・・・

ラプラミズはそこまで重要視してなかったが・・・・
ゼントラーディ軍司令官クラスなのできちんと話を聞き・・・
ティレノールに反応した。

ティレノール「しかし敵艦隊が潜んでいる可能性もあり、我々も出撃をボドルザー総司令が命令を下すでしょう。」

ラプラミズ「それもそうか、その際にはミリアの第1機動部隊を派遣する事になるが。」

ティレノール「まぁそれはあくまでも状況次第なので、ブリタイ司令の第67分岐艦隊に任せ我々はこれまで通り監察軍の駆逐をすればいいのです。」

ラプラミズ「そうか........まぁミリアを出すまでもないか。」

重要視してなかったラプラミズだが・・・・
ティレノールの報告を聞いて部隊を出撃させようと考えた・・・・

ラプラミズの考えに対し
記録参謀のティレノールは今の状況を軽く受け流すべき
所詮は監察軍の落伍艦艇、我々の出る幕ではないと進言した

この時点ではバドラ304ダルカーンの監察軍の艦はただ知っておけばいい
情報としか認識してない。

後はブリタイに任せておけと・・・・・

ティレノールの進言を聞いたラプラミズは部隊を出さずに静観する事を決めた。
わざわざ出る必要はないと・・・・・・

ミリア「さて貴様ら、これから監察軍の自動工業衛星をこれより攻撃をしかける、クロレの部隊との共同でやる。奴らに手柄を取らせるわけにいかんが、何か意見はないか?」
ゼントラーディ軍ラプラミズ艦隊第1機動部隊1級空士長ミリア・ファリーナ

ミリア・ファリーナ、ラプラミズ艦隊の切り札の一つの女性兵士。
彼女はラプラミズに信頼されている優秀な兵士である。

今は部下たちに対しこれから行う説明を行っていた。

エースのミリアとして有能な腕前なエースパイロットとしてではなく
部下を上手く統率の出きる名指揮官でもあった。

モーア「は〜い私を先陣にして、敵陣に突撃すればいいと思います。」
ゼントラーディ軍ラプラミズ艦隊第1機動部隊兵士3級空士長モーア・カリダム

元気にはいと答えるグリーンボブカットのゼントラン.モーア・カリダム...
後に星村絵里と名乗る女性である。
彼女はミリアについで強いエースパイロットであり・・・・
数々の戦闘で活躍していた。

ミリアの部下の中で一番性格が明るくムードメーカー的存在だ

しかし.....

ミリア「お前は信頼が低いから無理だ。」

モーア「え〜」

能天気すぎる生活なためミリアから信頼されていない。
彼女はミリアに自分の意見を否決されたため、プンスカと顔を膨らませる。
明るい性格が故かミリアからすれば扱いにくい部下の代表例である

自分の案が通らず不満げなモーアの姿にミリアに軽い対応したが・・・・・
かといって中々いい作戦が出ない。
どう対処すればいいか・・・・

と考えていると・・・・・
ミリアの隣に立っていた副官らしき人が手を上げた。

ミリア「デワントンか?」

デワントン「私はモーアを先陣を飾らせるのは賛成です、もし信用がないなら私が同伴します。それでいいでしょうか?ミリア1級空士長?」
ゼントラーディ軍ラプラミズ艦隊第1機動部隊副官.2級空士長.デワントン・フィアロ

デワントン・フィアロ
ミリアの副官の一人であり、ミリアから一番信頼されている女性兵士である。
ゼントラーディ人にしては温厚な性格であり・・・・・

敵を作らないスタイルであり・・・・・・
それもあってかミリアだけでなく、一般のミリア隊員達にも慕われていた

ミリア「お前がか?........いいだろう、許可する。ただし、戦果はクロレの部隊より上げろよ!」

デワントン「サ・エスケスタ」

モーア「サ・エスケスタ」

デワントンの進言は通り、モーアは晴れて先陣役を任される事になった。
問題児であるモーアを上手くサポートする役としてデワントンがいれば安心だ
本当に副官として配属されてのかった。

ミリアはデワントンの姿を見てそう考えた。

デワントンは本当に出来た性格であり、上手く補佐をしている
温厚な性格も相まって更にその特性を強めており
ミリアからの高い信頼を得ていた。

そんなデワントンは可変戦闘機パイロットである
桐原茂人と大きく関わっていくが、それは後の物語

そして西暦2009年2月

運命の2月のマクロス進宙式当日を迎えた。
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