矢吹は千代に空砲を撃ってくれと言う。
この突然すぎる矢吹の空包射撃命令に千代はへっと驚いてしまう。
いきなりなんで空砲を撃つのだろうか?
一体何の意味があるのだろうかと、一つに統一されそうな疑問が千代の中で思い始めた。
望月千代「私一人だけですか?」
矢吹一郎「いや複数人に要請している。」
望月千代「複数人ですか・・・・・・しかし、なぜ空砲を?意味は・・・・」
矢吹一郎「ここで死んだ兵を慰霊するためだ。」
望月千代「慰霊ですか?」
矢吹になぜ空砲を撃つのかと質問をする、帰ってきたのは慰霊と言う言葉であった。
あまりにも以外過ぎる言葉に驚くが、空砲もあってか僅か数十秒で理解する。
でもなぜ慰霊するのだろうか、それには矢吹のある想いがあったからである。
矢吹一郎「彼らの事は今は亡き早瀬提督を通じて知っている、戦闘種族であり軍隊しかない種族であると。」
望月千代「それがどう・・・・・・あっ・・・・」
矢吹一郎「分かったか・・・・・・戦闘種族しかいない種族であり・・・・・・・・そして誰も死んでも慰めてくれる人はいない。人海戦術で死んでいくのみの悲しき連中であるが故だ。」
慰霊する意味、戦闘種族が故に人海戦術により人扱いされずに死んでいく事に対する同情から。
戦闘種族であり数えきれない程の兵員を持っているゼントラーディ・・・・・
それが故に人海戦術を採用し捨て駒にされたり味方から敵事撃たれる事は日常茶飯事。
戦友から戦死したら悲しまれるが、上官ら特にゼントラーディ軍の幹部は兵士が死んでも気にしない。
その理由は戦死しても同然だと考えているからである。
望月千代「しかしゼントラーディ人は・・・・・・」
矢吹一郎「人類の9割と文明.自然などを奪い取った・・・人によっては悪魔であるだろうと言う人がいるであろう?」
望月千代「あっ・・・・・」
矢吹一郎「そして偽善であると、あいては我々を滅ぼす寸前に追い込んだのに霊を慰めるなど。」
言いたい事は全部矢吹に言われる。
ゼントラーディ軍は地球人類の9割を奪い死滅に追い込んだ悪魔。
それを慰霊するのは偽善であると・・・・・・・・・
千代はマクロスに所属しているのでゼントラーディ軍の全員が地球を砲撃したわけじゃないと。
でも地球にいた人間などはその区別がつかない、ゼントラーディ軍のすべてが滅亡に追い込んだと思っている人がいる。
それが戦後半世紀以上に渡り地球人とゼントラーディ人との間に大きな溝が原因で反統合系ゲリラに回るなど戦争の過半数の原因になってしまう事になった。
だけど
矢吹一郎「だからと言って慰霊しないわけにはいかない、我々は地球代表の軍隊だ。今後、異星の国家の軍と接触し戦争したり共闘したりする事があるだろう。もしその兵士が死んだ時には敬意を持って弔わないといけない。」
望月千代「地球代表・・・・・分かりました、この件は了承します。」
矢吹一郎「分かってくれましたか。」
望月千代「分かったのも反面、長い話に飽きただけです。」
地球代表の軍隊、同盟国となった異星の軍隊が死に敵兵が死んだら弔う。
その言葉に千代の心にいい意味で突き刺さる、だけど長い話はめんどくさいのでここで話を切るために受けるかどうかを決め。
空砲を撃つ決意を矢吹に伝えた。
望月千代「准尉までいるんですか?」
袁菊蘭「まぁね。」
千代がいざ空砲を撃つために指定された場所に行くと菊蘭がいた。
菊蘭も敵兵の慰霊のために空砲を撃ちに来たのだ。
そして現場に到着。
指揮官や矢吹を含め7名は地球統合政府の国旗と軍旗を掲げた後、国家を斉唱する。
「各員、空包銃弾装填・・・・」
M1ガーランドを千代や菊蘭を含めた実行部隊5名の隊員が手に持つ。
この銃は第2次世界大戦前に開発され地球統合軍になった今でも儀仗隊で使われている。
また空砲とそれを撃つ空包の違いは、空砲は実弾を撃たない銃であり、空包は弾の事である。
「構え!!」
千代・菊蘭の5名はM1ガーランドを空に向けて構える。
目の前にはマックスとミリアに撃墜されたであろうヌージャデル・ガーやリガードの残骸が転がっている。
彼らは一体何を思い死んだのであろうか、死んだ後どんな風に思っているのか。
千代は頭の中でそれを考えた・・・・・・・・
「撃て!」
ダン ダン ダン ダン ダン
指揮官の号令の元一斉に射撃する。
静寂な空に銃弾の音が静かに響く・・・・・・・
「銃構え、捧銃。」
千代達はそう言われるとM1ガーランドを前正面に持つ。
指揮官と矢吹は敬礼する・・・・
敬礼と捧銃を終えると矢吹は日本酒の瓶を持ってくる。
一つの椀に日本酒の中身を入れる。
矢吹一郎「異星とは言え勇敢に戦い戦場に散った敵兵に敬意を表す。」
そう言って矢吹は椀の中に入っている日本酒を空に舞うかのように散布する。
散布を終えると矢吹は二礼し最後に敬礼する。
矢吹一郎「全員解散。」
矢吹はそう言うとこの場で解散させられ、M1ガーランドを指揮官に返却する。
これで敵兵士への慰霊が完了した。
彼らの遺体いや遺骨を回収するのは今はできないので回収できるような状態になったら回収するだろう・・・・
千代は名残惜しそうに彼らの無残な残骸を見た。
マックス「別任務で救出が遅れるとは・・・・」
ミリア「大丈夫だろう、別方面に逃走した敵の掃討中でも私の頼りになる部下と仲間がいるからな。」
マックス「それもそうだね。」
彼らをせん滅したであろうマックスとミリア達が戻ってきた。
これから合流しアラスカへの帰還する予定らしい・・・・
マックスとミリアと合流した第78補給基地の面々は再びアラスカへの帰還を急ぐため移動を再開した。
この突然すぎる矢吹の空包射撃命令に千代はへっと驚いてしまう。
いきなりなんで空砲を撃つのだろうか?
一体何の意味があるのだろうかと、一つに統一されそうな疑問が千代の中で思い始めた。
望月千代「私一人だけですか?」
矢吹一郎「いや複数人に要請している。」
望月千代「複数人ですか・・・・・・しかし、なぜ空砲を?意味は・・・・」
矢吹一郎「ここで死んだ兵を慰霊するためだ。」
望月千代「慰霊ですか?」
矢吹になぜ空砲を撃つのかと質問をする、帰ってきたのは慰霊と言う言葉であった。
あまりにも以外過ぎる言葉に驚くが、空砲もあってか僅か数十秒で理解する。
でもなぜ慰霊するのだろうか、それには矢吹のある想いがあったからである。
矢吹一郎「彼らの事は今は亡き早瀬提督を通じて知っている、戦闘種族であり軍隊しかない種族であると。」
望月千代「それがどう・・・・・・あっ・・・・」
矢吹一郎「分かったか・・・・・・戦闘種族しかいない種族であり・・・・・・・・そして誰も死んでも慰めてくれる人はいない。人海戦術で死んでいくのみの悲しき連中であるが故だ。」
慰霊する意味、戦闘種族が故に人海戦術により人扱いされずに死んでいく事に対する同情から。
戦闘種族であり数えきれない程の兵員を持っているゼントラーディ・・・・・
それが故に人海戦術を採用し捨て駒にされたり味方から敵事撃たれる事は日常茶飯事。
戦友から戦死したら悲しまれるが、上官ら特にゼントラーディ軍の幹部は兵士が死んでも気にしない。
その理由は戦死しても同然だと考えているからである。
望月千代「しかしゼントラーディ人は・・・・・・」
矢吹一郎「人類の9割と文明.自然などを奪い取った・・・人によっては悪魔であるだろうと言う人がいるであろう?」
望月千代「あっ・・・・・」
矢吹一郎「そして偽善であると、あいては我々を滅ぼす寸前に追い込んだのに霊を慰めるなど。」
言いたい事は全部矢吹に言われる。
ゼントラーディ軍は地球人類の9割を奪い死滅に追い込んだ悪魔。
それを慰霊するのは偽善であると・・・・・・・・・
千代はマクロスに所属しているのでゼントラーディ軍の全員が地球を砲撃したわけじゃないと。
でも地球にいた人間などはその区別がつかない、ゼントラーディ軍のすべてが滅亡に追い込んだと思っている人がいる。
それが戦後半世紀以上に渡り地球人とゼントラーディ人との間に大きな溝が原因で反統合系ゲリラに回るなど戦争の過半数の原因になってしまう事になった。
だけど
矢吹一郎「だからと言って慰霊しないわけにはいかない、我々は地球代表の軍隊だ。今後、異星の国家の軍と接触し戦争したり共闘したりする事があるだろう。もしその兵士が死んだ時には敬意を持って弔わないといけない。」
望月千代「地球代表・・・・・分かりました、この件は了承します。」
矢吹一郎「分かってくれましたか。」
望月千代「分かったのも反面、長い話に飽きただけです。」
地球代表の軍隊、同盟国となった異星の軍隊が死に敵兵が死んだら弔う。
その言葉に千代の心にいい意味で突き刺さる、だけど長い話はめんどくさいのでここで話を切るために受けるかどうかを決め。
空砲を撃つ決意を矢吹に伝えた。
望月千代「准尉までいるんですか?」
袁菊蘭「まぁね。」
千代がいざ空砲を撃つために指定された場所に行くと菊蘭がいた。
菊蘭も敵兵の慰霊のために空砲を撃ちに来たのだ。
そして現場に到着。
指揮官や矢吹を含め7名は地球統合政府の国旗と軍旗を掲げた後、国家を斉唱する。
「各員、空包銃弾装填・・・・」
M1ガーランドを千代や菊蘭を含めた実行部隊5名の隊員が手に持つ。
この銃は第2次世界大戦前に開発され地球統合軍になった今でも儀仗隊で使われている。
また空砲とそれを撃つ空包の違いは、空砲は実弾を撃たない銃であり、空包は弾の事である。
「構え!!」
千代・菊蘭の5名はM1ガーランドを空に向けて構える。
目の前にはマックスとミリアに撃墜されたであろうヌージャデル・ガーやリガードの残骸が転がっている。
彼らは一体何を思い死んだのであろうか、死んだ後どんな風に思っているのか。
千代は頭の中でそれを考えた・・・・・・・・
「撃て!」
ダン ダン ダン ダン ダン
指揮官の号令の元一斉に射撃する。
静寂な空に銃弾の音が静かに響く・・・・・・・
「銃構え、捧銃。」
千代達はそう言われるとM1ガーランドを前正面に持つ。
指揮官と矢吹は敬礼する・・・・
敬礼と捧銃を終えると矢吹は日本酒の瓶を持ってくる。
一つの椀に日本酒の中身を入れる。
矢吹一郎「異星とは言え勇敢に戦い戦場に散った敵兵に敬意を表す。」
そう言って矢吹は椀の中に入っている日本酒を空に舞うかのように散布する。
散布を終えると矢吹は二礼し最後に敬礼する。
矢吹一郎「全員解散。」
矢吹はそう言うとこの場で解散させられ、M1ガーランドを指揮官に返却する。
これで敵兵士への慰霊が完了した。
彼らの遺体いや遺骨を回収するのは今はできないので回収できるような状態になったら回収するだろう・・・・
千代は名残惜しそうに彼らの無残な残骸を見た。
マックス「別任務で救出が遅れるとは・・・・」
ミリア「大丈夫だろう、別方面に逃走した敵の掃討中でも私の頼りになる部下と仲間がいるからな。」
マックス「それもそうだね。」
彼らをせん滅したであろうマックスとミリア達が戻ってきた。
これから合流しアラスカへの帰還する予定らしい・・・・
マックスとミリアと合流した第78補給基地の面々は再びアラスカへの帰還を急ぐため移動を再開した。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます