マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

公式ではなく非公式です。

第54話 一度軍に入った者の覚悟

2016-11-17 19:57:48 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
吉野のマーズウォーズの記憶で場が暗くなる・・・・・
なんせ吉野の親友が死んだ戦闘であるから・・・・
でも吉野は暗く落ち着いた顔をしながら・・・・・・・

吉野大樹「しかしこうしていると、本音とか簡単に言えるんだよな。」

と言う。

ラウラ「本音?」

ラウラは吉野の本音とか簡単に言えると言う言葉に反応する。
本音とは一体なんなのか?

吉野大樹「ラウラは可愛いし美人・・・・・だ。」

ラウラ「えっ

ラウラは可愛くて美人と言われて、喜ぶ。
初めて可愛くて美人だと言われた、ゼントラーディ人として製造され戦いの日々に明け暮れたラウラは感動する。

ーこれが本音・・・・・・大樹・・・・・・・・・あんたって・・・・・・

ラウラは吉野の言葉を素直に嬉しくなる。

吉野はラウラと話していると楽しい。
まるでメリルと話しているみたいで・・・・・・・生き返ってここにいるみたいに・・・・
そして調子に乗って・・・・・・・・

吉野大樹「だが、女らしくないのが欠点・・・・」

ラウラ「にゃっ!?」

とラウラが女らしくないと言う。
当然、ラウラの反応は何と反応する。
さっきの可愛くて美人だと言う感想の喜びが一気に崩壊した。

-私が女性らしくないですって!?一体どういう事よ大樹!?

ラウラは心の中でそう叫びたいかのように思う。
ある意味女性からしたら吉野の今の発言は問題だ・・・・・・・・
吉野は調子に乗って話を続ける・・・・・・・

吉野大樹「いつもタンクトップで、スカートを履かないでいつも作業着姿とかだな。女性兵用のスカート履けば、女らしくなるのに~。」

ラウラはいつもタンクトップ姿で下は作業服のズボンを履いている。
今は任務中なので、手軽な作業服しか着ていない・・・・・・・・・・・
だが、ラウラと吉野は共にSVF-64アンサーズに日が浅い・・・・まだそこまで全体の姿を見ていない・・・・・・・

この話を聞いたら吉野はARMD級アルタミラ全女性兵士にボコボコにされ軽蔑されてしまう。

ラウラ「悪かったわね、女らしくないって・・・・まだ・・・数日ぐらいでしょ・・・・・それって、喧嘩売っているつもり?」

ラウラは怒る。
ラウラもゼントラーディ人とは言え今は普通の女性だ。
いつもならば、直ぐ手が出るのだが地球人の女性らしくなったため言葉だけに抑えておく。

吉野大樹「だったら喧嘩をここでするのか?」

ラウラ「ご要望とあれば・・・・」

               ガタッ

吉野の喧嘩をここでするかをラウラが了承したため席を立ち睨み合いになる。
周りの客がここ喧嘩して暴れるのではないかと心配するような顔をする。
店員は凄い形相でラウラと吉野を睨む・・・・・・・・・・・

               ハッ

二人はものすごい形相の店員と、周りから喧嘩して暴れて店を破壊するんじゃないかと心配する周りの客の顔を見る。
ここで喧嘩して店を破壊しつくして出禁になったら・・・・・・・
二人の反省文・・・最悪の場合・・・・懲戒免職のみならず・・・・新統合軍の不名誉になるばかりか、他の新統合軍の兵士たちも出禁になってしまう・・・・・・・・・

    ・・・・・・・・・・・・・はぁ。

二人は周りの状況と今後の事を考えると高まっていた気持ちを抑え席に座る。
・・・・・・二人は再び落ち着きを取り戻す。
席に座った二人は、水とグレープジュースを1口ずつ飲み、再び落ち着きを確認した所で口を開く。

ラウラ「喧嘩するのはやめるか、喧嘩して破損したら弁償だし。」

吉野大樹「出入り禁止にされそうだからな。喧嘩しに、キャピタルシティに来たわけじゃねぇし。」

ラウラ「でも大樹の暗そうな表情がなくなっているよ。」

吉野大樹「あっ・・・・・・・本当だ。」

ラウラと吉野の喧嘩する直前の緊張感で吉野のマーズウォーズ事件の悲しみを思い出して暗い表情は消え去った。
ーまったくラウラは不思議な女だな・・・・・・辛い事も一瞬で消えさる。
ーまるで天女みたいだな・・・・・
吉野は心の中でラウラをこう評価する。

ラウラ「だけど・・・・・・今後も仲間が死ぬ可能性はあるのかな・・・・・そして私も・・・・・・・・・」

ラウラと吉野は軍人だ・・・・・・
いやSVF-64アンサーズの面々は軍人である・・・・・・・・・
これから仲間が死ぬ可能性いや・・・・・自分を含めたSVF-64アンサーズのメンバーが死ぬ可能性がある・・・・・・

吉野大樹「あるな・・・・・でも軍人と言うのは一度入ったからには命を惜しまずに戦うもんだぜ。例え自分の命が失う作戦でも、多くの民間人が救えるならば捨てる覚悟は必要さ・・・・・・・・」

吉野は自分を含めたSVF-64アンサーズの隊員が死ぬ可能性があるが・・・
一度軍に入ったら死ぬ覚悟で多くの民間人を守ると言う。

ラウラ「そうだね。」

ラウラは吉野の言葉に同意する。
第1次星間大戦以降、各地の銀河ではいまだに戦い続ける戦士がいる。
いくら戦争を止めようとしても、相手が認めない。
戦争と平和の関係はそう甘くはない・・・・・・・・

それを理解している新統合軍の兵士たちは脅威から多くの自国民を守る。
当然自国民を守るとは言え自分の手を汚す・・・・・・・・
当然・・・・・・自分は死んだら地獄へ行くだろう・・・・・・

だが自国民を守れるならばそれは本望だ・・・・

その信念の旗の下に新統合軍の兵士たちははぐれゼントラーディと反統合系ゲリラとの戦闘は今後も続く・・・・・・・
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 第53話 甦るマーズウォー... | トップ | 死んで逝った親友達のために... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿