第78補給基地の最高責任者矢吹は数百名の将兵に基地から脱出しアラスカの友軍の所へ向かうと演説した。
演説を聞いていた将兵らは意味が分かっている者と分かっていない者に分かれたが。
大勢の兵士達は車両や輸送ヘリに搭乗し始める。
この第78補給基地には大量の車両があり、数百名の将兵を運ぶだけの車両はある。
それだけじゃないチヌークなどの輸送ヘリやVTOL輸送機がある。
千代はこれだけあるのならば自分たちにもジープよりいい装備で帰れると期待してしまう。
と思われたが・・・・・・・・・
「装甲車?ないないあんた達の帰りはあれだよ。」
望月千代「げっ・・・・・・・・」
ジープよりいい物であるが、73式大型トラック。
つくづく自衛隊関連兵器と関係あるし、好きな車両だけど。
あんましな・・・・・・・
しょうがない・・・・・・・ドライバーは剣持.サブは信一郎で行く。
残りは後ろという事で・・・・・・以上。
勝村辰実「よし全員乗ったか?」
チェヨン「はい・・・・」
望月千代「はぁ・・・・」
勝村辰実「なんだお前ら?観音像みたいな目をして・・・・」
望月千代「ゴリラがいるんですけど。」
チェヨン「同文。」
勝村辰実「あぁ・・・・・・」
73式大型トラックの席にゴリラみたいな体格の男がいた。
日系人・・・・っぽい、いや日系人だ・・・・・
しかも、東北出身っぽい顔である。
そう思っていると・・・・・
前田猛「おいはゴリラじゃないでない、前田猛であります。」
望月千代「猛さん・・・生まれは・・・・」
前田猛「生まれは福島県須賀川市であります。」
地球統合軍海兵隊.第3陸戦部隊.前田猛.曹長
前田猛.階級は曹長。
出身、福島県須賀川市・・・・・・やはり東北人。
相撲や柔道をこよなく愛するような巨漢であり、怒ったらぶちぎれそう・・・と千代は思ったが・・・・
岩山鉄郎「お嬢さん、大丈夫ですよ。猛は滅多に怒らないしな。」
地球統合軍海兵隊.第3陸戦部隊.岩山鉄郎.曹長.通称ガンテツ
前田猛「そうです、特に女性に手をあげませんよ。」
望月千代「そうですか・・・・」
なんとも昭和時代のガキ大将みたいな風貌の男ガンテツ曰く前田は滅多に怒らない男との事。
確かにそう言われてみれば、そうかもしれないと思った・・・・
と思っているととなりに女性兵士が一人乗り組んだ。
袁菊蘭「失礼します。」
地球統合軍第1警務小隊.袁菊蘭.准尉
望月千代「どうも・・・」
袁菊蘭「袁菊蘭です、撤退命令の報告書を届けてくれて感謝します。」
望月千代「望月です、どうも。」
チェヨン「キムです、よろしく。」
黒い髪にポニーテールヘアーのベレー帽を被り、戦闘服に腕章にMPと書いてある物をつけているクールな女性兵。
彼女は袁菊蘭、警務官であり階級章を見るに准尉.将校である。
なんとも近寄りにくいが、1990年生まれ上海出身のアメリカ育ちであり士官学校の先輩らしい。
でも在学していた士官学校とは別の学校に在学していたらしい。
菊蘭の後に黒人の兵士でラッパー趣味のマイケル.髭を蓄え歴戦の勇士風のニコライ。
基地管制官の原優子.渋い顔をしたフランクリンなどの大勢の男女の統合軍将兵が乗り組んだ。
だけど・・・・・・・・・
チェヨン「なんか狭くない?」
勝村辰実「贅沢言うな、ジープは爆破されたんだし。」
望月千代「ついでに私のバイクも。」
73式大型トラックの中はかなり狭すぎる。
狭いというより20人以上乗っているため、最初に乗っていたジープの方が解放感ありすぎただけ。
千代は目の前に小柄で柴犬のような雰囲気の新兵.山県三郎.上等兵を前に。
左となりにチェヨン、右となりには菊蘭がいる構図となった。
で目の前にあるのは89式小銃、自衛隊から使っている銃。
アメリカ由来の兵士以外の日系兵は全員装備している。
なんせ89式小銃は日本人に使いやすい感じであり、チェヨンは祖国由来のK2ライフルを装備している。
菊蘭はM5カービンという地球統合軍で初めて統一されたライフルとの事。
今後は体格によってM5Aカービン.M5Jカービンなど人種によって使いやすいように、型をつけて製造すると言う事である。
望月千代「さてと時間は・・・・・・・・・かなり明るいな・・・・・」
チェヨン「アラスカの総司令部にどのくらいつくんだろう?」
望月千代「さぁね、敵の襲撃がなければいいけどかなりの時間は必要とするわね。」
チェヨン「確かに・・・・・」
望月千代「デストロイドやバルキリーもいるし、行きよりかはマシだと思うわ。」
チェヨン「まぁね。」
最後に気にする事は帰還するまでの安全かどうか・・・・・・
今回ゼントラーディ軍だけではなく、地球統合軍に恨みを持つ反統合同盟の襲撃まで予想されるようになった。
矢吹を助けるために反統合同盟に加わり襲った日系兵の西村を刺殺した。
そして同時に襲った斎藤も矢吹に返り討ちに遭う・・・・・・・
これからアラスカに行くまでは前回同様地獄の道。
さて本当に無事に帰る事はできるのだろうか、それが心配。
それに73式大型トラックであり外の様子が確認しずらい・・・・下手したら敵の攻撃を受けて死んだ事も知らないような事になるのかもしれない・・・
だけどその時はその時、いつ死ぬのが分からないのが戦場である。
軍に入って覚悟を決めた、野戦訓練の時歩けなくて教官に殴られたり多くの同期が腹を空かせているのに自分だけ食べて教官に怒られ同期から裏切り者と罵声を食らったり・・・・・・・・
多くの間違いを経験しそれを盾に軍人として前へ前へと進んでいった。
軍人としての運命が死であるのは構わない・・・・・・
もしこれが最後ならば、第78補給基地の面々を一人でも多くアラスカへたどり着かせる事を最後の使命として名誉にしたい。
千代はそう考えた。
演説を聞いていた将兵らは意味が分かっている者と分かっていない者に分かれたが。
大勢の兵士達は車両や輸送ヘリに搭乗し始める。
この第78補給基地には大量の車両があり、数百名の将兵を運ぶだけの車両はある。
それだけじゃないチヌークなどの輸送ヘリやVTOL輸送機がある。
千代はこれだけあるのならば自分たちにもジープよりいい装備で帰れると期待してしまう。
と思われたが・・・・・・・・・
「装甲車?ないないあんた達の帰りはあれだよ。」
望月千代「げっ・・・・・・・・」
ジープよりいい物であるが、73式大型トラック。
つくづく自衛隊関連兵器と関係あるし、好きな車両だけど。
あんましな・・・・・・・
しょうがない・・・・・・・ドライバーは剣持.サブは信一郎で行く。
残りは後ろという事で・・・・・・以上。
勝村辰実「よし全員乗ったか?」
チェヨン「はい・・・・」
望月千代「はぁ・・・・」
勝村辰実「なんだお前ら?観音像みたいな目をして・・・・」
望月千代「ゴリラがいるんですけど。」
チェヨン「同文。」
勝村辰実「あぁ・・・・・・」
73式大型トラックの席にゴリラみたいな体格の男がいた。
日系人・・・・っぽい、いや日系人だ・・・・・
しかも、東北出身っぽい顔である。
そう思っていると・・・・・
前田猛「おいはゴリラじゃないでない、前田猛であります。」
望月千代「猛さん・・・生まれは・・・・」
前田猛「生まれは福島県須賀川市であります。」
地球統合軍海兵隊.第3陸戦部隊.前田猛.曹長
前田猛.階級は曹長。
出身、福島県須賀川市・・・・・・やはり東北人。
相撲や柔道をこよなく愛するような巨漢であり、怒ったらぶちぎれそう・・・と千代は思ったが・・・・
岩山鉄郎「お嬢さん、大丈夫ですよ。猛は滅多に怒らないしな。」
地球統合軍海兵隊.第3陸戦部隊.岩山鉄郎.曹長.通称ガンテツ
前田猛「そうです、特に女性に手をあげませんよ。」
望月千代「そうですか・・・・」
なんとも昭和時代のガキ大将みたいな風貌の男ガンテツ曰く前田は滅多に怒らない男との事。
確かにそう言われてみれば、そうかもしれないと思った・・・・
と思っているととなりに女性兵士が一人乗り組んだ。
袁菊蘭「失礼します。」
地球統合軍第1警務小隊.袁菊蘭.准尉
望月千代「どうも・・・」
袁菊蘭「袁菊蘭です、撤退命令の報告書を届けてくれて感謝します。」
望月千代「望月です、どうも。」
チェヨン「キムです、よろしく。」
黒い髪にポニーテールヘアーのベレー帽を被り、戦闘服に腕章にMPと書いてある物をつけているクールな女性兵。
彼女は袁菊蘭、警務官であり階級章を見るに准尉.将校である。
なんとも近寄りにくいが、1990年生まれ上海出身のアメリカ育ちであり士官学校の先輩らしい。
でも在学していた士官学校とは別の学校に在学していたらしい。
菊蘭の後に黒人の兵士でラッパー趣味のマイケル.髭を蓄え歴戦の勇士風のニコライ。
基地管制官の原優子.渋い顔をしたフランクリンなどの大勢の男女の統合軍将兵が乗り組んだ。
だけど・・・・・・・・・
チェヨン「なんか狭くない?」
勝村辰実「贅沢言うな、ジープは爆破されたんだし。」
望月千代「ついでに私のバイクも。」
73式大型トラックの中はかなり狭すぎる。
狭いというより20人以上乗っているため、最初に乗っていたジープの方が解放感ありすぎただけ。
千代は目の前に小柄で柴犬のような雰囲気の新兵.山県三郎.上等兵を前に。
左となりにチェヨン、右となりには菊蘭がいる構図となった。
で目の前にあるのは89式小銃、自衛隊から使っている銃。
アメリカ由来の兵士以外の日系兵は全員装備している。
なんせ89式小銃は日本人に使いやすい感じであり、チェヨンは祖国由来のK2ライフルを装備している。
菊蘭はM5カービンという地球統合軍で初めて統一されたライフルとの事。
今後は体格によってM5Aカービン.M5Jカービンなど人種によって使いやすいように、型をつけて製造すると言う事である。
望月千代「さてと時間は・・・・・・・・・かなり明るいな・・・・・」
チェヨン「アラスカの総司令部にどのくらいつくんだろう?」
望月千代「さぁね、敵の襲撃がなければいいけどかなりの時間は必要とするわね。」
チェヨン「確かに・・・・・」
望月千代「デストロイドやバルキリーもいるし、行きよりかはマシだと思うわ。」
チェヨン「まぁね。」
最後に気にする事は帰還するまでの安全かどうか・・・・・・
今回ゼントラーディ軍だけではなく、地球統合軍に恨みを持つ反統合同盟の襲撃まで予想されるようになった。
矢吹を助けるために反統合同盟に加わり襲った日系兵の西村を刺殺した。
そして同時に襲った斎藤も矢吹に返り討ちに遭う・・・・・・・
これからアラスカに行くまでは前回同様地獄の道。
さて本当に無事に帰る事はできるのだろうか、それが心配。
それに73式大型トラックであり外の様子が確認しずらい・・・・下手したら敵の攻撃を受けて死んだ事も知らないような事になるのかもしれない・・・
だけどその時はその時、いつ死ぬのが分からないのが戦場である。
軍に入って覚悟を決めた、野戦訓練の時歩けなくて教官に殴られたり多くの同期が腹を空かせているのに自分だけ食べて教官に怒られ同期から裏切り者と罵声を食らったり・・・・・・・・
多くの間違いを経験しそれを盾に軍人として前へ前へと進んでいった。
軍人としての運命が死であるのは構わない・・・・・・
もしこれが最後ならば、第78補給基地の面々を一人でも多くアラスカへたどり着かせる事を最後の使命として名誉にしたい。
千代はそう考えた。
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