マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

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第14話 バトロイドファイト

2016-09-10 20:53:29 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン
ラウラはパイロットスーツに着替えた。

既に全訓練生達がパイロットスーツに着替えており、格納庫には搭乗予定の
訓練用可変戦闘機VFー1Dの前で、茂人の激を聞いていた。
今回は実戦さながらの訓練を行う、気を抜くな・・・・・・・と

茂人はこれから行う訓練が実戦同様であり・・・・
少しでも気を抜く事ができない・・・

メリル「ラウラ、いよいよだね」

ラウラ「えぇぇあの女だけは好きにはさせない」

ラウラは数時間前に受けたメサーラからの屈辱的行為により
演習で全体が負けてもメサーラだけは撃墜しようと画策していた。
あの言動はラウラのプライドを傷つけており・・・・

仲のいいメリルや教官であるカゴメまでラウラの肩を持つようになった

カゴメ『ゲート3、識別番号120・・・発進どうぞ』

ラウラ「ラウラ・ベルタリア、行きます」

やがて茂人の訓示が終わるとどんどん訓練生達は基地から発進していき
メリルが先に出撃したのを確認するとカゴメのアナウンスを元・・・・・
発進口に侵入し、勢いよくゲートの外へ向かって飛び出していった。

基地の外に出たラウラは既に基地の外に出ていた僚機と合流
編隊を組みメサーラ率いる仮想敵部隊来襲に備えた・・・・・・・

桐原少佐「バッカニア少尉」

カゴメ「ハッ」

桐原少佐「戦場で相手の挑発に乗るな、軍人としては失格だ相手を見極めろとラウラに伝えろ」

カゴメ「あっはい・・・・・了解しました」

茂人は機種転換センター用の管制室でカゴメに通じてラウラに対する伝言を言った。

さっきのラウラとメサーラのやり取りを見て・・・・・
何かの罠に引っかかってるのではと茂人はそう思っており・・・
メサーラはラウラを挑発し自らの罠へ誘導しようとしているのではないかと
見抜いており、挑発に乗らないようにカゴメを通じてラウラに警告をした

が・・・・・・・・・

『こちら・・・うわっ』

カゴメ「えっ!?」

「どうしたのですか、そちらの状況は・・・・・」

『相手さん、いきなり上から奇襲・・・・・うわぁぁぁぁ』

戦闘開始の火蓋はメサーラが先手を打ち奇襲攻撃を仕掛けた事で始まった

ちょうど、訓練生が全機出撃し編隊を組み戦闘宙域に向かうところであり
メサーラからの強襲により混乱が発生、次々とメサーラらによりどんどん撃墜された

あまりにも突然の事態に茂人とカゴメは唖然としていた。

その頃、ラウラ達は・・・・・・・・

メリル「くそ、あいつセコいVFー4AライトニングⅢ通称サイレーンだなんて」

ラウラ「くっ・・・・・・強襲で味方が分断された・・・・・くそ」

メサーラの強襲により、苦戦を強いられていた。

数分前は多数の僚機が戦闘宙域に向けて出撃しようとしていたが
上からの強襲により部隊は散りじりになり・・・・・
メリル以外の友軍機の姿を殆ど見つけられない事態になっていた

それでもラウラとメリルで合計5機撃墜しており他よりかは善戦・・・
なんとか戦線を維持していた

メリル「み・・・ミサイル接近」

ラウラ「ちっ・・・・・・来たいか・・・・・・セコい女(メルトラン)が!!」

厳しい戦闘の最中、ラウラとメリルにミサイルの大群が飛んできた。

セミ・コンフォーマル式中距離誘導ミサイル12基で、回避するのに特に問題はない
ラウラとメリルは左右散開し、それぞれ半分ずつ接近してくるミサイルの相手をした

後ろから接近してくるミサイルに対し電子チャフを散布し・・
動きを鈍くし、バトロイドに変形してガンポッドで掃射し撃破した。
ガンポッドが命中したミサイルは自爆し、ラウラ達を追う脅威は消え・・・

ラウラは同じように脅威が消えたメリルと共に来る目標を待った。

直後・・・・・・・・・

メサーラ「戦場でセコいか、ゼントラーディ人なのにひ弱になったな」

ラウラ「ラック(何!?)」

メサーラ「戦場にセコいと甘える暇はない、私が戦場を教えてやる」

目標であるメサーラは突如現れた。

メサーラはバトロイド形態のVFー5000スターミラージュであり・・・・
他のVF-4AライトニングⅢよりも遥かに高性能の最新型であった。
そうしたが故か、メサーラはかなり余裕があり・・・・

ラウラ達を挑発し、怒らせる行為を連発する・・・・・・・

桐原少佐『ベルタリア候補生』

ラウラ「教官・・・・・・」

桐原少佐『相手の言葉に真に受けるな、それは罠に仕掛ける餌だ!そうやって・・・・』

ラウラ「言われなくたって私はやります・・・・・!!」

桐原少佐『ベルタリア候補生!』

そうした事態に茂人からの忠告がラウラの元に入った。

ラウラは茂人からメサーラの言葉に乗らないように警告するが・・・・
既にラウラは頭に血が上っており、茂人の言葉が届かない・・・・
そうした事態に頭を悩ませた茂人はメリルにも同様の警告をしたが・・・
結果はラウラと同じく聞く耳持たずであった・・・・

メサーラ「遅い!遅い!!」

ラウラ「くっ速い、これがあいつの力なのか・・・・・・メリル、今よ!!」

メリル「了解、至近距離からのミサイルとガンポッドの攻撃は避けられまい!!喰らえ!!」

メサーラ「無駄だ!!」

メリル「うそ・・・・うわっ・・・・」

戦闘はラウラとメリルは劣勢に陥り・・・・・・
メサーラにいつ撃墜されてもおかしくない状態に追い詰められた。

ラウラ達は茂人の警告を聞き入れずメサーラの言葉に乗った結果・・・・
上手く反撃の糸口を探せずどころか、一方的に追い詰められており・・・
いつ負けてもおかしくない状態だった・・・・

だけど、まだ・・・それはマシの状態であった・・・・
マシな状態の意味はこの後のメサーラのある命令で分かる

メサーラ「次は組織戦だ!行け!」

メサーラの命令により
ケロベロス中隊所属の一個小隊のVFー4AライトニングⅢがラウラ達に襲いかかった

ただでさえ苦戦していたラウラ達からすれば悪夢そのものであり
更に余裕のない戦いを強いられる事になる・・・・
それでもラウラは2機のライトニングⅢをガンポッドで撃墜し・・・・
そのまま演習場外に追い込む

メサーラ「流石ね、モーアから話聞いた時遊びがいのある奴が来たと思ったわ」

ラウラ「モーアだと!?」

メサーラ「そうモーア、やはりラウラは遊びがいがあるねぇ。他の奴とは大違い」

メサーラは今のラウラの活躍を見てニヤッと笑った。

モーア......絵里の情報通りの強さ・・・・
それを聞いたラウラは絵里が絡んでいると聞いて驚いた・・・・

絵里とメサーラは僅かな期間同じミリア隊の隊員として活動していた。
隊員全員第一次星間大戦を生き延び、それが縁で絵里とメサーラは交流を続けており
やり取りで、ラウラがマイクローン化し可変戦闘機パイロットになると聞いて
メサーラはラウラで徹底的に遊んでやろうと目論んだ

そんな事情を知らないで驚いてたラウラだが・・・・・

ラウラ「そんなのはどうでもいい、私にばかり見すぎてもう一人見失ったようだね」

メサーラ「何ぃ」

ラウラ「今よ!」

メリル「落ちろ!」

既に次の手を打っており・・・・・・
他のVFー4を退けたメリルがメサーラの背後を襲った

超至近距離からのバトロイドによるガンポッド.ミサイル.レーザーによる一斉射撃
この距離ならば外すわけがない確実に当てられる・・・・
ラウラとメリルはそう確信していた

が・・・・・

メリル「避けた」

メサーラ「甘いね!」

メリル「くっ左肩が」

ラウラ「メリル!?」

既にメサーラにより手のうちを見抜かれていた。

強襲を仕掛けたメリルは確実に命中できる距離いたが・・・
メサーラの規格外の回避により、全弾回避され・・・・
更に痛烈な反撃を加えられた・・・・

なんとか回避したメリルだが・・・・・・・・

メリル「次の手段発動」

メサーラ「何!?」

メリル「後ろ見ろ!くそ女!!」

ラウラ「後ろががら空きだな、くそ女!」

既に次の一手にラウラは打ち込んでいた。
次の奇襲はメリルに気を取られているメサーラの背後を突く・・・

メリルの奇襲に気を取られている隙にラウラは強襲を仕掛けた
メサーラの行動パターンは分かっている・・・・
それを前提に、メリルに気を取られたメサーラを・・・・・

ラウラが攻撃を仕掛け、左肩にガンポッドの銃弾を命中させ・・
メサーラの戦闘力大幅低下に成功し・・・
一気にメサーラに対しさらなる攻勢に出た

左肩がガンポッドの銃弾が命中したメリルは戦闘力は低下はしたが・・・・
すぐに態勢を立て直してラウラとメリルとの戦闘を再開した

だが戦闘力は低下したが、戦術を立て直し再びラウラ達を圧倒した

カゴメ「流石ラウラね、厳しい戦況でああも立て直すなんて」

桐原少佐「だが、勝敗のカギはラウラは握ってない・・・・ラウラには弱点がある・・・・・・」

カゴメ「弱点ですか・・・・・・」

桐原少佐「そうだ弱点だ・・・・・・・改めてラウラに伝えるしかない」

戦闘を見守っていた茂人はラウラとメリルの戦闘を高く評価した。

しかし

それでもラウラ達には危うき弱点が存在しており、改めて伝えようと・・・・
カゴメから通信席を借り、ラウラと交信を試みた。

茂人的にもラウラにどうしても伝えたい事がある・・・
可変戦闘機パイロットとして・・・・軍人としても・・・・
真剣にモニターを見つめ続けラウラと交信を始めようとする
茂人の姿を見たカゴメは・・・・・・・

カゴメ「どうか、ラウラが戦場で生き残れるコツを教えてください」

と言った。

ラウラの弱点・・・・それはラウラの生死に関わる事・・・・
それを放置したらラウラはいつか死ぬだろう
そんなのは絶対に嫌だ・・・・

ラウラの身を案じたカゴメは茂人の制服の袖を引っ張り
戦場で生き残れるコツを教えて欲しいと訴えた

桐原少佐「分かってる、あいつは俺の部下になる兵士だからな」

カゴメの訴えに茂人はニッと笑い応えた。

茂人的にも部下として扱った時に問題点が原因で死んだら困る

ラウラは優秀なパイロットだが、問題点がいつか足を引っ張って
今後戦死してしまう可能性がある

少しでも可能性を低くするためにも
戦場で生き残る上で大切な事を伝えなければならない
そう思った茂人はカゴメの要望に応えるため、ラウラと通信を試みた

桐原少佐『ベルタリア候補生』

ラウラ「はっはい」

桐原少佐『相手の挑発に乗るな、冷静に物事を見ろ!分析しろ!』

ラウラは茂人からの忠告を再び聞いた。

前回の忠告を無視したラウラだったが、今回はきっちり聴いていた。
可変戦闘機パイロットとしての経験と戦闘戦術は茂人の方が上・・・・・
さっき、忠告を聞いてなかったから苦戦を強いられた

きっちり聴いて打開せねば

そう考え茂人の話を聞いた結果が

-相手の挑発に乗るな、冷静に物事を見ろ!分析しろ

と言う忠告・・・・
短い言葉であったが、ラウラは不満を抱かずただ忠告をしっかり受けとめ
メサーラと決着をつけようと試みる

ラウラ「メサーラの動き読み取って見せる」

ラウラはメサーラの動きを読み取り、次の移動先を予測し
予測した先にガンポッドを向け、一気に決着を試みようとした・・・

今の状態はラウラとメリルでニ、メサーラで一だが・・・
メサーラがラウラ達を圧倒していた。
厳しい戦闘の中で、メサーラの動きを読み取る必要があり
そうそう、分析する余裕はない

その時だった

メサーラ「沈め!」

メリル「しまった!」

メサーラがメリルとラウラの間に立ち撃墜のためガンポッドを向けた

メリルはもう駄目と諦めかけるが、ラウラからしたらチャンスだった。
目の前の敵にメサーラは集中している、僅かだが分析し予想する時間はある

そう考えたラウラはメサーラの動きを分析予想し、一気に攻勢に一歩前に出た

ラウラ「もらった!」

メサーラ「甘い、動きは分かっている!同志うちに」

ラウラ「甘いのはお前だ!バカ!人をバカにするな!」

攻勢に出たラウラは、メサーラにガンポッドを向けるが・・・・
当のメサーラはラウラが自身の背後から狙ってくると予測してたのか
メリルと同士討にし、その余力でラウラ撃墜に動こうと正面から消え別方向に避けた

が・・・ラウラはその手に乗って無かった

ラウラはメサーラが何処に回避するのか予測しており・・・・
機体を動かし、メサーラが回避する地点の真上に移動した

メサーラ「馬鹿な」

ラウラ「終わりだ!」

メサーラ「よけられ・・・・」

予想していた地点にメサーラは回避しており、ラウラはガンポッドのトリガーを引いた

ガンポッドの銃弾はメサーラのVFー5000の各所に命中し撃墜に成功・・・
ラウラの急激な成長にメサーラは驚いていた・・・・

まさかここまで、進化するとは・・・・

驚くメサーラを尻目にラウラはメリルと共に他の戦場へ移動していった

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