オルガと会話が終わってラウラは自室のベッドの中でタブレットを開いて日記を書いていた。
今日の戦闘に関する自分の考えなどいろいろと書いた。
それとザースロン機関に関する愚痴とかも・・・・・・・・・・
ラウラ「後は何を書こうかな・・・・」
これから戦闘後の食事はあるが、どうせ食堂では食べずに缶詰かレーションを食うのだろう。
今のあの様子じゃ、いい食事を期待するのは・・・・・・・・・無駄なだけだな。
自室のある建物だけ幸せ・・・・・
食事が不味かろうが、地球にいる間の仮住居が残っていればそれでいい。
食事したら他の女性兵士の面々と会話し消灯時間に寝る・・・・・・・・・
今日はそれだけでいいし、疲れた・・・・・・・・・寝ようと・・・・・・
その後、ラウラの予定通りに済む就寝時間には寝た。
時に自由アルゼンチン軍残存部隊の襲撃もなく、平穏に・・・・・・・・・
翌朝・・・・・・・・・・
ラウラ「自由アルゼンチン軍基地が壊滅した・・・何故?」
吉野大樹「予測ポイントであるサウスジョージア・サウスサンドウィッチ諸島が攻撃され壊滅した、生存者はなし・・・跡形もなく消えた。」
ラウラ「跡形もなく?」
朝の朝礼から数時間後、大樹から自由アルゼンチン軍が壊滅したと言う話を聞いた。
一体何が起こったのか、なんでこうなったのか?
ラウラはいろいろと考える、一体何処のどいつが自由アルゼンチン軍を壊滅させたのか。
よく考えてみると.......
ラウラ「まさか........」
吉野大樹「どうしたんだ?ラウラ?」
ラウラ「ううん、なんでもない。なんでもないから。」
吉野大樹「おい!........なんだ、ラウラの奴。」
オルガの言う事が正しかった。
海上艦隊が動いたんだ・・・・・・・・・・
このような事が起きるとは・・・・・・・こんな重要な情報を・・・・・・・
ラウラは頭の中が真っ白になる・・・・・・・・
審議の沙汰が知りたいのでオルガの元へ走る。
本当なのか・・・・・・・どうか・・・・・・・
これは確実に当たっていると思う・・・・・・・・・
だけど・・・・・・・
ラウラ「なんですって!?海上艦隊が動いていない。」
オルガ「そうなのよ、海上基地にいるザースロン機関は海上艦隊が予定通りに動かないって・・・・」
ラウラ「一体・・・・・・・・・誰が・・・・・・・・・」
オルガ「分からない・・・・・・・・・・・・」
ラウラ「分からないって・・・・・あんた本当に特務機関の人間か!!」
海上艦隊が予定通りに動かない・・・・・・・・
オルガの予想は全く
「中尉・・・・・・・ちょっと・・・・」
オルガ「何・・・・ちょっと失礼・・・・・」
ラウラ「うん・・・・(なんだろう)」
ザースロン機関の別の構成員がオルガの元に来て連れていく。
ザースロン機関工作員と共に何処か別の場所に行くオルガを見たラウラは疑問に思う。
何か分かったのであろうか・・・・・・・
オルガ「なんですって!!本当!?」
「はいキャットはそのように・・・・・・・・・・・」
オルガ「まさかね・・・・・・・・」
ラウラと別の場所で構成員からオルガは自由アルゼンチン軍が壊滅した原因を知る・・・
自分も予想していたものとは大きく違う事実に・・・・・・・・・・
まさかあれを用いて攻撃を行っていたとは・・・・・・・・・
そのあれとは一体・・・・・・・・・・・
【新統合軍南米軍管区司令部外延部海軍潜水艦基地:司令室】
ここは新統合軍の南米軍の司令部の中にある潜水艦基地の司令室。
薄暗い部屋の中に複数の統合海軍将官とスーツを着た人間が座っていた。
一体何の会合なのか・・・・・・・・・・それはこれから語られる事である。
この会合とは・・・・・・・・・それは・・・・・・・・
「作戦通り艦載潜水艦隊による強襲攻撃で、自由アルゼンチン軍を壊滅させる事が出来ました。」
「よくやったな・・・・・・・・連中には物資を横流しし、戦力を増強させ思い上がらせ決起し。フォークランドの連中に撃退され戦力が低下した隙に我が潜水艦隊が強襲する・・・・・・・・その結果が自由アルゼンチン軍壊滅と言う戦果だな。」
自由アルゼンチン軍の殲滅に関して・・・・・・・・
今回の事件はこの統合海軍の将官らが関与していた。
物資を横流しし戦力を増強し思い上がらせ決起させ、フォークランドに攻め込ませ。
フォークランド駐留の新統合軍に負けて戦力を激減させ、その隙をついて強襲し自由アルゼンチン軍を壊滅させた。
殲滅させる事は新統合軍としては当たり前だが・・・・・・・・・
実際は彼らの物資を横流しをした事実を消すための口封じでしかなかった。
「しかし、ザースロン機関の鼠が動いているようだが大丈夫でしょうか?」
「大丈夫だ、連中に情報が漏れないように対策はしてある。」
「流石は閣下ですね。」
ザースロン機関が動いている事を把握している。
勘のいいザースロン機関なので、情報がバレていてもいいように。
目立つ場所では偽の情報を意図的に話すようにしており。
その結果、オルガや情報を聞いたザースロン機関の工作員はひっかかってしまった。
「さて次は自由アルゼンチン軍の壊滅した後だが、地味でつまらない弱小反統合勢力だな。」
「自由アルゼンチン軍は南米最大の反統合勢力でしたからね、それらと比べると頼りがいはないです。」
「そうだな、武器や物資の横流しをするか・・・・・・・・・」
次も武器や物資の横流しをする。
それはテロリズムへの援助となる・・・・・・・・
国民を守るべき新統合軍が脅威になる反統合テロリズムを援助するのはおかしい事・・・・・・
許されていい行為ではない・・・・・・・・憎むべき行為・・・・・
その行為をここにいる統合軍の将官が行おうとしている・・・・
「戦争をコントロールするのは我々のような軍人だ・・・・・・・・敵がつまらなくては軍なんぞ存続せんよ。ふはははははははははははは」
「その通りですな閣下。ははははははは」
戦争をコントロールする・・・・・・・・・・・彼らの主張・・・・・・・
己の利益のために・・・・・・・・・・
己の利益のビジョンが見えたのか基地司令官は笑い、その他のつられて笑い出す。
笑いが木霊する隠れ反統合思想を持つ軍人がいる・・・・・・・・・潜水艦基地司令室。
このまま彼らの思い通りになってしまうのか・・・・・・・・・
戦争を拡大されてしまうのか?
そう心配された時・・・・・・・・・
「動くな!!頭を両手につけろ!!」
「なんだね貴様らは?ここを何処だと思っている?」
アダムスカ「分かっているさ。・・・・・・・・我々はザースロン機関実行部隊のアダムスカだ・・・・・・・貴様らの容疑は確たる物になった。」
「ザースロン機関だと!?」
「対テロ工作機関なのか・・・・・・・」
司令室にザースロン機関の実行部隊マウンテンキャットが入り込んでくる。
全員赤いベレー帽と顔を隠すマスク、黒い軍服を身に着けサブマシンガンを構える姿に・・・
基地司令官やその他の将官と商人は怯える。
ザースロン機関と聞くと更に怯えてしまい、隊員たちを恐怖の対象として見た。
アダムスカ「こいつらを連行しろ!!いろいろと愚痴は言いたいだろうが、そんな暇はない急げ!!」
『ハッ』
アダムスカ「残りの隊員はデータを得るために俺についてこい!!」
『ハッ』
マウンテンキャット部隊のアダムスカは隊員に命令し基地司令以下将官を連行するように・・・・
残りの隊員には、データを回収するからついて来いと命令した。
隊員たちはそれに従い、行動・・・・・・・・・・残りはアダムスカの作業に従事する。
アダムスカは命令し終えた後、さっそくデータ回収を開始した。
自由アルゼンチン軍との記録や武器や物資の横流しのリストなど・・・・・・・
いろんな資料を確認する・・・・
アダムスカ「そっちはどうだ?」
「Sv系列の技術と極秘のSv開発生産工場の情報など手に入れました。」
アダムスカ「そうかご苦労。」
「ただ・・・・・・Sv開発生産工場はこの資料だけではないんですね、他の工場もあるらしいです。」
アダムスカ「今あるだけの情報だけでもありがたい、引き続き早く見つけ撤収するぞ!」
「了解しました。」
資料の中にはSv開発工場に関する事や、技術情報であった。
技術を提供した企業の名前を記した物はないが、これだけでもかなり有益な情報になる。
アダムスカはそれを見てデカしたと言わんばかりな顔をする。
アダムスカ「よし情報はこれでいい。後少しで統合海軍制圧部隊と海兵隊強襲部隊が来る。機関長の手回しだろうが、連中は我々の事は知らんだろう。脱出は早めにだ・・・後・・・・・」
「ハッ・・・・・・」
アダムスカ「発電所施設のブレーカーを落とし潜水艦を発進させないようにしてくれたまえ!」
「了解しました。」
全て必要な証拠と証人は手に入った。
後は連れて帰るのみ・・・・・・・・・早くしないと海軍と海兵隊の部隊がやってくる。
海軍と海兵隊の部隊はザースロン機関がいる事を知らず・・・・・
このまま突入したら同士討ちになってしまう可能性がある。
早めに脱出して今回の任務の責務を果たさなければならない。
アダムスカ「行くぞ!!」
『ハッ』
自由アルゼンチン軍に物資の横流し、証拠隠滅を図った将官を連れこの基地から去った。
ザースロン機関が所有するX型潜水艦に乗り南米軍管区司令部に向けて出発した。
それから数時間後、海軍と海兵隊の部隊が基地に突入。
潜水艦施設の制圧行動に入った。
ザースロン機関が拘束した将官らはすぐさま軍法会議にかけられ。
自由アルゼンチン軍との関係と、物資の横流し問題。
テロ活動の援助の件で有罪、死罪にはならなかったが無期懲役の刑が言い渡された。
ただ
この事件はまだ終わりではなかった。
話はフォークランド諸島付近に戻る・・・・・・・・・
時系列は・・・・・・・・アンサーズと第29飛行小隊のブリーフィング後の話・・・
アム「私、本社に帰ります。」
ラウラ「本社に?」
アム「今回の件でファントムちゃんがバレて呼び出しくらって、護衛お願いね。」
ラウラ「はぁ・・・・・さっのあれはそれか・・・・はいはい分かりましたよ。」
アムの新星インダストリー社に帰る。
帰る理由はファントムⅢの開発について・・・・・・・
何故バレてしまったかのかと言うと・・・・
新星インダストリー社地球南米支店がフォークランドエリアの統合軍が提出した映像を見てしまい。
そこにファントムⅢが映っていたため、発覚してしまった。
激怒した南米支店長が開発責任者であり、フォークランドにいたアムを呼び出せと統合軍に要請する。
その結果、アムは南米支店までファントムⅢを運んでお説教との事・・・・・・・
無論、護衛はアンサーズに任される。
搭乗者であるラウラが原因だが・・・・・・・・
南米軍管区司令部はそれを伏せてアンサーズに護衛命令を出している。
ラウラに責任を押し付けない為の配慮である。
更に・・・・・・・・
メラル「そのお荷物を背負う事になったのは私達なんだけど。」
ラウラ「メラル御免ね。」
メラル「アンサーズが教官として私達を教えているからこうなったんだから・・・・しょうがないわよ。」
第29飛行小隊も低空警戒として護衛として参加する。
アンサーズが教えている部隊なので、護衛として参加せよと南米軍管区が言ってきた理由で・・・
アンサーズが行う仕事を見る目的で・・・・・・
ラウラ「でもコマンチはどうしたの?」
メラル「倉庫にしまってあった予備機があったからね。」
ラウラ「それは良かった、足手まといになるから来ないかと・・・・」
メラル「なんだと!?」
準備の方は問題はない、後は出撃するだけである。
と言うよりかは、ラウラとメラルの喧嘩はあるものの。
これから共に活動する戦友。
仲良くしなくてはいけない。
ラウラとメラルにその意識があるか分からないが、これから頑張らないといけない。
どんな因縁があろうとも。
今日の戦闘に関する自分の考えなどいろいろと書いた。
それとザースロン機関に関する愚痴とかも・・・・・・・・・・
ラウラ「後は何を書こうかな・・・・」
これから戦闘後の食事はあるが、どうせ食堂では食べずに缶詰かレーションを食うのだろう。
今のあの様子じゃ、いい食事を期待するのは・・・・・・・・・無駄なだけだな。
自室のある建物だけ幸せ・・・・・
食事が不味かろうが、地球にいる間の仮住居が残っていればそれでいい。
食事したら他の女性兵士の面々と会話し消灯時間に寝る・・・・・・・・・
今日はそれだけでいいし、疲れた・・・・・・・・・寝ようと・・・・・・
その後、ラウラの予定通りに済む就寝時間には寝た。
時に自由アルゼンチン軍残存部隊の襲撃もなく、平穏に・・・・・・・・・
翌朝・・・・・・・・・・
ラウラ「自由アルゼンチン軍基地が壊滅した・・・何故?」
吉野大樹「予測ポイントであるサウスジョージア・サウスサンドウィッチ諸島が攻撃され壊滅した、生存者はなし・・・跡形もなく消えた。」
ラウラ「跡形もなく?」
朝の朝礼から数時間後、大樹から自由アルゼンチン軍が壊滅したと言う話を聞いた。
一体何が起こったのか、なんでこうなったのか?
ラウラはいろいろと考える、一体何処のどいつが自由アルゼンチン軍を壊滅させたのか。
よく考えてみると.......
ラウラ「まさか........」
吉野大樹「どうしたんだ?ラウラ?」
ラウラ「ううん、なんでもない。なんでもないから。」
吉野大樹「おい!........なんだ、ラウラの奴。」
オルガの言う事が正しかった。
海上艦隊が動いたんだ・・・・・・・・・・
このような事が起きるとは・・・・・・・こんな重要な情報を・・・・・・・
ラウラは頭の中が真っ白になる・・・・・・・・
審議の沙汰が知りたいのでオルガの元へ走る。
本当なのか・・・・・・・どうか・・・・・・・
これは確実に当たっていると思う・・・・・・・・・
だけど・・・・・・・
ラウラ「なんですって!?海上艦隊が動いていない。」
オルガ「そうなのよ、海上基地にいるザースロン機関は海上艦隊が予定通りに動かないって・・・・」
ラウラ「一体・・・・・・・・・誰が・・・・・・・・・」
オルガ「分からない・・・・・・・・・・・・」
ラウラ「分からないって・・・・・あんた本当に特務機関の人間か!!」
海上艦隊が予定通りに動かない・・・・・・・・
オルガの予想は全く
「中尉・・・・・・・ちょっと・・・・」
オルガ「何・・・・ちょっと失礼・・・・・」
ラウラ「うん・・・・(なんだろう)」
ザースロン機関の別の構成員がオルガの元に来て連れていく。
ザースロン機関工作員と共に何処か別の場所に行くオルガを見たラウラは疑問に思う。
何か分かったのであろうか・・・・・・・
オルガ「なんですって!!本当!?」
「はいキャットはそのように・・・・・・・・・・・」
オルガ「まさかね・・・・・・・・」
ラウラと別の場所で構成員からオルガは自由アルゼンチン軍が壊滅した原因を知る・・・
自分も予想していたものとは大きく違う事実に・・・・・・・・・・
まさかあれを用いて攻撃を行っていたとは・・・・・・・・・
そのあれとは一体・・・・・・・・・・・
【新統合軍南米軍管区司令部外延部海軍潜水艦基地:司令室】
ここは新統合軍の南米軍の司令部の中にある潜水艦基地の司令室。
薄暗い部屋の中に複数の統合海軍将官とスーツを着た人間が座っていた。
一体何の会合なのか・・・・・・・・・・それはこれから語られる事である。
この会合とは・・・・・・・・・それは・・・・・・・・
「作戦通り艦載潜水艦隊による強襲攻撃で、自由アルゼンチン軍を壊滅させる事が出来ました。」
「よくやったな・・・・・・・・連中には物資を横流しし、戦力を増強させ思い上がらせ決起し。フォークランドの連中に撃退され戦力が低下した隙に我が潜水艦隊が強襲する・・・・・・・・その結果が自由アルゼンチン軍壊滅と言う戦果だな。」
自由アルゼンチン軍の殲滅に関して・・・・・・・・
今回の事件はこの統合海軍の将官らが関与していた。
物資を横流しし戦力を増強し思い上がらせ決起させ、フォークランドに攻め込ませ。
フォークランド駐留の新統合軍に負けて戦力を激減させ、その隙をついて強襲し自由アルゼンチン軍を壊滅させた。
殲滅させる事は新統合軍としては当たり前だが・・・・・・・・・
実際は彼らの物資を横流しをした事実を消すための口封じでしかなかった。
「しかし、ザースロン機関の鼠が動いているようだが大丈夫でしょうか?」
「大丈夫だ、連中に情報が漏れないように対策はしてある。」
「流石は閣下ですね。」
ザースロン機関が動いている事を把握している。
勘のいいザースロン機関なので、情報がバレていてもいいように。
目立つ場所では偽の情報を意図的に話すようにしており。
その結果、オルガや情報を聞いたザースロン機関の工作員はひっかかってしまった。
「さて次は自由アルゼンチン軍の壊滅した後だが、地味でつまらない弱小反統合勢力だな。」
「自由アルゼンチン軍は南米最大の反統合勢力でしたからね、それらと比べると頼りがいはないです。」
「そうだな、武器や物資の横流しをするか・・・・・・・・・」
次も武器や物資の横流しをする。
それはテロリズムへの援助となる・・・・・・・・
国民を守るべき新統合軍が脅威になる反統合テロリズムを援助するのはおかしい事・・・・・・
許されていい行為ではない・・・・・・・・憎むべき行為・・・・・
その行為をここにいる統合軍の将官が行おうとしている・・・・
「戦争をコントロールするのは我々のような軍人だ・・・・・・・・敵がつまらなくては軍なんぞ存続せんよ。ふはははははははははははは」
「その通りですな閣下。ははははははは」
戦争をコントロールする・・・・・・・・・・・彼らの主張・・・・・・・
己の利益のために・・・・・・・・・・
己の利益のビジョンが見えたのか基地司令官は笑い、その他のつられて笑い出す。
笑いが木霊する隠れ反統合思想を持つ軍人がいる・・・・・・・・・潜水艦基地司令室。
このまま彼らの思い通りになってしまうのか・・・・・・・・・
戦争を拡大されてしまうのか?
そう心配された時・・・・・・・・・
「動くな!!頭を両手につけろ!!」
「なんだね貴様らは?ここを何処だと思っている?」
アダムスカ「分かっているさ。・・・・・・・・我々はザースロン機関実行部隊のアダムスカだ・・・・・・・貴様らの容疑は確たる物になった。」
「ザースロン機関だと!?」
「対テロ工作機関なのか・・・・・・・」
司令室にザースロン機関の実行部隊マウンテンキャットが入り込んでくる。
全員赤いベレー帽と顔を隠すマスク、黒い軍服を身に着けサブマシンガンを構える姿に・・・
基地司令官やその他の将官と商人は怯える。
ザースロン機関と聞くと更に怯えてしまい、隊員たちを恐怖の対象として見た。
アダムスカ「こいつらを連行しろ!!いろいろと愚痴は言いたいだろうが、そんな暇はない急げ!!」
『ハッ』
アダムスカ「残りの隊員はデータを得るために俺についてこい!!」
『ハッ』
マウンテンキャット部隊のアダムスカは隊員に命令し基地司令以下将官を連行するように・・・・
残りの隊員には、データを回収するからついて来いと命令した。
隊員たちはそれに従い、行動・・・・・・・・・・残りはアダムスカの作業に従事する。
アダムスカは命令し終えた後、さっそくデータ回収を開始した。
自由アルゼンチン軍との記録や武器や物資の横流しのリストなど・・・・・・・
いろんな資料を確認する・・・・
アダムスカ「そっちはどうだ?」
「Sv系列の技術と極秘のSv開発生産工場の情報など手に入れました。」
アダムスカ「そうかご苦労。」
「ただ・・・・・・Sv開発生産工場はこの資料だけではないんですね、他の工場もあるらしいです。」
アダムスカ「今あるだけの情報だけでもありがたい、引き続き早く見つけ撤収するぞ!」
「了解しました。」
資料の中にはSv開発工場に関する事や、技術情報であった。
技術を提供した企業の名前を記した物はないが、これだけでもかなり有益な情報になる。
アダムスカはそれを見てデカしたと言わんばかりな顔をする。
アダムスカ「よし情報はこれでいい。後少しで統合海軍制圧部隊と海兵隊強襲部隊が来る。機関長の手回しだろうが、連中は我々の事は知らんだろう。脱出は早めにだ・・・後・・・・・」
「ハッ・・・・・・」
アダムスカ「発電所施設のブレーカーを落とし潜水艦を発進させないようにしてくれたまえ!」
「了解しました。」
全て必要な証拠と証人は手に入った。
後は連れて帰るのみ・・・・・・・・・早くしないと海軍と海兵隊の部隊がやってくる。
海軍と海兵隊の部隊はザースロン機関がいる事を知らず・・・・・
このまま突入したら同士討ちになってしまう可能性がある。
早めに脱出して今回の任務の責務を果たさなければならない。
アダムスカ「行くぞ!!」
『ハッ』
自由アルゼンチン軍に物資の横流し、証拠隠滅を図った将官を連れこの基地から去った。
ザースロン機関が所有するX型潜水艦に乗り南米軍管区司令部に向けて出発した。
それから数時間後、海軍と海兵隊の部隊が基地に突入。
潜水艦施設の制圧行動に入った。
ザースロン機関が拘束した将官らはすぐさま軍法会議にかけられ。
自由アルゼンチン軍との関係と、物資の横流し問題。
テロ活動の援助の件で有罪、死罪にはならなかったが無期懲役の刑が言い渡された。
ただ
この事件はまだ終わりではなかった。
話はフォークランド諸島付近に戻る・・・・・・・・・
時系列は・・・・・・・・アンサーズと第29飛行小隊のブリーフィング後の話・・・
アム「私、本社に帰ります。」
ラウラ「本社に?」
アム「今回の件でファントムちゃんがバレて呼び出しくらって、護衛お願いね。」
ラウラ「はぁ・・・・・さっのあれはそれか・・・・はいはい分かりましたよ。」
アムの新星インダストリー社に帰る。
帰る理由はファントムⅢの開発について・・・・・・・
何故バレてしまったかのかと言うと・・・・
新星インダストリー社地球南米支店がフォークランドエリアの統合軍が提出した映像を見てしまい。
そこにファントムⅢが映っていたため、発覚してしまった。
激怒した南米支店長が開発責任者であり、フォークランドにいたアムを呼び出せと統合軍に要請する。
その結果、アムは南米支店までファントムⅢを運んでお説教との事・・・・・・・
無論、護衛はアンサーズに任される。
搭乗者であるラウラが原因だが・・・・・・・・
南米軍管区司令部はそれを伏せてアンサーズに護衛命令を出している。
ラウラに責任を押し付けない為の配慮である。
更に・・・・・・・・
メラル「そのお荷物を背負う事になったのは私達なんだけど。」
ラウラ「メラル御免ね。」
メラル「アンサーズが教官として私達を教えているからこうなったんだから・・・・しょうがないわよ。」
第29飛行小隊も低空警戒として護衛として参加する。
アンサーズが教えている部隊なので、護衛として参加せよと南米軍管区が言ってきた理由で・・・
アンサーズが行う仕事を見る目的で・・・・・・
ラウラ「でもコマンチはどうしたの?」
メラル「倉庫にしまってあった予備機があったからね。」
ラウラ「それは良かった、足手まといになるから来ないかと・・・・」
メラル「なんだと!?」
準備の方は問題はない、後は出撃するだけである。
と言うよりかは、ラウラとメラルの喧嘩はあるものの。
これから共に活動する戦友。
仲良くしなくてはいけない。
ラウラとメラルにその意識があるか分からないが、これから頑張らないといけない。
どんな因縁があろうとも。
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