黒木先生の最近のレポート
2022年9月19日黒木登志夫
https://lifemedicom.app.box.com/s/q5i89eqwko6r73x6npy1x49nnp66jdkg
これからの関心事をテーマにしています。
◎第8波は来るか
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これからの関心事をテーマにしています。
◎第8波は来るか
”BA.5に取って代わる変異ウイルスがあるかどうか調べましたが、BA.5に取って代わって感染を広げる変異ウイルスの候補はないようです。あったとしても、感染力は弱いでしょう。”
<イングランド>Sanger 研究所のゲノム解析データ。ピークの高さは低く収束に向かっている(1)。



BA.5が92%、BA.4が5%を占めている。
<アメリカ>ゲノム分布(CDC)(2)。


BA.5が81%、次いでBA.4.6が少しずつ増えてきて12.8%である。BA2.75(ケンタウロス)は1.4%に過ぎない。
<日本>同様、BA.5が主流。


on world in dataより入手
黒木先生は、
“BA.5の後には、感染力の強いオミクロン変異亜株はないようだ。BA.2.75もスピードが遅く、第8波にまで至るかどうか疑問である。(しかし、前々回、同じようにSangerとCDCのデータに基づいて、BA.5は大きな波にならないだろうと予測して間違えたので、日本でどうなるかは、注意してみていくほかにない)。”
としています。
また、
◎新しいワクチンはオミクロンに効果がある
Modernaワクチンの安全性と有効性
・オミクロンワクチン(mRNA1273.214)の副反応。局所反応、全身症状ともに、従来のワクチン(mRNA1273)と変わりがない(5)。

・オミクロンワクチン(mRNA1273.214、赤丸で囲んである)と従来のワクチン(mRNA1273)の中和抗体価(29日後の血清の中和抗体を測定)。
A(上)は、従来のウイルス株(D614G)、B(下)は、オミクロン株に対する効果。
赤字のAとBを比較すると、オミクロンワクチンmRNA1273.214の効果が分かる(5)。

黒木先生は、
”以上の結果から、オミクロンに対して設計された抗体は、オミクロンに対して(少なくとも29日間は)十分に効果を発揮する。
副反応にも差がないので、4回目の接種券が届いたら、オミクロンワクチンを選ぶべきである。”
とオミクロンワクチンを勧めている。
大阪府データより作成

新たな変異株の展開がないこと、あるいは冬の時期に重なることのないよう、この第7波が急速に収束にするよう願わざるを得ません。